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0069 ディープフェイクは不気味の谷を完全に超えた

これまでもこのnoteで、AIが生み出すフェイク画像や映像、音声などを紹介してきましたが、これはちょっと一線を越えている感じがします。

スタンリー・キューブリックが監督した、ホラー映画の金字塔「シャイニング」。ジャック・ニコルソンの怪演で有名ですが、この狂気に満ちたジャック・ニコルソンの表情をAIがジム・キャリーに置き換えてなお、その迫力を保っています。

若干違うシーンですが、元素材との比較映像はこちら。

いやいや、ジム・キャリー版も、ほとんど「リアル」に見えますね。

ちなみに、↑こちらの表情は

ジャケットにも採用された、この映画の象徴ともいえる「叩き割ったドアの裂け目から顔を出したジャック・ニコルソンの狂気に満ちた表情」を撮るためにキューブリックはわずか2秒程度のシーンを2週間かけ、190以上のテイクを費やした。 - wikipediaより

とのこと。

こういった微妙な表情まで(しかも簡単に)移植できてしまうというのは、驚きを禁じえません。

今後は、こういったフェイク映像を見極めるのはとても難しくなってくるので、また別のマインドセットや社会通念が必要になってくる気もします。

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