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MBAの新入生向け懇親会をZoomでやってみた

青学MBAの取り組みに触発され、一橋MBAでも新入生と新M2の懇親会をZoomでやってみました。青学MBAの取り組みは以下ご参照。

青学では講義のオンライン化が早々に決定され、緊急事態宣言発令前から企画が動き出し、色々企画を練られたようですが、一橋では講義のオンライン化が決まったのは緊急事態宣言発令後(か、直前かそのあたり)。「一体どうなるんだ?」というのが我々新M2にも広がっていました。

そんな中、新入生の入学前合宿が中止になったとの話を聞き、新M1のみなさんは、GW明けの初講義で初めて顔合わせをする訳で、しかもそれがオンライン。これは横のつながりを作るのは非常に難しいだろうと考え、縦のつながりも作りたい思いもあって、やっちゃおうという考えに至りました。しかし、やろうと決めたのが4月半ば。実際やるとしたら講義開始前だから4月中。全員参加したら200名近く。準備の時間などは殆どなかったのでぶっちゃけ「ぶっつけ本番」に近かったのですが、皆さんには満足はしていただけたようなので一安心です(結果として半分の100名近くに参加いただきました)。

ここでは、やってみて気づいたことや次回からの改善点などを書いていこうと思います。

日程調整をとにかく急げ

まずは日程調整。半月後の実施予定だったので、約2週間の「調整さん」をつくって、千代田の同級生にはMLで連絡、国立の同級生と新1年生には国立側のブリッジをやってくれている同級生にお願い(一橋は全日制の国立MBAと働きながら通う千代田MBAの双方があるのです)。国立側は縦の同じ会社の人が新1年生にいたりして縦のつながりがあったので助かりましたが、私のいる千代田側は新1年生へのパイプがありませんでした。そこで、大学院事務室の方にお願いして新1年生のMLに私からの連絡を転送してもらうことにしました。大学院事務室にお願いする前に、ワークショップ(ゼミのようなもの)の担当教授に相談してみたりなど紆余曲折ありましたが、なんとかなりました。最初は私と同じワークショップの数名にサクラになってもらって調整さんに5,6名先行して入力してもらったりなど、次の人が入力しやすいような地味な工夫もやりました。告知後3日目ぐらいまでは緩やかな増え方でしたが、1週間もすると一気に60名超に膨れ上がったので、やはり期待値は高かったんだなぁと実感。締め切り前のリマインドももちろん忘れずに。

プラットフォームはZoom

日時決定と並行してどうやってオンラインMTGをやるかを考えましたが、会社で複数のツールを使って使い勝手の良さを知っていたことからZoomを選択。参加者は発行されたURLを叩けばいいだけでID登録も不要という手軽さが一番の決め手です。

テーブルのようなレイアウトのUIがあって、自分が行きたいところに好きに移動ができるRemoというツールも考えましたが、参加者もユーザ登録をする必要があったので断念。Remoはお互いが知った仲でのオンライン飲み会とかではZoomよりも使い勝手が良さそうです。↓参考。

ブレイクアウトセッションは5~6人グループがベスト

Zoomには参加者を少人数グループに割り振るブレイクアウトセッションという機能があります。この機能を使えば、100人が全員で話すというカオスを避け、少人数グループで会話を楽しむことができます。オフラインの飲み会の席だと大体4人~6人ぐらいで1つの話題になることが多いので、ブレイクアウトセッションでも同じぐらいの人数で調整しました。実は1回目のセッションでは間違えて10人グループにしてしまい、1セッション30分ぐらい使ってしまったのですが、1回目は自己紹介で時間も使うので結果的にはまぁ良かったのかなと思ってます。2回目以降は5~6人グループを20個近く作るような感じで進めました。

ブレイクアウトセッションは手動で誰をどこのセッションに割り当てるかをホスト側が決めることもできますが、参加人数がめちゃ多くてめんどくさいので、もうそこは自動でZoom任せ!

「ではみなさんいってらっしゃ~い」という感じで送り出しました(青学のマネです)

話すお題はチャットに貼って通知

いざセッションに入ると、初対面同士が多いので会話の内容に困ることが予想されました。ですので、事前に話すお題をPPTに用意していたのですが、ブレイクアウトセッションにホストが画面共有で割り込むことはできない(とやってみてわかった)ので、お題はチャットで全員に通知してそのお題に沿って話してもらいました。セッション2,3回まわすとみなさん慣れてきたようで、M2の方が上手くリードして会話を盛り上げてくれました(一番最初に、全員に向かって、「M2の方が話をリードしてくれますので~」という無茶振りは忘れないようにw)

ファシリテーター(幹事)はセッション中はいくつかのグループにちょっと顔を出す程度がよい

ブレイクアウトセッションをみなさんがやっている間、ホストである幹事はぶっちゃけ暇です。が、意外にやることがあります。遅れてきたひとをすでにやっているセッションに入れてあげたり、Wifi切れて戻ってきたひとを戻してあげたり。

もう一つ気を使ったのは、M1だけしかいないグループに顔を出すことです。会話が盛り上がっていればそれでいいし、ちょっと停滞気味であればホスト側が誰かに話を振って話が始まれば、「みなさん楽しんでください~」という具合にさっと出ていく、というのが良かったかなと思います。

1年間の紹介スライドを用意しておくとよい

懇親会は、小さいお子さんがいる方のことも考慮して21:00~23:00、途中参加途中退出OKという形にしていました。が、さすがにずっとブレイクアウトセッションだけだとつまらないので、マーキュリー会という一橋MBA同窓会で使った1年間の紹介スライドで学生生活を紹介し、1年のイメージを掴んでもらいました。

ポイントは、このスライドは会のちょうど真ん中あたりでやることです。前半がほぼ自己紹介で費やされ、後半になるに従って講義や学習計画に対する話題にシフトしていくと読んで、後半の冒頭で講義や学習計画に関するインプットをした形ですね。

中締めのあとはフリートークの時間を用意しておく

1年の紹介スライドでプレゼンをしたあと、2,3回ブレイクアウトセッションを挟むとあっという間に23:00です。Zoom懇親会でよくあるのが、自宅でやるため際限なく続いてしまうこと。それぞれ参加している事情もありますからこれはさすがに避けましょう。23:00の時点で参加者の写真撮影(やろうと申し出てくれた方がいたのでおまかせ!)をして、一旦中締め「皆さんまた会いましょう~」という感じで、退出したい方は退出、残りたい方は残ってもらう、という形を取りました。

結果的に15名近くが残ったので、残り1時間をブレイクアウトセッション3回ぐらい回してお開きとなりました。

ほぼぶっつけ本番でやったZoom懇親会ですが、Zoomの使い方さえわかっていれば、幹事は「神の声」(また青学のパクリですがw)を発すればいいだけなので意外とすんなりと実施できます。参加者の満足度も高いです。

今度は同級生だけでやってみたいと思います。

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