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人参のワレや規格外品について

おはようございます。
クレトファームのホリエッティです。

人参の播種作業があと1反で終わりです。サムイ。。。

週に一度、公開収録したものを切り取って毎日投稿だ!と言い切っております、クレトファームです。
10分ごとにテーマを決めてしゃべる、というやり方に変えて3週目ですかね。ようやく馴染んできた感じがして一人ニヤけております。よろしくお願いいたします。


では、今日は規格外品について書きたいと思います。

規格外品の中でも病気や腐りによる規格外もありますが、今回はその中でも『ワレ』『マタ』について考えた後、秀品率を上げるためにクレトファームがどう考えて農産物を生産しているのか書きたいと思います。

まず、『ワレ』とは人参の中心に線が入り、ひどいものでは芯が見えるほどぱっくり割れているものをいいます。

次に『マタ』とは地上部では1本の人参に見えるものが地下茎で分裂していて2股もしくはそれ以上に分裂しているものをいいます。(よくTwitterでも見る走っている人参や抱き合ってるように見えるやつです)

『ワレ』の原因は水分過多や窒素過多、『マタ』の原因は前作の稲などの残渣の分解不足が原因と考えられています。

しかし、『ワレ』が多い畑があった時に水はけがよくなかったから、仕方ない。

と考えるのは時期尚早な気がします。
『ワレ』が起きている畑の中には『ワレ』ていない人参がありませんか?

私は『割れていない人参はなぜ割れなかったのか』、このことについてもっと考えるべきだと思います。

私は1本1本を比較した時、割れているか割れていないかという2者で考えるのではなく、『ワレ』の状態にも段階があると思うのです。つまり芯まで見えるほどパッカーンと割れているものから、ピッと筋が入っているだけのような状態まで、『ワレ』には段階がありそうです。

とすれば、
『ワレ』の状態に段階があるなら、『ワレ』ていない状態にも段階がある。
割れそうになる直前の人参やまだ割れていないがもう一度ストレスが来たら割れちゃうぜ、みたいな人参がいるってことです。
0の状態が綺麗でぴかぴかの状態で1を超えた瞬間に割れると仮定すると、
0.9や0.8くらいの健康度の人参もいるんではないでしょうか。

植物も人間と同じで生きているのでどのタイミングで病気になるのかや調子が悪くなって『ワレ』るのかは個体差があるでしょう。なので、0.8位の健康度で割れてしまう人参もいれば、1.2位までストレスがかかっても割れない人参もいるでしょう。

こういったことから考えるに、人参には我慢できるストレス(水分の過不足や肥料の過不足、高低温障害、または人参なら隣との株間など)の許容量があってその許容量を超えた瞬間から何かしらの問題が出だすのではないか思います。

つまり、悪い人参ができる原因はひとつではないということです。
確かに水分過多が大きな原因のひとつではあるが、割れていない人参があるなら、そいつにとっては許容できるストレスだったということです。

ストレスを除くことはもちろんするべきでしょうが、そのストレスの許容量を増やす、人間で言うなら健康な体を作る、そういう考え方で病気や『ワレ』などに負けない栽培方法を実践していきたいと思っています。

人間も植物も、ぽきっと折れるほどのストレスはいけませんが、大きなストレス(問題)を克服したときにこそ大きく、美味しくなるのだと信じています。



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