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『発酵文化人類学』を読む

文化人類学とは

人間の生活様式全体(生活や活動)の具体的なありかたを研究する人類学の 一分野である。(wikipediaより)

【wikipedia】

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%8C%96%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E5%AD%A6

発酵文化人類学とは

発酵を通して、人類の暮らしにまつわる文化や技術の謎を紐解く学問

すでにあるモノを集めて編集しなおし、文化や技術の歴史に新しい視点を持ち込む。 p.11

『発酵文化人類学』小倉ヒラク 著
角川文庫 (2020.06.25)

発酵:微生物が人に役立つ働きをする
腐敗:微生物が人に有害な働きをする

発酵文化:微生物の力を引き出す技術の結晶!! pp.22〜23

【麹】お米や麦、大豆など穀物一般に発酵カビを生やしたモノ。

【糀】お米が原料(日本独特) 

社会を酵母菌の働き方から

1) ホモ・ファーメンタム

2) 風土と菌のブリコラージュ

3) 制限から生まれる多様性

4) ヒトと菌の贈与経済

5) 醸造芸術論

6) 発酵的ワークスタイル

7)よみがえるヤマタノオロチ

『発酵文化人類学』の著者 小倉ヒラクさんのブックトークより

(2017.07.01.)

「発酵文化人類学」と「まちづくり」
発酵デザイナーの小倉ヒラクさん。
以前は、ソーシャルデザイナーとして「まちづくり」にも関わっておられました。
小倉さんが「まちづくり」で、地域に入る時にマークするのが〘酒造蔵〙や〘醤油蔵〙だそうです。

なぜか!?

酒造蔵や醤油蔵を営んでおられる家は、地元でも名士と云われ、歴史と伝統ある家が多い。
蔵には麹菌が棲みついていて、建物を建て替えると麹菌が新たになり、培われた味が損なわれる。
そのために、昔からの建物を大切に継承されている。

また、概して酒造蔵や醤油蔵のご主人は「まちづくり」に理解がある。との事でした。

昨夜(7/1)は、お酒・発酵・まちづくり など、麹をキーワードに いろいろな話を聞く事が出来、有意義な時間でした。

『発酵文化人類学』小倉ヒラク 著
角川文庫 (2020.06.25)

【ブックレビュー】

https://www.kadokawa.co.jp/product/321912000315/

2020.09.26

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