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『発想法』 resourceful 渡部昇一


『発想法』渡部昇一 著
講談社現代新書 (1981.11.20.)

【はじめに】

発想法と云うと川喜田二郎氏の著書が有名だが、英語を専門とする方が「発想とは」を解説すると

resourceful 才知(工夫)に富んだ
その時々の状況に対応出来る能力、または技倆(ぎりょう) p.14より

後天的な工夫や努力で、井戸の数を増やし、深さと豊かさを増し、たえず井戸を汲み続けること。

1980年(昭和55年)電通の夏期大学でコピーライターの方達を対象に講義された内容を中心に書かれています。

【目次より】

1) リソースフルとは
智謀湧クガ如シ
resourcefull の根と広がり
新局面に対応できる能力

2) 発想の井戸を掘る
井戸の数を増やす

3) 自分の体験をみがく
自分の部屋を旅行する
不幸な体験こそ大切に

4) 発想の泉としての語学

5) 井戸の深さが自信を生む

6) カンを養う 

7) 異質の目をもつ
井戸の水が溜まるまで待つと、待っている間に熟するどころか、考えそのものが出なくなる。p.191より

8) 天からの発想・地からの発想
絶えず井戸を汲み続ける
心の琴線を張る
いろいろな情報源でピーンと自分の心の琴線に触れるモノを汲み取っておく。
p.240より
心の琴線を貼り、いろいろ雑多な情報源から本当にピーンとくるモノを注意して集め、そのピーンとが本当かどうか、ゆっくりと検証する。
p.242より

【講談社ブックレビュー】

【発想法】川喜田二郎・山浦晴男

2023.10.26.