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天竺鼠と野菜、ネタ作り

2022年6月8日、テレビ東京で放送されたバラエティ番組「あちこちオードリー」。ゲスト出演していた天竺鼠のボケ担当・川原克己さんがネタ作りについて興味深いことを話していた。

若林:3人はネタ作りの仕方が気になっちゃうな、俺は。川原さんはネタ作りは瀬下さんと一緒にやってるんですか?

川原:いや完全に僕が(ひとりで)やってるんですけど。NSCのときに八百屋で働いてたんですよ。で、八百屋の社長に野菜1個もらって、例えばカボチャ。このカボチャでどうやってコント作ろう?みたいな。で、「社長、なんか野菜1個貸してください」っていって、借りて、ネタにしてたんです。なんで野菜中心にネタを考えていたんで。

春日:野菜コントだ!

若林:食事のことでしか「野菜中心」って聞かないですけど。

川原:僕らのコントを見たら、旬の野菜がわかるっていう。

春日:ナス(のコント)も、そういうこと?

若林:野菜への愛っていう気持ちっていうか?

川原:そうですね。そんで市場で働いてたんで、本当に眠たかったんで「眠たい」って言った。

(テレビ東京「あちこちオードリー」2022年6月8日放送回より引用、太字は私)

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ナスのコントとは、こんな感じ。

最初に見たときは、なぜこんなバカバカしいことが思いつくんだろうと。シュールとか、そういった言葉で表現できず言葉を失った。衝撃的で、何度も繰り返し観たのを憶えている。

ネタは野菜から発想していた」という発言。

これはMCを務めるオードリーに対する、芸人的なリップサービスかもしれない。

だが、突飛な発想とは、案外身近なところにヒントがあるものかもしれない。日々noteやエッセイを書いている身としては、「何か良いネタはないか」と探してしまうものだけど、視界に入る素材をきっかけにしていくらでも膨らませられるのではないか。

しかも川原さんの場合、「笑い」まで高めている。

誰がナスで爆笑をかっさらえると思うだろうか。「眠たい」というだけでネタが作れると思うだろうか。

そんなネタ作りの妙を感じる放送だった。TVerであと数日は観れるので、興味ある方はご覧ください。

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