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PCが重たかったが…

PCといえば、ひきこもりにとっては社会と交流する為の唯一の窓です。

合計でもう17年程ひきこもりなので、もしこれが使えなかった場合、私は今のように言葉を綴ったり、思考するだけの能力を保ててはいなかったことでしょう。

寝巻のままで床を這いずりながら、そこらじゅうにカップラーメンやポテトチップスの殻が転がっていたりする、そういう生物へと成り果てていた筈です。そして時折は恍惚の笑みを浮かべながら「ウミノソコ カミサマ ウミノソコ カミサマ…」などと謎の言葉をぶつぶつ呟きます。ふと風が吹いてカーテンが揺られた瞬間、部屋の中を照らす日光によって、私が零していった涎の筋が怪しい煙を放っているのが見えます。日光がよほど眩しかったのか、私は針で刺された芋虫のようにバタバタのた打ち回りながら、掠れた声で悲鳴を上げるのです。ひきこもりにとって、それくらいPCが重要なのです。

ところがここ最近、そんな重要な私のPCには異変が起きていました。

作業の合間合間に画面がフリーズする(固まる)ようになったのです。まるで中で物にモノでもつっかえたかのように、ディスクシステムが猛回転を続けることが頻発するようになりました。

Discordでの通話中にまでフリーズして先方(せんぽう)に迷惑を掛けてしまった時は、いよいよ寿命かと覚悟したものです。PCにとっても、私にとってもです。

実際、購入から7年ほど経過していることもあり、経年劣化もしていたのでしょう。ですが、当時は色々な所有物まで売り払い、骨身を削る覚悟で15万程支払って購入したPCです。今となっては非常に後悔していますが、その際にお金が足りず、骨や臓器まで幾つか売り払ってしまいました。

それに、今はもう売り払うような骨も臓器もありません。かといって、PCという唯一の理性の命綱を失い、邪悪な芋虫に退化するわけにもいかない。何としても使い続けたい一心で、「PC 重い時」「PC 軽くする」など、思いつく限りの単語を検索エンジンに打ち込みました。

思い付く限りといっても、それくらいしか単語の組み合わせが思いつきませんでしたし、ネット記事にある内のどれを試してみたところで改善が見られませんでした。強いて言えば、「デフラグ」というメンテナンスの後に一時的にPCが軽くなった程度です。

しかしつい先日、私の気まぐれな行動によって状況が大幅に改善するに至りました。

何となく思い付きで、「Sysmain」というプログラムを再起動させました。PCが重くなる原因だと聞いて、何年も前に停止していたものです。その上で再び「デフラグ」を行ってみたのです。すると、以前デフラグを行った直後にだけ起きたPCの軽さが、なんとそのまま持続してくれているのです。

改めて調べてみて知ったのですが、そもそもSysmainとはPCの快適性が保てるように裏で働いてくれる、いわば常駐のお掃除ツール。基本的には停止させてはいけないもののようでした。まずはデフラグで一斉掃除を行った後に、お掃除係にもそのまま頑張ってもらうことで、PC内に断片ゴミが溜まりづらく綺麗な状態が持続できるようになったのではないでしょうか。

「Sysmain」を起動+「デフラグ」
もしも私と同じように、PCがやけに重かったりフリーズするという方は、良ければ一度試されてみてください。

何にしても、私はひきこもりである以上はPCを損なうわけにはいきません。
もうこれ以上、アホにはなりたくないからです。



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