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ガチオホ近況報告

気づいたらアニメは放置気味、虚空を睨みつけながら虚無顔ダブルピースで甘オホしてたら休日が終了。春アニメは面白いけど、普通にバテちゃった。冬アニメをフル無視してたツケが完全に来ている。お久しぶりです、空ノパフェです。

まともに注目してるのはユーフォ、ガルクラ、無職くらいだし、あとは適度に力抜いて見ればいいんだけど、こうなると適度に力抜けるアニメしか視聴できなくなる未来が見えてかなりマズい。「面白い」アニメは体力いらないけど「凄い」アニメは体力を使うから。そういう意味じゃ、今クールを追ってる人間にとって変サラが人気高いのも納得できる。面白くて体力がいらないんだよな。あのアニメ。一本芯の通った強いストーリーがある訳ではなく、その場その場の展開で見せるタイプのキャラコメディは毎クールリアタイに近い形でアニメ見てる人間が一番楽しみやすい形式なんだと思う。もちろん変サラに関していえば、取り扱ってるものの面白味やファンタジー設定の咬ませ方の上手さもある訳だけど、気軽に見れる理由はそれだろう。今期でいったら日当たり天使やゆるキャン三期も、コメディを日常萌えに振っただけで根本の楽しさは変わらない。この手のものは名作として数えられないにせよ、ちゃんとアニオタやらせて頂いてる感じがしてかなり良い感じ。

ブルアカアニメはシナリオが対策委員会編の最初の方だし、曖昧だったキヴォトスのディティールを楽しむ段階もそろそろ終わってきて、案の定だが割りかししんどい。話だけでいったら今やってる範囲の無職もそうなんだけど、ブルアカの場合映像の方もお~ん?と首を傾げる構図の取り方をする瞬間があってかつアクションがタルいのがしんどさを助長してる。とはいえ駄目なとこばかりではない。文章と映像のテンポが食い違う問題に関しては多少諦めていたんだけど、元のブルアカが地の文抜き、会話劇で話が進むからってのもあるんだろう、その辺はまだ違和感少なめでまとまった感じがしていて良いと思った。OP、ED共に言う事なし。本編もこれくらい詰められたらってのは贅沢かなあ。俺はエンディングの80年代ニューウェイブ感あるイントロが好き。同じソシャゲアニメのおシャニはもう触れることすら億劫です。

アニメ以外のコンテンツでいえば「ヒラヒラヒヒル」をプレイしていた。「終のステラ」といい、Keyのキネティックノベルの感想をあまりエロゲくんたちから聞かないけど、やっぱ往年の人らがのびのび潤沢なとこで書いてるだけあって、エロゲやってる時よりシナリオの幅の作り方っていうのかな、凄いよ。短くまとまった話だったけど、無駄に冗長な話よりよっぽど濃い。

俺は瀬戸口の人物描写に対して、細かくて丁寧で筆に力があると思ってんだけどちょっと「人の本性」を露悪的に見すぎてないかと思う瞬間が多々あって。「キラ☆キラ」もそうだし「Swan Song」もそう。好きなんだけどね。ただ今回は違った。社会的立場が違う二人の視点で書くことによって価値観を相対化していくやり方がかなり上手く機能してたように思う。特に風刺として機能しやすかったであろう「私宅監置」の話を、「現代」の作者の思想によって一方的に断ずることをしないよう細心の注意を払ってるのが手に取るように分かる文章でさ。この話の終わり方を一本にしたら確実に思想性が出るところを、複数用意して問いかけの形を残したまま終われるのもノベルゲームのいい使われ方だったと思います。

瀬戸口はBAD ENDがいいって勢力が度々現れる作風をしてるんだけど、より正確に言うならBAD ENDが良いんじゃなくてマルチエンディングに対して真剣に向き合っている。手を抜いていない。BAD ENDもなんだろうな、至るべきでなかったエンディングというよりお話を頭から一本通して見て、こういう後味の悪さもありうるかと思わせられる手腕がある稀有なエロゲライターだと思う。無駄に読み手を傷つけるだけの悲劇と良い悲劇は、読み味がまるで違う。良いものを読めました。

最後はちょっと気になってる発売予定のエロゲでも見てみよっかな。

密かに話題になっていて気になっている。左が主人公。男の娘モノらしい。久々だね。こういうの。今までの男の娘モノのエロゲでいったらオトギ、るい智、つりおつ等々、この手のは主人公がまずヒロインにどう関わっていくかの手際が他より強い引きになることが多い。設定は割と重厚めらしい。ほ~ん。

感想?あー、ガチオホ。

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