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【商品の値段決め戦略】安いと高いを両方作るべき

オリジナル商品を作る際、値決めっていうのは超重要です。

日本の実業家として知られる稲盛和夫さんの経営12ヶ条の中にも、「値決めは経営」という有名な言葉があります。

そして、現在ネットビジネスを行なっている人であれば自分で値段を決めることがよくありますよね。

情報商材でもそうですし、オリジナルの画像や写真、動画、音楽を売る時でも値段は関わります。

また、ネットビジネスに限らず、メルカリなどのフリマアプリに出品する時でも値決めをしないといけません。

ここで一つお聞きしたいことがあります。

値段の付け方に疑問を感じたことはありませんか?

確かに、相場を見ればだいたいこれぐらいかなっていう基準値は出せます。

例えば、ある商品があったとして、ライバルや競合が1980円で出品しているなら、自分もそれぐらいの価格帯に合わせますよね。

でも、本当にそれは正しいのでしょうか?

市場というのは需要と供給で成り立っているので、競り合うように値段で切り込んで行くのはあながち間違っていないとは思います。

しかし、利益は高いほうがいいですよね。

1000円しか利益が出ないのと、5000円利益が出せるのとであれば誰でも5000円利益のほうがいいに決まっています。

でも、市場の基準からすると1000円までの利益が限界値と感じてしまうこともあると思います。

こういう時に自分の商品の利益をあげる技について今回は紹介したいと思います。

利益を上げるために、価格帯でバリエーションを生み出す

最初に紹介したい戦略が価格帯でバリエーションを生み出すことです。

分かりやすい例で言うと、宝石店。

数万円で買えるキュービックジルコニア。

数十万円で買えるダイヤモンド。

数百万円クラスのサファイア、エメラルド、ルビーなど。

数万円〜数百万円までの価格の幅があります。

価格帯の幅を広げることで、一般的な人でも買いやすく、富豪のようなリッチな人すらも顧客に持つことができます。

つまり、幅広い客層に対して、アプローチできるわけですね。

何よりも美味しいのは、利益の高い商品をガツンと売れる見込みがあることです。

個人でも同じような形で価格帯の幅を持つのがおすすめです。

例えば、お金に余裕のある上級層には高額な商品を販売し、リーズナブルな価格を求めている層には、お手頃な価格の商品を用意します。

これによって、リーズナブルな価格帯の商品で薄利多売しながら、利益率の高い商品をガツンと売り、総合的に売上をあげることができます。

また、ブランドなどであれば、商品を使ってもらうきっかけとしてお手頃な価格の商品を購入して使ってもらい、

ファンになってもらってから高額な商品を販売していくという戦略もあります。

高級ブランドといのはまさにこの戦略をとっています。

高級ブランド(ハイラグジュアリーブランド)が使ってる戦略を紹介

ハイラグジュアリーブランドと呼ばれるブランド。

グッチやエルメス、プラダ、ルイヴィトン、シャネル。

挙げたらキリがないですがこれらの一流ブランドはアパレル商品をブランドの入り口の商品にしています。

確かに、アパレル商品でも僕たち一般層からしたら値段が高いですが、絶対に手が届かない商品ではないですよね。

むしろ、アパレル商品のほうが高級ブランドの商品ラインの中では買いやすい部類です。

一方で、手がどうしても出せない商品ラインに高級なレザーの製品があります。

ルイヴィトンのトランクやエルメスのバッグなどですね。

高いものだと数百万、数千万する商品群です。

一流のラグジュアリーブランドはこういう超高級な商品を利益率の高い商品として、集中的に販売しています。

つまり、アパレルラインというのは一流ブランドにとっては入口の商品にすぎないんです。

(ハイラグジュアリーブランドは高級既製服を扱うブランドとはまた一味違っており、アパレル商品はあくまでもブランディングの一環として扱うケースが多い。)

そして、アパレルラインを使ってメインに取り込もうとしているのは若い層のようです。

この層を早い段階から取り込み、ブランドのファンにさせ、ブランドへの愛着心を育てていき、最終的に上位顧客に昇華させ、

利益率の高いレザーなどの高級製品を販売するという流れです。

かなり、高度なことをやっているように思えるかもしれませんが、要素的には個人のネットビジネスでも応用できる内容ですよね。

ブランドを作る以外にも利益を上げる方法はある『それが差別化』

【商品の値段決め戦略】安いと高いを両方作るべき-2

また、個人がネットビジネスで利益をあげたいなら価格帯のバリエーションを作ることやブランド力の他にも方法があります。

それが差別化

差別化というのは、消費者が望むことであれば何でも差別化になり得ます。

例えば、特典の内容を工夫したり、セット商品にしたり、値段をライバルよりもかなり安くしたり、素材や品質などをこだわったり、本当に様々。

情報商材であれば、テキストの商材だけでなく、音声(読み上げ)もつけてあげたり、動画解説をつけてあげるっていうのも立派な差別化。

こういう差別化をつけてあげることで、価値をあげることができるんですね。

また、権威性などをつけて商品自体の差別化を図ることもできます。

差別化を意識するだけで、競合よりも一歩とは言わず、数歩先を歩くことができますし、真似できないようなところまで行けば、その市場でのパイをごっそり奪い占めることも可能。

差別化を意識するだけで、自分だけの商品を生み出し、利益率もあげることができるのでぜひこれからの商品開発時に生かして頂きたいと思います。

差別化は他人と違うところを3つ以上用意して付け加えよう

また、差別化をする際のポイントも紹介しておきます、

差別化というのは他人と違う魅力を3つ以上用意して初めて差別化になります。

例えば、値段が安いだけが取り柄。

とか、

デザインがおしゃれなのが強み。

とか。

一つだけしか強みや相違ポイントがない場合、それは差別化とは呼びません。

そして、消費者側にとってもそこまで魅力的には映りません。

しかし、値段も安くてデザインがおしゃれに仕上がっていて、おまけに豪華な特典までついているとかなると、魅力的ですよね。

これだけで、商品を選ぶ理由ができます。

僕の場合は、あえて差別化を3つとは言わず、5つ以上付け加えて、商品を生み出すようにしていますが、差別化をする際、消費者にとって意味のある内容が必要です。

自分よがりというか、自分の思い込みで差別化の内容を決めてしまっては本末転倒なので、そこも注意して差別化を行うようにしてくださいね。

薄利多売で戦うのではなく、厚利多売になれるように考えるべき

ということで今回は利益をあげるための戦略について値段のグラデーションと差別化について解説してみました。

値決めは経営。

いい言葉ですね。

値段を決めるのは経営者としての仕事です。

これを肝に命じて、自分が商品や有料コンテンツ、サービスを産み落とす際は利益率をあげることができるように工夫していきましょう。

そのための作戦として、今のトレンドは値段の安いものと高いものを作っておくことですよ。

また、無料で入口を作ってしまうのもありです。

無料のビジネスモデル(フリーミアム)に関してはまた、今度記事にまとめたいと思います。

フリーミアムを応用することで、例えばインスタのプレゼント企画とかも個人で成功させやすいです。

とにかく、今回の要点としては、

値決めのポイントは安いもの(入り口となる値段)と高いもの(利益率の高い商品)の両方を用意することが大切ですよ。

っていうお話でした。

商品販売だけでなく、情報商材販売やネットサービス、定額制のサブスクとか全てにおいて当てはまる内容なので、ネットビジネスをやっている人はぜひ参考にしてみてください。




(深夜テンションで書きました。たぶん文書が、めちゃくちゃになってると思います。笑 ここまで読んで頂きありがとうございました。おやすみなさい。)

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