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私が対州馬を絶滅から救いたいと思う理由 その97

窮地に立った時にこそ、本当に重要な人と出会うことができる ⑥


 
さて、新放牧地に仮の牧柵が建ったので、次にホームセンターに向い、ちょうど軽トラの荷台の幅になるように大小の足場を買いました。

これもやはりビケ足場で非常に上手くいったという相乗効果があったと思います。
足場は、人間が高所で作業る状況にも耐えられるような頑丈なつくりになっている上、軽量化が計られています。
また幅の広いものと狭いものを組み合わせると、ちょうど軽トラの荷台の幅になるようになっているのも、作業者の効率を考えて設計してあるのだと思いました。

しかし、人間が載るのならば問題なくても、馬が載るとなると、そうはいきません。
ただでさえ用心深い馬が、荷台への渡り板が不安定あれば、まず載ることは不可能であるし、最悪の場合、馬が脚を折るなどの大怪我をしてしまいます。何があっても失敗は避けなければなりません。
 
足場2枚を持って、鉄工所へ向いました。何のあても無かったのですが、いつもひん太の乾草を買いに行く郊外のJA近くにある鉄工所へ行きました。

事情を話すと、ここでも「馬の踏み台」ということに興味を持ってもらえたのか、二つ返事で引き受けてもらえました。

作業中に立ち話をした工員さんは、私の二人の母校である長崎工業高校の卒業生で、昔の学校の話題など、楽しい時を過ごしました。

作業料金も、とっても安くしてもらったと記憶しています。
この鉄製の板に集成材の合板を取り付け、荷台への頑丈な踏み台が完成しました。



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