見出し画像

神経症に抗う ~ NHKの朝の番組で、吃音のある高校生の姿を見た

彼は「言葉が出にくい、引っ掛かる」というレベルでは無かった。
初めて接する人が、ぎょっとするくらいの吃音を持っていた。
番組は、やはり吃音のある教育学部の大学生が、吃音を知ってもらう一環として、その高校生に教師体験をしてもらうというものだった。
明らかに、今動画サイトで見られる吃音の若者たちとはレベルが違う。

一体、彼はここまでどれほど、辛い事に耐えてきただろうか。
両親は、どれほど心を痛めてきただろうか。
その事を思うと、心が苦しくなる。

吃音の原因は、未だにはっきりと解明されていないという。
私には吃音は無いが、かつて教師時代に、「~ね」という助詞を多く使うということを生徒からからかわれた事がある。
最も大変な学校に赴任し、毎週15クラスの授業を担当していた年のことだ。
これは、今思えば過剰なストレスからくる神経症と言っていいだろう。
焦れば焦るほど、自分ではコントロールできなくなる。

そして今でも神経症に悩まされることがある。
いったん、喉を痛めると、過剰に薬を摂取しようとしたり、咳をしすぎて、かえって喉の調子を悪くしている。
神経症は、誰にでもいつでも囚われる可能性が潜んでおり、極端に言うと日々抗わなくてはならない

①薬や治療や、気持ちの持ち方などではない抗い方

原因も治療法もわかっていないことは、「生命の素」であるグレート・サムシングを人間の力では創り出せないことに起因しているだろう。
それなら、逆にその力に頼ることも有りだろう。

②吃音のある若者たちが、自信をもって社会で活躍するための方策

チップをもらうことが目的ではなく、小さなプレート(名札)に、「私は吃音がありますが、~目指して頑張っています^^」などと言ったメッセージを表明することが大きな意味があると考える。



※「チップ」は有難く拝受させて頂きます。もし、この記事が多少でも役に立った、或いは「よかったので、多少でもお心づけを」と思われましたら、どうぞよろしくお願いいたします。贈って頂いたお金は1円たりとも無駄にせず大切に使わせて頂きます。