ロマンスの現実逃避30

この数日間
わたしはとてもわがままでした

あなたが全て受け止めてくれると
信じているからでしょうか

あなたという
綺麗に磨かれた鏡の中に
みにくいわたしが映ってる

どうしようもなくわがままで
まるで子どもに返ってしまったような
幼い馬鹿な自分が
容赦なくあなたの中に
映っている

あなたはこんなわたしを
そのまま映し出し
きらきらした瞳を少し悲しそうにして
困った顔でいるのです
余計なことは口にせずに
表情だけで…

その
困った顔を見たときに
自分の未熟さや愚かさを思い知らされる
けれど
同時に自分があたたかくて
大きなものに守られているのだと
感じるのです

あなたを困らせたいという訳じゃない
だからどうか
失望しないでください

わたしがあなたを呆れさせた分だけ
あなたのわがままや
困った姿も
ちゃんと許してあげるから

だからどうか
今だけは
小さな嵐が過ぎ去るのを
待っていてほしいのです

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?