変な夢シリーズ〜冷蔵庫の夢〜


私は夢の中で、5年ほどアパートの家を空けていたようだった。

久々に家に入ると、5年前家を出たままの状態であった。
蛍光灯の電気もついている。
何もかも、5年前のままのようだった。
誰も住んでいなかったのに、住んでいたかのように
明るい生活感のある部屋。
どのように、この部屋の物たちは何年もの月日を過ごしたのだろうか。

冷蔵庫を開けると、中に入っている食べ物は、ほとんど傷んでいないように見受けられた。
5年という時間が嘘のように、つい1週間前の冷蔵庫の中身のようだった。
そしてその冷蔵庫を開けた時だけ、なぜかそばに父親が立っていたように記憶している。

私は夢の中で、時が経っても変化しない、ということの不気味さを感じるのだった。

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