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睡眠障害と罪悪感といじめと。

変な時間に起きたり、変な時間に昼寝をしてしまったり。

うつ病を抱えていると、よくあることだと思う。自分自身もそうだし(今でもそうなる事ある)YouTubeのコメント欄を見ていても同じ経験をしている人が多いようだ。

そしてメンタルに来るのは「睡眠障害それそのもの」よりも「家族に対する罪悪感」だったりする。直接「まだ寝てるの?」と言われることもあれば、言われはしないけど言いたげな顔に気づいて勝手に落ち込むこともある。

この罪悪感さえ消し去れれば、変な時間に起きようが変な時間に寝ようがそんなにストレスを感じることがない。そしてストレスが減れば、自ずと睡眠のリズムは戻ったりする。

罪悪感を消し去るにはどうすれば良いか?ふと、いじめを楽しんでいた同級生に素朴な疑問をぶつけてみたことを思い出す。

私は小学生時代、少しだけいじめを受けた期間があった。顔に大きなほくろ があったことが理由で、それをいじられてしまう。今思えばただのいじりだったのだけれど、当時は間に受けすぎて勝手にショックを受け、1年半自宅に引き籠ることになった。

ほっしー子供

中学に上がる少し前になんとか学校復帰を果たし、ビクビク怯えながらもなんとか中学に足を運んでいた。当然その中学でもいじめは発生しており、毎週ターゲットが変わる。体育会系のリーダー格と小学校時代からリーダー格だった女子の集団が手を取り最悪で最高のコラボを生み出していた。

いずれ自分もいじめのターゲットとなることは間違いないなと確信した私は、どうせだったらちょっと聞いてみようと勇気を振り絞り「なぜいじめを行うのか?」下手に、相手を怒らせないように、さりげなく聞いてみた。すると帰ってきた答えが

「ん?いやだって、ビクビク怯えてるやつ見たらイライラして言いたくなるんちゃ。お前もそういうとこあるばい。(原文ママ)」

…なるほど、なるほど。私はいじめられた経験を持っている人間とはいえ、正直に言うと、ちょっとだけ共感できてしまった。その瞬間、なんて自分は卑しい人間なんだ…と思って勝手に病んでしまったことを覚えている。

さて、中学時代の私は勝手に病んで終わったわけだけれども。30歳になった今ならば、ちょっとだけ違う角度から物事が見れるようになったらしい。

いじめられた経験のある人でさえも少し共感してしまうなら、これは人間の普遍的な心理なのではないか?と。

少しこじつけかつ強引すぎる気もするけれど、そのあとの数々の人間関係を思い返してみれば、なんとなくこの理屈はしっくり来る。

そして話は戻って、この理屈を当てはめて考えれば「家族に対して罪悪感を覚えてしまうから、何か言われてしまう」のではないだろうか?

・変な時間に起きてしまった…どうしよう
・また昼寝してしまった…どうしよう

このような「ビクついた思考」で家族と目があったとき、きっと私たちは目を逸らしたり、何か後ろめたい気持ちが態度に出てしまっている。

そして家族はきっと「普遍的な心理」を意識はできていない。病気の人にイラついたりしてはいけないと思っているだろうから。社会規範として、社会人として、大人として「病気の人の扱いがちゃんとできる大人でありたい」と思っているから。

それでも「なんかビクビクしてんなぁ…」とストレスを感じていることだと思う。なんか言ってやりたいと感じるイラつきと、大人だから病人の扱いもできるというプライドがぶつかり合った結果が「また寝てたの?」という表現になることもあれば、言葉には出さないけれどモヤッとしてまっせこっちは…と、態度に現れる。

そしてこの問題に対する解決策は「開き直るしかない」ということだ。これは腹立つ結論だ…何しろ私が嫌いなものトップ5には必ず入るであろう「根性論」の解決策に近いから…。それができないから困ってんだろとつっこまれるのは簡単に予想できてしまう。

少し言い訳をさせてもらえれば、これだけ御託を並べているので、根性論というよりはヘリクツという見方もできよう。ヘリクツは悪い意味で使われるけれど、私は好きな考え方だ。誰かにヘリクツを述べるのは迷惑をかけてしまうけれど、自分の中でヘリクツとして処理してしまう分には、生きやす区なる秘訣だと考えている。

そしてそして悲しいことにですね。私はこの「開きなおり」を家族に対して実践してきたんですわ。あくまで私の例だけれども、効果抜群でございました。

「ん?いやだって、ビクビク怯えてるやつ見たらイライラして言いたくなるんちゃ。お前もそういうとこあるばい。(原文ママ)」

なるほどねぇ…。

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