日生李日和

空気を文字にしたり、文字を空気にしたり、しています。  インスタ↘︎

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マガジン

  • 我儘な愛。自堕落な香り。

    2人の非凡で平凡な日常の物語。 存在もしない存在しそうな2人を誰かに知って欲しいから 交差して絡まって解ける 愛 香り  いつだって自堕落な私と我儘な誰か。 読んで。考えて。いつか貴方が書いてください。

  • 短編

    自分の短編集+ノートで見つけた短編集

  • 昨日までは気体になっていた君

    短編小説

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空の選び方

家族も寝静まり、玄関の鍵が祖父によって閉められて僕の1日は始まる。 連絡を取るのが特に苦手だ。 コミュニケーションは人よりも得意な部類だと 自負できるが、マメなLINEというものが本当に 苦手なのだ。 電話で基本的には済ませたいが、時刻が2:35 ともなると基本的に気を遣って誰とも話さない。 閉められていた鍵を開け、普段出かけるよりも 一枚多く服を着込みイヤホンをして外に出る。 12月の空はやけに遠くて星はイヤらしく光る。 10年前はふかしていたタバコ。 今は肺に染み込

    • 食パンのカタログ ジャムやバターの付箋達

      6枚切りの食パンの片面が焦げていた。

      • 5月のエイプリルフール 5月にいる4月の道化

        • 月が綺麗な明け方をなぞって。

          忙しい。 仮眠の為に、先輩数人の座布団やらブランケットを拝借する。 ヒルナンデスのプロデューサーも驚く、見事なランキングが広樹の仮眠布団として出来上がる。 広告デザインを生業とする広樹は、定時の17時から半日が経ったところに居た。 やらなくてはならないリストが 山積みになっていく。 手伝ってもらってる友人との連絡が、仕事の業務連絡中心になっていく。 やりたい事リストは付け加える事さえ出来ない。 それでも明け方の月は綺麗で、 生きている心地がして、悦に浸っていた。

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        • 我儘な愛。自堕落な香り。
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