くるくるくる 作品説明
こんにちは
怪モノ画家 星と木しとです。
メンバーシップにて他作品の説明や、作品の産まれた経緯、説明付きの途中経過を公開しております。
私の描く怪モノ達は、暗い現実や暗い題材を元に描いている作品も多くあります。
私の世界に入る際はモグモグ精神ごと食べられないように気をつけてお進みください。
どうか、私の作品を見て、私の記事を読んで貴方の糧になりますように。
くるくるくる
アクリル絵 2020年制作
説明
私は海岸が好きです。
砂浜は生き物が自然により細かくなった亡骸の山で、亡骸が奏でる音と生きている人間の音が混じる死と生のある場所で。
生き物や人工的なゴミの亡骸が、海の波の記憶を経て自然の芸術となっていて。
海からは世界の記憶が流れ着いている。
私はそんな海岸で、獲物を探すケモノのように亡骸を拾い集めて歩き回ることが趣味でした。
そんなことをしていたある日、ウミウの半分骨になった亡骸に出会い、不思議な夢を見ました。
古いテレビのノイズのような場所で、ウミウが空に海に飲み込まれながらずっと飛んでいて、私はウミウ目線になり広い空を海をどこまでも飛んでいる。
このウミウが見せてくれたこの記憶を忘れることが出来ず、このウミウの絵を衝動的に描きました。
このウミウは、きっと今も変わらず、空を海をいつまでもどこまでも飛んでいるのだろうと思います。
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