見出し画像

バス停のある風景:白骨温泉

白骨温泉バス停(松本電鉄:現アルピコ交通)長野県安曇村(現:松本市安曇)2007年7月

白骨温泉(しらほねおんせん)。
長野県松本市安曇にある山間の温泉。
三日入れば三年風邪ひかぬといわれた硫黄系の白濁した温泉。
その湯の色や、堆積物により白船温泉と呼ばれたり、白骨温泉と呼ばれたが、中里介山の小説「大菩薩峠」の中で白骨と書かれ、白骨温泉の名が定着したという。
文人墨客にも愛された温泉。
時々白骨(はっこつ)温泉と読み違えて気味悪がる人もまれにいる(笑)

私自身が初めて白骨温泉を訪問したのは子供のころ。
一番奥の斉藤旅館に宿泊したことがある。
しかし、当時の記憶は部屋のすぐ下を流れる川の音がうるさかったという記憶しかない。

白骨温泉へ行くバスは、乗鞍高原を通るルートと沢渡(さわんど)から湯川沿いに入るルートがある。
沢渡から湯川沿いに白骨温泉へ向かう道は、一度では曲がり切れないヘアピンカーブがある。
このカーブでバスは切り返すのだが、バスの後部が道路からはみ出し崖に突き出すような格好になり、はたから見ていると大変怖い場所だった。
現在、このカーブは改良されて緩和されたようだ。

白骨温泉すぐ手前にある、恐怖のヘアピンカーブ
大型のバスは、切り返さないとここを通過できない 2007年(再掲)