HOT SAKE Lab

浅草線本所吾妻橋駅徒歩2分/常時100種類以上の日本酒があるHOT SAKE Lab …

HOT SAKE Lab

浅草線本所吾妻橋駅徒歩2分/常時100種類以上の日本酒があるHOT SAKE Lab 日本酒や熱燗などについて書いていきます

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HOT SAKE Labの熱燗の付け方

はじめにHOT SAKE Labの熱燗の付け方について説明していきます。 酒燗器がカウンターに座られるお客様の目の前にあって、ただ温めるだけではない私のやり方はよく疑問に思われるようでよく付け方を聞かれるのでnoteにまとめていこうと思います。 使っている道具について酒燗器 よく飲食店で使用されている「かんすけ」を使っています。 65度設定と85度設定の2台使用しています。 ちろり 錫、銅、ガラス(ビーカー)の3種類をお酒に合わせて使い分けて使用しています。 デジタル温

    • ART SAKE Lab「河合健太郎 木版画展」

      3/16〜5/4 ART SAKE Lab主催「河合健太郎 木版画展」を開催しています。 「ART SAKE Lab」とは 絵画などのアートを鑑賞しながらお酒を楽しめる空間を提供すること。新しい作家の発表の場にすることを目標にする企画です。 お酒を楽しむ事や絵画を楽しむ事はどちらも心を豊かにするものだと考えています。 それらが垣根を超えて同じ空間で楽しめる事によって、新たな創造や楽しみ方が生まれるきっかけになれば幸いです。 ART SAKE Lab企画の記念すべき第一段ア

      • BIRDYのデキャンタで熱燗

        本来ワインをデキャンタージュするために使用するデキャンタですが、これを日本酒に使ってみました。さらにいうとこのデキャンタで熱燗も作ってみました。その結果がとても良かったのでご紹介します。 BIRDYのデキャンタまずはBIRDYステンレスデキャンタのご紹介です。 以下はBIRDYのオンラインショップからの転載です。 BIRDYのデキャンタはステンレス製で、ガラス製と比べて45%空気が多く溶け込むようです。 右に回すか、左に回すかでも味わいに変化が起きるとのことです。 一体ど

        • 料理と飲み物は温度をペアリングしよう

          温度のペアリングなんて見たことも聞いたこともないと思いますが、HOT SAKE Labでは料理と日本酒のペアリングをする際に気にしている部分だったりします。 それは一体どういうことなのかを説明していきます。 美味しさと温度の関係性について冷たい方が美味しいものは冷たい状態で、温かい方が美味しいものは温かい状態で食べる(飲む)のが一番だと思います。 レストランでは料理と飲み物はそれぞれ冷たさ、温かさをそれぞれ意識した提供をされていると思います。 料理 例えばレストランでは

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        HOT SAKE Labの熱燗の付け方

          自宅で簡単熱燗の作り方

          以前にお店での熱燗の作り方を紹介しましたが、自宅でそのやり方はものすごく手間が掛かり真似のしようがないやり方となっています。 もしよければこちらをご覧ください。 そこで今回は私がお勧めする自宅で簡単な熱燗の作り方について説明します。 このやり方は実際に私が家で実践しているやり方です。 ズバリ レンジ燗です お鍋でお湯を沸かして”ちろり”や”徳利”を使って湯煎するやり方やお鍋を用意するのも面倒なので電気ケトルを使う方法もありますが、それさえも面倒なので一番簡単な電子レンジを使

          自宅で簡単熱燗の作り方

          日本酒の熟成酒

          「え?日本酒って熟成できるんですか?すぐに飲まないといけないものだと思っていました」 ご来店されたお客様からよく聞くフレーズです。 そうなんです。日本酒って熟成することができるんです。 ただ、全ての日本酒が熟成できると言うわけではありません。熟成に耐えうる強さを思った日本酒は熟成させることができると言うことです。 熟成に向く日本酒熱燗に向く日本酒は基本的に熟成させることができる日本酒です。 このタイプの日本酒は常温で保存ができます。さらに言うと、抜栓してからもすぐに飲む必

          日本酒の熟成酒

          平杯(平盃)について

          平杯とは平杯(ひらはい、ひらさかずき)とは、お酒を飲む時に使用する器のことです。形状は、底が平らで、口縁が広い、浅い盃です。 熱燗を美味しく飲むためには、お酒の色や香りをしっかりと楽しむことが大切です。そのためには、平杯の形状や大きさは重要な要素となります。 当店では、熱燗を提供する際は白磁器の平杯のみを使用しています。 なぜなら、これが香りと色を一番楽しめる形状だと思っているからです。 お酒を目で楽しむ白磁器である理由は、お酒の色を見て楽しむ為です。 熟成されているお

          平杯(平盃)について

          お酒を温める道具”ちろり”について

          ちろりとは お酒を温める際に使用する酒器のことです。 HOT SAKE Labではちろりを日本酒に合わせて3種類を使い分けています 錫(すず) 銅 ガラス(ビーカー) 錫(すず) 錫はイオン効果が高く、水を浄化し飲み物をまろやかにするといわれています。 古くから「錫の器に入れた水は腐らない」や「お酒の雑味が抜けて美味しくなる」などと言われ 酒器や茶器などに使われてきました。 科学的に証明はされていないですが一説によると、日本酒やワインに含まれるフーゼル油(アルコー

          お酒を温める道具”ちろり”について

          日本酒の分類チャート

          2023年現時点での日本酒の分類チャートです。 ある程度日本酒の知識がある人向けになっているので今後改良していくと思います。 「飲食店勤務で最近日本酒を勉強し始めました」「日本酒が好きで酒米や山廃とかなんとなくわかるかな」くらいの知識以上の方向けかなと想定してます。 酒屋さんや飲食店でお酒を注文したい際にこの順番で考えていけばスムーズにお目当てのお酒にすぐたどり着きますよ。というチャートです。 分類チャートこのチャートの見方は左から右に向かって選択していけば最短でお目当

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          友人と過ごす贅沢な時間

          先日ご来店いただいたお客さんに「料理やお酒、雰囲気がよく友人たちとの会話も弾みとても楽しい時間を過ごせました」と言われて改めて感じた素敵な時間の過ごし方について書き綴ってみます。 まず最初にお店について 熱燗をメインに日本酒は常時100種類以上、日本ワインやジャパニーズウィスキーなど日本のお酒を扱っている日本酒バーレストランです。 メインコンセプトは“熱燗とステーキ“です。 料理はアラカルトですが、大皿ではなく1人1皿でご提供しています。 最初に料理をまとめて注文していた

          友人と過ごす贅沢な時間

          海外生活中に感じた日本酒のこと

          最初の記事で触れたタイ・バンコクのバーで働いていた時にお酒について感じたこと日本酒を学ぶきっかけになったことをもう少し書いていこうと思います。 2015年くらいに感じたことなので、今とは状況が違っている部分もあると思います。 タイのお店はどんなのだったのかタイの首都バンコクにあるオーナーが日本人の日系のバー。ホテルの中にあるではなく街中にあるカジュアルなバーです。お客さんの割合は日本人、タイ人、欧米人が1/3ずつくらいでした。 現地で住んでいる人が大半で観光客も1/4ぐらい

          海外生活中に感じた日本酒のこと

          熱燗をメインにした日本酒バーを開店した理由

          海外での経験まず、私が熱燗に特化した日本酒バーを開店した背後にある理由についてお話します。それは、海外(タイ・バンコク)でバーテンダーとして働いていた経験から始まります。そのお店では日本人やタイ人はもちろん欧米の方も多く来店していました。日本酒に関心を持っている人も多く、「日本に旅行へ行って日本酒をいっぱい飲んできたよ」という方もたくさんいらっしゃいました。お店には日本酒もあり日本酒を飲みたいという方も多かったです。そんなお客様が「この日本酒はどういうものなんだい?」と質問

          熱燗をメインにした日本酒バーを開店した理由