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文章を長く話していく練習 -並べる順番編-

すっかり大人になってしまってから
英語学習に手をつけてしまった「いもこ」による
ビギナー向けの英語学習体験記です。

こんにちは、いもこです。

前回は、なるべく長く話すための最初の練習の話でした。

今日は、それと同時に始めていた練習、
3単語で話していた文章を長くしていく時にどうしたらいいのか、
教えてもらったこと、やっていくうちに気がついたこと
そんなあれやこれやについて、です。

今回の方法もまた、特に「超」がつくビギナーのためのものです。
不自然、不完全、間違い上等。
とにかく「英語を文章として話すこと」に慣れていく段階で
やったことです。
そこを踏まえて読んでいただけるとありがたいです。

文法はわかっていた、でも話せるとは思えなかった

超々初級から英会話を始めた私ですが、
これでも中高生時代の成績はそこそことれていまして、
英語得意です!とはいえないものの、
いわゆる試験で点数を取る英文法の知識は
それなりにありました。

ただですね、勉強をしていて、
そのあまりにも複雑怪奇な文法の説明と
ただただ羅列されたものを覚えただけの単語・熟語とを前に、
これらを駆使して話せる気がしない、
わたしに英語が話せる日は一生来ないかも。
と思っていたのです。

まずはシンプルな構造で考えてみる

で、ですね、
英会話教室に通いだしたわけですよ。
わたしの通っているGabaは
カウンセラーさんの言葉を借りていうならば、
「とにかくいきなりガンガン英語で話をさせる方法」
と言うことらしく、
例えが悪いのですが、
いきなり谷底にポンッと突き落とされて
そこに、辛うじて届くかな?っていうくらいのロープが降りてきて、
「これを使って!君なら登れる!自分を信じて!」みたいに
むっちゃ励まされる、みたいな感じなんですけど、
そんな感じのレッスンで言われたこと。

「そんなに難しく考えなくていいよ。
 まずは必ず主語を言う。
 次に動詞を言う。
 ここまでは絶対。
 その後は必要な言葉をどんどん足していけばいいから。
 むっちゃ簡単だよね?
 間違えてもいいから。
 おかしかったらその都度指摘するし、
 どんどん繋げていって。」

この言葉を聞いて、
「そっか、そこから始めればいいのね」
と、気持ちが少し軽くなりました。

そろそろ長めに話してみようか、って段階での話。
ただ、いざ話そうと思うと、
急にいろんな文法用語が覆いかぶさってきて
フリーズしがちだった時のことです。

一度「文型」は忘れることにした

学校の授業の記憶とか文法書とかで振り返ると、
まず「文型が〜」から始まって、
これはOですか?Cですか?第何文型ですか?とかね、
ほら、もうアレルギーが出ちゃう感じなんですけど。
いや、文型が大切なことは理解していますよ。
こなれた英語を話そうとするときには
大事になっていくことはわかってるんですけど、
今は、まだその段階ではないのだなと。

あの複雑怪奇な文法のことを考えると
えっとこれって?この後は?何が正解?とか考えてしまうのですが、
その時点で外から見たらフリーズですから、
いきなり難しいことから始めず、
ここはインストラクターさんに
すっかり身を委ねることにしました。

と言うわけで、一度「文型」という概念を
頭から外すことにしたのです。

ここからは、
レッスンをすすめる上で
習ったり、自分なりに理解したりしたことを
まとめていきます。

先にそれが何物かを見せる

一番最初にやることは、
「それが一体何なのか」の「本体」を提示すること。

例えば「昨日の夜、何してました?
と言う質問に対して、
Netflixで映画見てたな)と思ったとして...

日本語のまま思いつくように話し始めると、
I watched Netflix … movie…
みたいになってしまう。

そこでまず「本体は?」と考える。
「見てた」と言いたかった本体は「映画」なので
I watched a movie  と最初に言う

説明は後にくっつける

それから a movie の説明「Netflixで」の
on Netflix をくっつける。

この、後にくっつけていく、と言う感覚が
もっと複雑な話をするときにまで効いてくるので、
とても簡単な文章ですが、
逐一「説明は後ろにくっつける」を意識します。

場所→時間 の順番 これが意外と大切

先述の文章にもう少し情報を足すとして、
昨日の夜、家でネットフリックスの映画をみた」
にするなら、

まずは場所  at home
最後に時間 last night

なんか日本語的に話そうとすると、
last night が最初に来ちゃいません?
「時間を先に言いたい!」みたいなのありませんか?
わたしだけかな?
まぁ、とにかく、
時間は最後ですよ、を体に覚え込ませるのです。

実際、先頭に時間を持ってきてもOKみたいですが、
普通最後につけるものを、あえて先頭に持ってくることで、
この時間の部分をより強調する感じになるので
話のテクニック的に、「昨日の夜なんだけど…」とか
「なんと昨日の夜にね…」みたいなニュアンスを含ませる、
と言うことを意識的にできるようになるわけです。

参考までに「last night at home」 
の順番で言ったらどう聞こえるの?
とインストラクターさんに聞いてみたところ、
別に言いたいことは理解できるけど...一瞬混乱する、
「ん?ん?あぁ…」って感じ、って言ってました。

もう少し説明を増やす

で、「何をみたの?」って聞かれますよね、絶対。
(この間教えてもらったミッドサマーなんだけど…)
って思ったとして、
It's "Midsommar".
で終わってもいいんだけど、
「この間教えてもらった」ということを伝えたいんです。

おすすめされた映画、ドラマ、音楽とか、
「みましたよ・聞きましたよ」って言うと
思った以上にインストラクターさんに喜ばれるので、
これは必ず伝えたい。
コミュニケーションしたいじゃないですか。

で、後ろに説明をくっつける。
It's "Midsommar" you told me before.

thatとか、間に入れた方が良いとは思うのですが、
一回とにかく、くっつける。

「あぁ、ミッドサマーです。あなたが以前教えてくれたやつ。」
くらいの気持ちで。
真ん中で文章が切れてても、会話としては成立する感じ。
最初に言った言葉を、後ろでカッコ付きで補足する感じ。

あぁ、だんだんそれっぽくなってきましたよ。
英語しゃべってる、って感じ。わくわくします。

余談ですが、例に挙げた映画「ミッドサマー"Midsommar"」は
インストラクターさんに教えてもらった映画ではなく
私が最近見て面白かった映画として
Netflix仲間のインストラクターさんに紹介したものですが、
彼はすでに見ていて、ドン引きされたって映画です。
おすすめです。

that what who which は一回忘れる

ここでのいもこ的ポイントは、
「thatなどの関係詞で繋げる」と言うことは
一旦横に置いておく、と言うこと。

最終的に使うようになるのですけど、
とにかく、先に本体が何かを言って、後ろでどんどん説明していく。
これを癖づけることを最優先にしました。

説明する順番は「真ん中から外側へ」

この練習を繰り返しているうちに、
場所と時間だけでなく
英語って言葉を並べる順番があるのだな、
と言うことにも気がつきました。

「それが何物か=本体」を一番最初に持ってきて
それを中心に同心円状に近い順番から言っていく。
最後に「一番大きなもの=時間」を言う。

英語で住所書くときって、
番地→町の名前→州・県の名前→国名
で書いていくじゃないですか。
まさにそんな感じ。

まず視点が小さいところに行って、
順番に大きいところまで広がっていく、
って言ってもいいのかな?

日本語は外から説明していく気がするし、
そこまで順番を気にしないから、
同じように話しちゃうと伝わりづらくなるのでしょうね。

imokoilluts20220116_アートボード 1

これとは別に、
髪型の様なものを説明する順番は
また違った物差しが出てきて大混乱したので、
それはまた別のページで書いていきます。


さてさて、
関係詞を忘れ、フリーダムになってしまったいもこ。
ここからどうやって、関係詞を取り戻すのか。
続きはまた次回にでも。



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