【ネットバンク全滅!?】失敗から学ぶ法人口座の効果的な作り方を徹底レクチャー!
『法人口座』 それは起業した後にどの会社も通る1つ目の壁である。
これから会社を起す人は営業をするためには必ず法人銀行口座を作らないといけません。
また、法人口座でどこの銀行とやり取りをしているかは会社の信用にも繋がります。
申し込みはネットバンクの方が簡単です。というのも、三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行などのいわゆるメガバンクやスルガ銀行、千葉銀行、足利銀行などの地方銀行は基本的に対面で書類などを渡します。
銀行の窓口の営業時間は午前9時から午後3時の間です。そのため、メガバンクや地方銀行で申し込みをするには1日で2,3件が限界になってきます。
対して、ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行などのネットバンクはオンラインで申し込みをして着払いで謄本や印鑑証明書を提出すればOKです。ですので、申し込むのにネットバンクは体力と時間を使わなくて済むのです!
僕は、『なんだ〜じゃあ、オンラインで済ましちゃおう♩』といった考えで楽観的に考えていました。
そんな要領でとりあえず、個人口座でお世話になっているジャパンネット銀行とコインチェックの時にイラっとした(笑)北尾社長の住信SBIネット銀行で法人口座を申し込みました。
まさかの審査落ち…
まさかの審査落ち… これでメンブレしました。。
銀行も企業なわけで取引額が多ければその分銀行も儲かるはずなのに。。銀行の審査落ちるって言い換えると『御社は信頼できません。』って言われているようなものです。
これがグサッと刺さりました。
でも、こんな程度ではめげません。逆に開き直って
乱れ打ちじゃーーーー!!
ということでゆうちょ、三菱UFJ、みずほ、三井住友の順で法人口座を一気に申請することにしました。
最も審査がゆるいと言われている 『ゆうちょ銀行』
法人の銀行口座を見ているとゆうちょ銀行は比較的ゆるく、最も簡単に法人口座が作れると言われています。
法人口座 難易度 などと検索をしてヒットするブログにも
『1番簡単に審査が通る銀行はゆうちょ銀行( ՞ਊ ՞)☝』
『ゆうちょで落ちた銀行はどこの審査も通らない(╯⊙ ⊱⊙╰ )』
など、ボロクソ言われています。(笑)
僕はこの情報を鵜呑みにして、まずはゆうちょに申し込みをしました。
しかーし、ゆうちょ銀行もまさかの審査落ち…
この時は
『ゆうちょで落ちた銀行はどこの審査も通らない(╯⊙ ⊱⊙╰ )』
これが脳裏によぎって、『ヤバイ!どこも法人口座作れないやん!』という考えになり、かなり落ち込みました。。
これがその時の検索履歴です。
『ゆうちょ 法人 落ちた』からなぜか、『ヤバイ 起源』と
全然関係ないことを調べ始めて完全に錯乱状態、ノックアウトです!(笑)
ゆうちょ銀行が落ちた理由、それは圧倒的な説明不足。
では、何故一番審査がゆるいと言われているゆうちょ銀行の審査に落ちたのでしょうか?
それは圧倒的に『説明不足』です。
ここで言う、説明というのは事業内容や実態を証明する書類の提出・説明が十分にできていませんでした!
ゆうちょはすごく、形式張った方法で審査をするイメージで、
ゆうちょの人:『謄本と印鑑証明を出してください。』
僕『はい、こちらです。』
ゆうちょの人:『印刷をするので、その間に必要事項をご記入ください。』
僕『かしこまりました。カキカキ』
ゆうちょの人:『ありがとうございます。それでは2週間以内に可否を通知します。』
僕:『はい、ありがとうございました。』
くらいの流れ作業でした。これではゆうちょの人も僕がなんの事業をやっているのかわかりません。
ですので、自分から事業内容を説明できるような書類を持参して自分から切り出していくことが必要です。
例えば、
・事務所の賃貸契約書
・確定申告の領収書(個人のものでも)
・取引先からの請求書、領収書、納品書など
・資本金が入っている預金通帳
・自社のHP
・名刺
・固定電話(回線を引くのが最前ですが、なければ050でも)
特にHPと名刺は非常に強力な武器になりました。僕は事業内容と熱意を裏面に記載してある名刺を作っていたので、いつでも名刺が僕の熱意を代弁してくれました!
その他の銀行の結果は!?
その他の銀行の結果は
みずほ銀行...NG
三菱UFJ銀行...OK
三井住友銀行...OK
という結果に終わりました!
銀行口座をスムーズに開設するには??
では、今回の失敗を踏まえて法人口座をスムーズに開設する方法を教えます!
①HPを作って名刺を作る
②回線が引けない場合は050の携帯番号を取得する
③事業に関わる書類は全て持参して説明する
④法人成りの場合は個人の所得税納付の控えを必ず提出する
⑤事業のキャッシュフローを説明できる書類を簡単で良いので説明した書類を作成する
では1つずつ詳しく説明します。
①HPを作って名刺を作る
HPや名詞というのは自分の代わりに会社の事業や情報を説明してくれるコンテンツになります。特に、初対面の人には名刺を渡したり、メールを送るときには会社のHPを記載するのが一般的です。
起業をした直後は、税金関係の書類や事業の基盤づくりなどに手間取られてあまり時間がないと思います。ですが、最初から他の企業のようなバッチリしたクオリティでなくて大丈夫です。簡易的なものでも構いません。ただ、以下の情報は記載するようにしてください!!
会社概要...会社の商号、設立日、所在地、事業内容、代表者名、資本金、従業員数など
会社のコンセプト...事業内容とそれに沿った社長の考え。適当な四字熟語で気取っておけばOKです。
ここでワンポイントです。銀行は必ず会社のHPは目を通します。実績などが何もない場合はできるだけ社長の事業に対する熱意をHPに記載してください。何も事業を行っていない場合、銀行は社長の人柄を重要視します。"誠意を持ってビジネスをします!"という熱意が伝わるような文言を入れておきましょう。
次に名刺を作ります。名刺は事業内容をイメージさせるような(会社ロゴの)色、
名刺はオンラインで簡単に注文できます。
この辺りが簡単かつスピーディに作れるのでおすすめです。
回線が引けない場合は050の携帯番号を取得する
事務所を探している段階で回線を引くのに時間がかかったり、バーチャルオフィスや何人かでシェアをしているオフィスだと回線が引けなかったりします。そのような場合、自分の携帯の080や090などや自宅の電話番号を記載するとすごーく銀行からの印象が悪くなります。
そこでおすすめなのが050の番号を取得することです。050は簡単に取得できて事業用の番号として認知して貰えるので取得するようにしましょう。
050はIP電話と呼ばれてWI-FIが繋がっている環境であれば通話をすることができます。ですが、コードを受け取るSMS機能は一般的にはありません。
050puls Smartalk 050free などがおすすめです。
どれも月額が500円程度で、そこまで高く無い経費だと思います。
どのアプリもクレジットカードの登録が必要となっています。法人用のクレジットカードが無い状態なので、コンビニでプリペイド型のクレジットカードを購入してそのレシートを損金として計上すれば会社として経費にすることができます。
これから回線を引く人も050の番号を会社のサブの番号として使っても良いかと思います。
事業に関わる書類は全て持参して説明する
銀行から必要と言われる書類は登記謄本、印鑑証明、定款、設立証明書、代表者の証明できる公的なもの(パスポート、運転免許証、健康保険証など)です。ですが、事業に関わる書類は全て持って行くくらいのスタンスで臨みましょう。
具体的には、
税務署への青色申告申請書の控え、事務所の賃貸契約書、バーチャルオフィスの契約書、取引先からの契約書・請求書・領収書・納品書など、資本金の入った通帳、商標の申請書のコピーと特許庁からの通知書、雇用契約書 etc,,
事業に関わる証明できる書類を持って行くことで"法を犯さない真っ当な事業をしている"という信頼性を高めることができます。
法人成りの場合は個人の所得税納付の控えを必ず提出する
個人事業を法人化することを法人成りと言います。最近では会社の形態も増え、合資会社、合同会社など様々な会社があります。特に合同会社は株式会社の半額ほどの費用で会社を作ることができるので、手軽に起業をすることができるためますます法人成りが増えてきていると言えます。
法人成りも場合は必ず、個人事業の時の所得税の納付の控えを持参していきましょう。これはかなりの武器で、会社の決算を行っていないけど税金をしっかり収めているということはかなりの信頼になります。
また、会社というのは原則的に定款(会社の規則)に記載してある事業内容しか行うことができません。ですのでこれから法人成りで起業を考えている人は今の個人事業の内容を必ず定款の事業内容に記載するようにしましょう。
事業のキャッシュフローを説明できる書類を簡単で良いので説明した書類を作成する
たとえば、アプリを作ってアフィリエイトで稼ぐと言ってもピンとこない担当者もいます。そのような時に、事業内容に『アプリでのアフィリエイト』とだけ書いて説明しないと、銀行の担当者も実態が把握できないまま、となってしまいます。
それであれば、アプリで月間10万PVを稼いでA8netという媒体を使ってリンクをアプリ内に埋め込んで、A8netから報酬が入ると説明をしなければなりません。
メモを取ってもらうのもいいですが、先に簡単にキャッシュフローの関係図などを作って説明をしておけばスムーズに説明できるという利点だけでなく、しっかりとしているという+αの特典も付いてきます。
法人口座を作るときだけでなく、融資を受けるときも同様です。担当者は事業者では無いので事業のキャッシュの流れを理解できないとたとえ、素晴らしい事業内容であったとしても過小評価になり希望額や十分な額の融資を受けることができない場合があります。
事業内容のキャッシュフローは誰が見てもわかるように図などを用いてわかりやすくしておいた方が賢明でしょう。
法人口座を作るコツに共通していることは
『儲かる儲からないではなく、いかに詐欺などの犯罪に口座を使わないか透明性を主張するか』です。
バーチャルオフィスよりは実態がある事務所などを借りていた方が信頼はできますし、資本金も10万円よりは100万円の方が信頼は高くなり口座を開設できる可能性は高まります。
まとめ!
銀行口座で審査に落ちると最低でも2年は同じ銀行だと落ちると言われています。
ですので、銀行にこだわりがあるのであれば尚更、万全を期して法人口座開設に望まないといけません。
法人口座というハードルを乗り切って、今後のビジネスを加速させましょう!
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