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マインドマップツール比較:「GitMind」と「Miro」を選んだ理由

先日「GitMind」の紹介をしました。

GitMindとは、思考を整理するのに最適なWebベースのマインドマップツールです。

じつは「GitMind」を選ぶさいに、他のWebベースのマインドマップツールもいろいろと試してみました。

他のツールとは「MindMeister」、「Coggle」、「Miro」、「Lucidchart」。

結論からいうと、個人的には以下の理由で「GitMind」と「Miro」をつかっていこうと思います。


「GitMind」
・思考の整理に使用
・ショートカットでできる操作の豊富さ
・「画面の移動(マインドマップ自体をスライドさせること)」は何もないところをドラッグするだけという手軽さ

「Miro」
・スピードが必要なアイディア出しに使用
・新規ノードの作成において、「GitMind」よりも「Enter」キーを押す回数が減る
・デザインが美しい
・おそらく、コラボツールとしては「業界スタンダード」なので、それに慣れておくため


今回は、マインドマップツールを比較した結果、「GitMind」と「Miro」を選んだ理由をほりさげます。

これらのツールは大きくわけると、「マインドマップ特化型」と「コラボツール汎化型」という2つに区別できます。

マインドマップ特化型

マインドマップ特化型は、マインドマップがメインのツールとして位置づけられているサービです。

GitMind

「GitMind」を選んだ決め手は以下の2つ。
・ショートカットでできる操作の豊富さ(ノードの折り畳みや、優先順位づけ、関連付けなど)
・「画面の移動」は何もないところをドラッグするだけという手軽さ

以下、気になる特徴をあげます。
・無料で使用できるマップの数は10個まで
・デフォルトテーマのデザインが好みではなく、カスタマイズしたくなる
・マインドマップに特化しているので、ショートカットでできる操作が多い(ノードの折り畳みや、優先順位づけ、関連付けなど)
・何もないところをドラッグすると、画面が移動
・1つのノードを作成したあと、新規ノードの作成には「Enter」キーの2度押しが必要(作成したノードを確定させるためのEnterが必要)

MindMeister

「MindMeister」は「GitMind」に似ているのですが、「ショートカットでできる操作の豊富」さにおいて「GitMind」に軍配があがりました。

以下、気になる特徴をあげます。
・無料で使用できるマップの数は3つ
・マインドマップ以外にも、数は少ないが「組織図」といってテンプレがある
・デフォルトテーマは「GitMind」よりも洗練されている
・何もないところをドラッグすると、画面が移動
・1つのノードを作成したあと、新規ノードの作成には「Enter」キーの2度押しが必要(作成したノードを確定させるためのEnterが必要)

Coggle

マインドマップ特化型のなかで、一番使いづらいと感じたのが「Coggle」。

というのも新しいノードを作成するのに、「Shift + Enter」を押さなければならず、思考を妨げるので使っているとストレスを感じました。

個人的にはデザインも好みではありません。

ただ、他のマインマップ特化型と同様に、何もないところをドラッグすると、画面が移動できるという手軽さはありました。

コラボツール汎化型

コラボツール汎化型は、「マインドマップ」がメインのツールというよりは、ホワイトボードやカンバンチャートなど、チームで作業する数あるうちのツールのひとつとして開発されています。

おそろしいのが、マインドマップはツールのひとつにすぎないにもかかわらず、その機能は「マインドマップ特化型」にも劣っていないことです。

ここで紹介する「Miro」と「Lucidchart」がもつ「マインドマップ特化型」
にない重要な特徴が、「Enter」キーひとつで、新規ノードが作成できること。

「マインドマップ特化型」だと、たとえば「node」とノードに打ち込んだあとに、「Enter」キーを一度おして、そのノードを確定。

さらにもう一度「Enter」キーをおして、新規ノードの作成となります。

しかし「Miro」と「Lucidchart」では、「node」とノードに打ち込んだあとに「Enter」キーをおすだけで、新規ノードの作成をすることが可能。

つまり、「ノードの確定」のための「Enter」キーが省かれています。

よって、コラボツール汎化型のマインドマップを使うことで、「Enter」キーを使う回数が減り、よりスピードを上げてアイディア出しをおこなうことができます。

Miro

Miroはアメリカ生まれの企業。

(創業者のアンドレイ・クシド(Andrey Khusid)氏とオレグ・シャーディン(Oleg Shardin)氏はどうやらロシア出身。)

2011年に誕生したようです。

もともとは、「RealtimeBoard」という名前ではじまったスタートアップ。

2019年に名前が「Miro」になりました。

全世界で6000万人以上の人に使われており、Nike、IKEA、Deloitte、WPP、Ciscoといった大企業でも使われているというから驚きです。

「Miro」のポイントは、なんといってもそのデフォルトテーマの洗練さ。

個人的には、今回紹介したツールのなかで、一番美しいと感じます。

以下、気になる特徴をあげます。
・デフォルトテーマがおしゃれで変更しなくてもいい
・無料だとマップの数は3つまで
・右クリックを押しながらドラッグで、画面を移動

Lucidchart

「Lucidchart」はアメリカのLucid Software社が運営しているサービス。

Lucid Software社は、「Miro」よりも1年早い2010年に誕生しています。

ユーザー数は、数千の企業、数百万人とのこと。

以下、気になる特徴をあげます。
・デフォルトテーマがおしゃれで変更しなくてもいい
・スペースキーを押しながらドラッグで、画面を移動

おわりに

Webベースのマインドマップツールは、ツールのインストールが不要でとても便利。

今回は、数あるマインドマップツールのなかでも、5つを取り上げて比較しました。

個人的には「GitMind」と「Miro」をつかっていこうと思います。

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