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経営マニュアル~起業や事業を行うための基礎知識と考え方~⑳【経営の考え方 第六章 フェーズ(事業段階)】

50年以上生きてきてたくさんの失敗をした自分の実体験から感じた
経営マニュアル~起業や事業を行うための基礎知識と考え方~の
経営の考え方 第六章 フェーズ(事業段階)です。

【経営の考え方 第六章 フェーズ(事業段階)】

仕事をする上でまず注目するのはこの仕事がどのくらいのリスクを持ち、どれくらいの利益をもたらすのかということです。

今までの考え方を用いて現実可能となる達成数字をベースとして事業計画表が作成出来ていればほぼ仕事としては成功する確率は高いでしょう。
しかし仕事は進めていく上で第一段階、第二段階、第三段階と規模が大きくなっていくものです。

勿論リスクも事業段階が上がっていくことに伴い利益と一緒に増えていくのです。
仕事の計画をする上で第一段階を第一フェーズ、第二段階を第二フェーズ、第三段階を第三フェーズという言葉を用いて呼びます。

最初に事業計画表を作成した時には、基本の仕事内容と利益金額、仕事の規模の把握ができていると思います。
ここまでが第一フェーズ(第一段階)となります。

そこから第二フェーズは何なのかを考えることが重要なのです。
第一フェーズをどのくらいの期間続けると何が増え、自分の会社に何が手に入るのかを考え、何を資産と捉えることで新しい利益を生み出す二次活用方法が何でどんなものであるかを見つけ、それを活用した事業計画表をたてて経営を進めることが第二フェーズとなります。

大抵第二フェーズになる軸は、このマニュアルでも例に挙げた顧客であったり、第一フェーズから学んだ技術であったり、効率を極めた方法(システム)であったりとあるものに特化した世界、場所、コミュニティーといった目に見えにくいものであることが多いです。
そこからさらに、第三次の利用方法など活用用途を考えると第三フェーズが見えてくるのです。

第三フェーズでは第一、第二フェーズをまとめた1つの事業としてフランチャイズ化、多店舗経営に乗り出したり今回の仕事の枠組みのジャンル変更を行ったり、事業計画全体を1つの商品として販売したりといろんな方面に事業を展開していくことが可能となります。

しかし、フェーズを進めて行くことは必ずしも良いこと(メリット)ばかりではありません。
仕事の規模が大きくなると従業員の雇用する人数も多くなり、会社(組織)を統括する仕事も重要であり必要となってきます。
このことは社内的なことであり、仕事の規模が大きくなったりフェーズが進むと必ず起こってくる問題なのです。
人を管理し人を動かして結果を出して行くことは経営知識と考え方だけでは困難であり別世界のことなのです。
自分は世の中で一番難しいのは人を扱うジャンルだと思っています。
コンピューターや機械を使って仕事するのと、人を扱って仕事をしていくのでは世界が違うぐらい別の難しさがあると思っています。

経営としては、はじめる前にフェーズを考え第三フェーズくらいまでの展望はしっかりとたてておくことが重要です。
現実的にどのフェードまで進むかは仕事の進み具合、世の中の環境、自分の会社の組織力、スタッフ(メンバー又は社員)のスキル、資金力、そして自分のキャパシティと能力を見て感じて決断することが大切です。

現代では世の中の変化は昔より格段に進むスピードが加速しており、事業を立ち上げた当初の事業計画の予定では経営に支障が起こる場合などは柔軟に対応して行くことも必要です。

フェーズトライのことで悩む時が来たら、あなたは一応経営には成功しある程度のお金と資産を持っているでしょう。
少なくとも経営をはじめる前よりは自由に使えるお金は増えているはずです。
生活も昔よりは裕福になっているのではないでしょうか?
その時期が来たらこのマニュアルをもう一度読もかえして自分自身が今、どこへ向かっているのかを再度深く考えてみてください。
そして自分の今ある問題の本質を見極め、経営を進めていくことが大切です。
そしてフェーズトライをするかしないかを選択することで今後後悔しない人生が送れるかどうかということを再度考えることが大切です。
自分にとって一番大切なものは何か?自分の求めている気持ちの本質はどういうことなのか?ということをよく考え経営を行ってください。

これで経営の基礎知識と考え方は終了となります。
長い間お疲れ様でした。
次からは実践編ですが、この部分は掲載するかはまだ未定です。
みなさんのご意見が多ければ考えていこうと思っております。
いままでマニュアルを読んでいただきありがとうございました。
あなたの仕事、経営に少しでもお役に立てたらうれしいです。
これは筆者の経験した中から生まれた経営のマニュアルです。
内容には一般的な考え方とは違った間違った考え方をしている部分もあります。なので誰にでも参考になるわけではありませんのでご了承ください。

また別の記事を多数掲載しますのでぜひ読みに来てください。
よろしくお願いいたします。

目次
基礎知識 第一章 常識とルールと矛盾

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