稚拙ながらも、言葉を綴ることは苦ではない。寧ろ好きだ。

上手い言い回しが思いつかない時なんかは唸りそうになるけれど、それでも真っすぐに、文字と向き合っていれば簡単に時間を忘れていたりする。

それは小説も、noteも、変わらない。

特に人に伝えるための文章は、言葉づかいによる雰囲気の細かな変化とか、頭への響き方の変化とか、そういうものが好き。

ときどきハッとするような文章に出会えた時は言葉の力に感動するし、それだけで幸せになれる。

いつかこの言葉の力というもので、私も誰かの心を動かすことができたらと思う。

自分の事しか考えていないような夢になってしまったが、単に自分の感動をほかの人にも味わってほしいだけだ。

だが私は、人を誘い込むのが下手くそで、自分の感動に合う言葉がみつけられない。だから人に何かを勧めるときは、いつも「いいから体感してみてよ、ほら」と目の前に現物を持ってきている。

文章だってこれに変わりないのだ。

「書く力」と「継続力」を試す意味でも、このnoteを続けている。突拍子もなく始めたので何を書いたら良いのかわからなくなることがあった。見返したら目を覆いたくなるような文を書いているようなこともあった。

力試しにしてはすこし緩やかで、それでも確かに見る人は見る、評価される人は評価される、稼ぐ人は稼ぐnoteの世界。

私に対する評価はわからないけど、今はただ、書いてみたいことを好きに書いていればいいと思っている。

私はどんな言葉を知らない誰かに送ろうか。なんだか手紙みたい。

テキストページを開く瞬間はいつも、学生の頃書き続けていたアナログノートの新しいページをめくる時のようなワクワクがある。

真っ白い世界の上は、何でも書ける。

そんな幸福を噛み締めて。さあ、今日は何から書こう。