見出し画像

【医師論文まとめ】一人暮らしでペットを飼うとうつに? 意外な研究結果【OA、修正済】

背景

世界的にうつ病の有病率が高く、特に若い世代で疾病負担が大きい。抗うつ薬の効果も限定的であることから、うつ病の予防が重要視されている。一人暮らしはうつ病のリスク要因と考えられている。ペットの飼育はメンタルヘルスの改善に役立つ可能性がある。一人暮らしとペットの有無がうつ症状にどのように関連するかを明らかにすることは重要である。

方法

本研究はJ-ECOH研究の一環として、2018-2021年に5社の労働者1万2763人を対象に実施した。健康関連生活習慣に関するアンケートで一人暮らしの有無、ペットの有無、CES-D-11によるうつ症状を調査した。一人暮らしとペットの有無の組み合わせによるうつ症状の有病割合をPoisson回帰モデルで解析した。

CES-D-11 The Center for Epidemiological Studies-Depression
J-ECOH https://epid.ncgm.go.jp/research/images/res-009.pdf

結果

ここから先は

1,451字 / 1画像

よろしければサポートをお願いいたします。 活動の充実にあなたの力をいただきたいのです。