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表現活動をする上で、僕が詩と写真を選んだ理由

こんにちは、詩や写真で創作活動をしているホヅミレイです。

うまいことも言えないし全然ネタもないけど、やらなきゃはじまらないよね。ということで、書こう書こうと思って数ヶ月……、やっとはじめてのnoteです。
最初だし自己紹介も兼ねて、なんで詩や写真で創作活動をしているのかを書いていこうと思います。

0から1をつくる友達

僕の自慢は、人に恵まれていることです。
深く付き合う人は少ないけど、高校時代の友達とは今でもよく一緒に旅行に行くし、ネット上で知り合って10年の付き合いになる友達も数人います。
その中には、0から1をつくる人もいます。
絵を描く友達、作曲をする友達、中にはオリジナルのカクテルを作っているバーテンダーの友達もいます。みんなすごくきらきらしてて羨ましかった。
僕も何もないところから素敵なものを生み出す人になりたかった。
そうして試行錯誤して辿り着いたのが、詩と写真でした。

初めて文章に惹かれたのは小学生の頃

児童文学作家のはやみねかおるさんの小説が大好きで、ずっと読んでいました。わくわくや好奇心は、人生を豊かにするエッセンスだと思う。
青い鳥文庫の「名探偵夢水清志郎」や「怪盗クイーン」は僕の浪漫であり原点。
その影響もあって高校時代に小説を書いてたけど、いつの間にか書くのをやめちゃってました。自力で何かを続けるということは、相応の意思がないとできないんですよね。今、揺らがない意思があるかと言われたらわからないけど、少なくとも毎日作品投稿を続けることはできています。

先輩の死と詩との出会い

書くのをやめて数年後、自分のやりたいことを見つけるために色々なことに挑戦して張り切っていた時に、身近な先輩が亡くなりました。突然でした。
そんな時に出会った一冊の本が、『生きていくうえで、かけがえのないこと』。
詩を書きはじめる最初のきっかけとなる本です。


これは随筆家の若松英輔さんと小説家の吉村萬壱さんがそれぞれの視点で同じテーマについて書かれたエッセイ。
その中の一節、若松さんが書かれた「悲しみ」や「祈り」といったテーマのエッセイに、若松さんの詩が書かれていました。言葉がこんなにも心の支えになるんだと思って、何度も読み返したのを覚えています。
何度も読んだのはこの一節。「悲しみ」の詩です。

悲しみの花を咲かせよ
声にならないうめきは種子になり
いつしか心に根を張るだろう
 
悲しみの花を咲かせよ
胸を流れる見えない涙は
乾くことのない水になる
 
悲しみの花を咲かせよ
放たれる朽ちることなき芳香は
不可視な者への高貴な供物となる
 
悲しみの花を咲かせよ
それはいつか耐えがたい苦しみを生きる
お前をも救うだろう

それからしばらくして、Twitterで一遍の詩をたまたま見つけました。
文月悠光さんの『わたしたちの猫』です。


詩の良し悪しなんてわからないけど、何故か心にしみていく不思議な詩でした。思い立って行動して、この数ヶ月後にご本人にお会いすることになります。でもそれはまた別の機会に。
若松さんの詩と文月さんの詩。近い時期に2人の詩を読んで、今まで全く縁のなかった詩が少しずつ身近になっていくのを感じました。
やっぱり僕は言葉で伝えたい、表現したい。
原点回帰するように、僕は詩を書きはじめました。

カメラは友達みたいな存在だった

写真はもっと単純な理由から。
Twitterに流れてくる綺麗な写真に憧れたのと、旅行先で良い写真を撮りたかったから。
人生初の四国旅行に行く2日前、思い立って一眼レフを買ったのを覚えています。試し撮りで初めて撮った写真がこれ。

もともと何かイベントがあると撮る側になることが多かったので、カメラは気づいたら隣にいる友達のような存在でした。
一眼も好きだし、最近はフィルムカメラの質感もとても好き。
今では「撮ってほしい」って言ってくれる友達も増えて、ポートレートも撮っています。喜んでくれる人も多くて、本当に嬉しい。

ほへとキカク 公認クリエイターへ

そして今日、ほへとキカクという創作集団の公認クリエイターとして参加させていただけることになりました。主催のいろはさんには本当に感謝でいっぱいです。これからより一層頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

http://hohetokikaku.com/

今後のこととかまとめとか

試行錯誤してるけど、まだ自分独自の世界観とか色とか出せてない。
何が自分らしさなのか、何をしたいのか、正直まだ曖昧な部分が多いです。
とりあえず今は自分らしく創作して、今年中に詩集や写真集出して、3年以内には個展もやりたいな。

いろいろ回り道をしたけど、結局は原点の文章と写真に戻ってきました。
ここからが本当のスタート。自分らしくがんばります。

言葉は心のともしびとなる。
写真はきらめく光となる。
漠然としてるけど、誰かの希望になれたらいいな。
かつて僕が憧れたような、夢のあるかがやきを。


読んでくれてありがとうございます。サポート、メッセージ、大事にします。