杉山 有栖

元電波芸者の太鼓持ち。放送作家。過去にはTV番組製作を多数(メインはドキュメンタリー)…

杉山 有栖

元電波芸者の太鼓持ち。放送作家。過去にはTV番組製作を多数(メインはドキュメンタリー)。この数年は上級ウェブ解析士としてYoutubeなどネット動画コンテンツのコンサルタントなどを。某大学院生(M3)ですが、いっこうに卒業未定。

マガジン

  • 答えに精度はいらない 〜自殺対策AI開発へ〜

    大学院でデジタル領域の研究をスタートしています。目標は、悩みを具体的に解決するAIの開発。ゴールは、誰か一人でもそのツールを使ったことで自死を踏みとどまること。副業で社会人をしています。構想はまとまり、プログラミングを勉強中。

  • 認知行動スキルを身につける。父から子へ

    47歳で大学院生プレイをしているお父さんが、子供のオス2人に向けて、自分の行動について「認知行動療法」的な目線で、経験を書き連ねていきます。いろんな経験を書きます。元の仕事は電波芸者(TV屋さん・WEB屋さん)です。

最近の記事

「答えに精度はいらない」 と名付けた理由

単純に、悩み相談AIの話をバー「トランド」でしていたときに、Web屋さんの「手を動かせ」と言ってくれた若者が、「そういうAIはひたすら精度を求めても仕方ない。むしろ、適当に精度がないくらいが“”伸びしろ”。」と評したためにこんなタイトルのマガジンになっております。 そうか、つくりながら考えていく。決してユーザーに損はさせないものになっていれば、そこそこの精度でいいのか、と。 つい、こういった悩み相談・自殺対策となると、「あまねく」という公共の意識がふつふつと湧いてくるもの

    • 悩み解決AIの作り方に悩んでいます。

      どうしたらいいだろう?でも聞いてもらう相手も見つからない。困った・・・ これこそが「悩み」であり、誰か共感してくれる人を探している状態であります。悩みを解決する方法を考えている人が、そもそも悩んでいる。屋上屋を架す状態です。 以前、自殺対策のサイトを実験的に作り、そのサイトを数年生かした状態にしてアクセス解析をかけたところ、訪問者のデバイスはスマホ、そして、悩み相談窓口のリストのページが圧倒的にPVを稼いでいました。 検索キーワード(クエリ)を見ると、「無料 悩み 相談」

      • まず、手を動かせ。若者にそう言われた。

        生きづらさの時代とか、同調圧力の強さとか色々あるけど、みなさんいかがお過ごしですか。 おっさん大学院生が悶々とアイデアだけ抱えていることを、ポロッと渋谷ののんべい横丁にある「トランド」というバーで語っていたら、Web屋さんの若者に、「アイデアでいいから発表しろ、とにかく手を動かせ」と至極真っ当な説教を受けまして、ありがたい言葉と思い、その構想をnoteに書き始めることにしました。 生きているといろんな悩みがある。でも悩みだけに人にはなかなか話せない。誰にでもそんなことがあ

        • 認知行動療法ってなんだろう?其の七

          改めて本を読み返しながらアウトプットしているのですが、とても怖い言葉が目に飛び込んでしまったので、そのことを書こうかと思います。 ストレスを強く感じるような出来事や自分が苦手にしている出来事にであった場合には、極端な考えをしてしまうことがある。これは、これまでで理解してきたつもりです。で、こうした場合に、極端な判断は自分を守ろうとしている。これも分かりました。 ここで出てきた言葉が「落ち込みの渦」。 気持ちが動揺して、さらに良くない可能性を考えてしまうと言う悪循環のこと

        「答えに精度はいらない」 と名付けた理由

        マガジン

        • 答えに精度はいらない 〜自殺対策AI開発へ〜
          3本
        • 認知行動スキルを身につける。父から子へ
          26本

        記事

          認知行動療法ってなんだろう?其の六

          ストレスでゆがんだココロが判断した結果をどうするか? 間違った行動に出ないためにどうしたらいいか? 認知行動療法の本をいくつか読み進めていくと、要は、ボコボコになっているココロの変形具合で、その判断の傾向(クセ)を見定めていこう。この「傾向と対策」と言うのが認知行動療法の”療法”と言われる中身なのだと分かってきました。 確かに考え方の「傾向」(ある種のクセ)がその人ごとにあると思います。そのクセが強く出ていると、周りとの調和でつまづくことになったりする。これはもしかすると

          認知行動療法ってなんだろう?其の六

          認知行動療法ってなんだろう?其の五

          認知行動療法をちゃんと知りたい。前回ストレスによって「ボコボコに殴られ(変形した)認知」と言うところまできました。 人間は、いずれにしても外的な刺激に対して何らかの反応をしていて、物事に対してなんらかの「認知」をして、そこから行動に移していることは分かりました。では、その「ストレスでボコボコに殴られた認知」がした判断は大丈夫なのか?というと、それは”大丈夫じゃない”ですよね。 すでにボコ殴りされていて、平和でいられるのは「左頬右頬の教え」なブッダさんか、よほど殴られるのが気

          認知行動療法ってなんだろう?其の五

          認知行動療法ってなんだろう?其の四

          認知行動療法をちゃんと知りたい。前回、『ストレス』というのがなにか自分の認知行動に悪さをするんだろうなぁ。と言う気がしてきました。 で、ストレスと言う言葉の意味を改めて確認してみると 1 《生体にひずみの生じた状態の意》寒冷・外傷・精神的ショックなどによって起こる精神的緊張や生体内の非特異的な防衛反応。また、その要因となる刺激や状況。 2 語勢。強さのアクセント。        (デジタル大辞泉 小学館) とある。2の方は、別な使い方と言うことでしょうから、 1に示されて

          認知行動療法ってなんだろう?其の四

          認知行動療法ってなんだろう?其の三

          認知行動療法を何とか理解したい。さて、少しずつ言葉を分解しておりますが、其の三では、『認知』をもう少し考えてみようと思います。 気持ちがすごく落ち込んでいるときに、回りでひそひそ話している声がすると、「自分の悪口を言われている」と思い込んだりして、「もうダメだ」とココロがツラくなったり、もう「会社なんて行かない」と翌朝家にこもったり、家族に妙にきつく当たったり。 そんなこと、した覚えってありませんか?? 日々の暮らしの中、「あっ、今わたし認知している。」と、頭で意識するこ

          認知行動療法ってなんだろう?其の三

          認知行動療法ってなんだろう?其の二

          認知行動療法を何とか理解したい。まずは、「認知」と「行動」という言葉の意味が分かったところで、では、この二つの言葉がつながったことでどう関わっているのかを考察してみようと思う。 人間はいろいろな目の前に怒ったことや入ってきた情報を受け止める「認知」、すなわち何らかの『判断』をしてから「行動」をしているということになります。こう文章にして見ると、当たり前のようでもあるし、でもその認知から行動というプロセスをほとんど意識していない場合のことがほとんどです。 <例えば>飲食店で

          認知行動療法ってなんだろう?其の二

          認知行動療法ってなんだろう?其の一

          日々、認知行動スキルを身につけようとnoteを書き連ねております杉山です。メンタル面で弱い部分が多く、カウンセリングの中に認知行動療法というものがあり、そのやり方をちゃんと身につけようと書き始めたものの、ちゃんと身についていないがために、単なる日記風になってしまっていたことをちょっと反省しております。 と言うわけで、ここで、きっちりと、行動認知療法について自分なりに調べ、まとめてみたいと思います。 まず『認知』とは?辞書をひいてみると、 [名](スル) 1 ある事柄をはっ

          認知行動療法ってなんだろう?其の一

          認知行動スキルを楽しむ。父から子へ

          あんまり暗い話を書いてもつまらないから、楽しむことについて考えてみよう。 と思ったが、院のリポートが山ほどたまっているので、来週まで文字を書くことは成績に直結するのでnoteいったん禁止。 ちゃんと成績とらないと、せっかく通っているのにもったいないから。 やった結果が悪い結果だったとしても、頑張った結果ならそれが実力なのでいいけれど、現実逃避だけでリポート書けなかったら授業受けていたことが本末転倒だからね。 ゲームに逃げない・小説に逃げない・noteに逃げない。 さ

          認知行動スキルを楽しむ。父から子へ

          認知行動スキルを研鑽する。父から子へ

          テストっていやだよね。今、お父さんは大学院に通っていて、第3Q(クォーター)の課題まみれになっている。プログラミングの試験は先週ボロボロだったし、週末はリポートが3つも仕上げなければならない。 君たち高校生の気分がとても良く分かる。憂鬱なんだよな。 お父さん、高校は男子高だったんだけど、高校2年生の秋頃にいきなり部活に入ったんだよね。ちょうど理系クラスにいて成績は学年で100番目くらいだった。(全部で300人ちょっと/1学年) で、親もあきれて、なぜ部活をやるのか問いただ

          認知行動スキルを研鑽する。父から子へ

          認知行動スキルで自覚する。父から子へ

          模試の順位とか気になるよね。他人が喜んでいることとか、どうも気になるよね。自分がどう思われているのか?気になるよね。 色々と気になる。気になって仕方ない。そんな気持ちはよく分かる。 ま、せいぜい他人を不快にさせなきゃいいんじゃないか?時には不愉快にさせてもいいんじゃないか?と思うようになってきた。 他人と比較すると、きりが無い。宝くじを当てた人が隣に住んでいたり、同級生が某IT企業立ち上げの時の副社長でいまは億り人だったり。動機が転職して外資系でバリバリと健康に働いてガ

          認知行動スキルで自覚する。父から子へ

          認知行動スキルとやり合う。祖父から父から子へ

          今日は、色々と本を読んだり論文の骨子を作ったりと進捗が多かった日。 でも、この時間になって、ただ頭がぼーっとしている。 色々とやってみているけど、本当は何をやりたいんだろう? いいパス回しが出来た一日なのに、一本もシュートが入らない。 思っていたことをやっているはずなのに何かが違う。もやもやする。 今日読んでいた本の「経営戦略」というジャンルでは、KSF(Key Success Factor)と現実のギャップをとりのぞくことが「戦略」でそのいくつものやり方は細かく「戦術

          認知行動スキルとやり合う。祖父から父から子へ

          認知行動スキルと正論。父から子へ

          「痛い!」と思う指摘を受けることって生きてると結構ある。ちょっとでも弱っていると、できるだけ忘れた方がいい。だって、そのときは弱っているのだから。 で、ちょっと元の元気に戻ったときにそのことを振り返ってみるといいと思う。なぜ、その言葉を投げかけられたのか?そのとき言った相手は何を思っていたのか? きのう、、お父さん今一番弱いところをがっつり刺されされたんだよね。骨を削られるくらいえぐられた。正論ってやつ。でもその後、忙しくてそのことを思い出す暇も無かった。ぐったり疲れて一

          認知行動スキルと正論。父から子へ

          認知行動スキルを錬成する。父から子へ

          やりたいことは見つかったかな? お父さんはまだ見つかっていないよ。ドキュメンタリーの現場で人にレンズを向け続け、なぜ?なぜ?を問い続けていた20年。そこからいきなりWEBの世界に入って、役立ちそうな資格を取ったり、今は夜大学院に通って勉強している。二次元の世界から3次元のVRを作り始めて、でもまだ見せられるテクニックも無い。2次元の経験がじゃましているし、何よりプログラミングの覚えが悪い。直近では、企画しているホームページは出来てないし、月曜のリポートもこれからだ。 でも

          認知行動スキルを錬成する。父から子へ