5.心理英語の勉強法

心理英語は入試における壁だとよく言われます。
それは、そもそも日本語教育をベースに生きてきた人にとって英語は難しいから・・という当たり前なことではありますが、
別の視点から考えると、
・心理学や学術的な英語が難しい
・本来英文として完成しているものを、まったく異なる言語である日本語に再構成しないといけないこと
があげられると思います。

ではどのように乗り越えていくかというと、
①まずは通常の英文が読める程度の英語力を作る
②心理学、学術的な英語を身につける
③ひたすら中文~長文を訳していく
という流れになるかと思います。
これらの詳細を、私の実体験をベースに書きまとめておきます。

<①まずは通常の英文が読める程度の英語力を作る>
実は私は生涯で2回臨床心理の院試を受けました。
1度目は現役学生の頃で、そのときは全然勉強していませんでした。
加えて英語大嫌い&大苦手という・・・そもそも英語に向き合うことを放棄していました。
おそらく20代前後からアラサーまで英語力は中学生未満でしたでしょう。
実際に、予備校で出されたSVOCの問題が全然解けませんでした。(←このように、自分の英語力をなんらかの方法で明確化しておくとゴールまでの道筋が立てやすくなります)

ということで基本的な英語力を構築していくために、
高校受験用の中学レベルの文法書をやりこみました。
ほんと、英語って一朝一夕では身につかないもので・・
やり始めて2か月ぐらいで自分の出来なさにキレてのたうち回ってました(謎)。
その時に「このくそ英語野郎を絶対打ち負かしてやる!!」ってなんか変な闘争反応が沸き上がり、それでブーストして1年間続けました。

1年続けてみたら、ようやく簡単な(学術系ではない)中文が辞書アリで読めるレベルになりました。
予備校の講師や周囲からも褒められ、なんかうれしかった。もっとやろうとおもった(正の強化)

ただ、1年のトレーニングでは心理系学術系の中文・長文はなかなかうまく読めず・・。
つまり、大手予備校が出してるような心理英語参考書はうまく解けなかった。
で、実はこの時期の文法トレーニングでは表面上でしか文法を理解できていなかったことも気づき、結局後からやり直しをしました(院試半年前ぐらいに大急ぎでw)

話は前後しますが、単語覚えもやや遅れながらやっていました。
単語は文法を勉強し始めるときに、もっと早く同時進行しておくべきでした。
中文・長文を読めない理由の大半は単語がわからないことから来ていたので。後になって苦労しました。

<まとめ>
以上の経験を踏まえ、もし別世界線の自分にこれから英語を学ぶ際の助言をするなら、
・まずは自分の英語レベルをアセスメント(その方法として、予備校の問題や大学院の過去問を解くなど)
・次に、そのレベルに応じた文法の学びなおしを
・文法と同時に英単語を覚えていく。文法よりも英単語優先してもいいぐらい。
・文法は、1冊の参考書では理解が薄いかもしれない。2~3冊用意し、それぞれ最低3周、理想は5週ぐらい繰り返してみよう

次回は、
②心理学、学術的な用語の英語を身につける
③ひたすら中文~長文を訳していく
を書いてみます。

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