見出し画像

貪・瞋・癡に反応しない時間を作る為に

どうやら嫉妬する時間が多い人間らしい

「なんであいつばかりに」「自分はついてない」とか、仕事をする上で他人に嫉妬したり、持っていないものを欲しがってばかりという、割となりたくない人間像に近づきつつある。

本当なら他人の成功は素直に祝うとか、自分の持てるものをシェアするとか、余裕を持って周りと関われる人になりたいと思っていた。
でも、頭の中の自分との距離は遠そう。
そんな折にネガティブな反応を消していきたいと思って行き当たったのが最近流行りの瞑想だった。

自分の内面に気づきを入れることが重要By釈迦さま
貪(失ったものに執着する)・瞋(まだ持っていないものを求める)・癡(真理を知らない、愚痴を言う)と言うのが人間の持つ煩悩の中で最も強いと言うか、根源的なもので、苦しみを生む原因となっている(らしい)。

んで、これらってよく考えてみれば、心が作り出してる妄想のようなもので、自分の心には存在してるように思えるけど、実在はしてないもの。
つまり、空即是色の世界観乗っ取っていうと「ありそうでないもの」なので、自分で作った妄想に振り回されているのが人間の性なんだとか。
確かに妄想に無駄なエネルギーを使っているなと思うのだが、そんな時は自分の心を客観視すると、執着を減らせるよというのがヴィパッサナー瞑想で、最近取り入れてみているがこれが良い効果を生んでいる気がする。

・するべきことだけを考えるようになる
・妄想に入りきる前に「はっ」と抜け出せる
・まぁしょうがないといい意味で執着が薄れる

みたいな効果が出ていて、その鍵を握っているのが「サティ」という概念。
日本語に訳すと「念」らしいのだが、要は気づきを得るということに近いと思う。

自分の心の状態に気づきを入れていく
例えば「なんであいつだけ評価されるんだ」「運が良いだけだろ」とか、自分以外にマイナスな感情を向けそうな時に「あ、今嫉妬してるな」「自分の方が実力あると正当化したいんだな」とその時の感情を言葉で表現してあげる。
そうすると、妄想の渦にハマっていく前に、自分の状態を認識してそこで妄想がストップするので無駄なことにエネルギーを割く必要がなくなる。
これが未だ毎秒主観毎に正しくサティを入れられてるわけではないけど、習熟するといい感じに粘っこい人間性が取れてさっぱりする予感がしている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?