2020年9月5日ガンバ大阪&ガンバ大阪U23DAZN観戦の感想

今日は18時からU23チームが藤枝とホームで、18時半からトップチームが仙台とのアウェイでの試合です。

17時開始と19時開始などでズレていたら、例えDAZNであっても一試合に集中できるのですが、ほぼ同一時間帯での試合となると二画面を同時に見るので大変ですね。

さて、水曜のU23の試合で活躍した唐山や川崎がトップ帯同しないかな、と思っていましたが、ここ数試合手を付けられないくらいの活躍をしていた川崎が、トップの仙台戦のサブに入りました。U23での活躍ぶりを見ていた人にしてみれば誰もが納得の起用です。

そしてトップのサブには遠藤も久し振りに入りました。その代わり、小野・矢島がメンバーから外れると言うことでちょっとした荒療治にもなっています。

U23の方は人数の関係もあってオーバーエイジも入れています。絶好調の川崎が抜けた穴を唐山・高木・塚本が埋められるかが期待ですね。


試合開始はU23の方が30分早いため、まずはこちらの観戦から。

6分にはFKからオーバーエイジ起用の菅沼が頭で合わせますが惜しくも防がれます。キャリアから言ってU23帯同は悔しいでしょうけれど、見返すつもりでパフォーマンス出来るかどうか。

7分にはその菅沼ヘッドから得たCKをおくのが決めて早速先制です。負けなしが続き、連勝中のU23の好調さが分かります。

20分にOA起用の高木が痛んで伊勢と交代します。

お互いに決定機まではいかず、攻め合い守り合いという感じで時間が進んでいましたが、37分には左サイドのクロスからつないだ藤枝に決められて1−1のイーブンになりました。結局このまま前半終了。

後半は両チーム交代無しでスタート。

55分には黒川に代わってオムこと山口が今日は途中出場です。

59分にはスルーパスを通されて吉平に2点目を決められました。

63分にもCKから危ないシュートを打たれます。その直後にタビナスが新里に代わって入りました。連戦のため、DF陣にもローテーションさせているのかも知れません。

どうも今日は攻撃の爆発力が無いというか、ここぞというところでたたみかけられていません。もちろん川崎不在もあるし、それ以外の原因もあるでしょう。

75分にはつないで中央から伊勢がミドルも弾かれます。

82分には立て続けにシュートを打たれますが一森がセーブ。87分にも大石にドンピシャヘッドを打たれますがこれも一森が防ぎました。

89分には塚本が左から振り抜きますが、ミドルは枠の上。

91分には自陣でボールを奪われ、大石に決められて1−3。実質試合が決まってしまいました。

もうちょっと、前線の唐山を狙うボールがあっても良かったのかなと思いますが、藤枝が先制されても慌てず、じっくり攻め続けていた結果でもあると思います。


ここからは仙台ガンバ戦。

トップチームのスタメンは3バックは変わらず。中盤にはルーキー山本が入りました。ここ最近ミスからの失点もあった藤春の先発起用が吉と出るか。まあ前節は藤春の逆転ゴールが誤審でオフサイドされたのは可哀想でした。

2トップは宇佐美アデミウソンのコンビです。先発はこの2人が一番良いと思うんですよね。少なくとも、終盤パワープレーしようとした時にパトリックや千真がいないというのは迫力に欠けます。

試合は序盤、仙台の立て続けのCKなどガンバは守勢に回る中、4分に早速CKをゲデスに頭で合わされて失点します。

ここ数試合、本当に失点が多すぎるのですが、どうにかならんもんですかね。

と思っていたら、井手口のインターセプトからつないで攻め込み、最後は山本が切り返しての素晴らしいシュートを決めてすぐに同点に追いつきます。まさに起用に答えるJ1初ゴールでした。

試合の展開としては悪くありません。リードされている時間が長いよりははるかに良いです。

11分には相手ゴール前でアデミウソンがGKと接触しながらループシュートを打ちますが、惜しくも外れました。

14分には低い位置で山本がボールを失ってゲデスに狙われましたが助かりました。直後の15分、ガンバの右CKを三浦がすらしてアデミウソンが合わしてゴール! あっという間に逆転です。スローで見ると、三浦が合わせて飛んできたボールに、アデミウソンがジャンプして合わせているんですよね。反応速度すげえな、と子どもみたいな感想を抱いてしまいます。

17分には仙台のFKの混戦で至近距離からゲデスに打たれますが東口が弾きます。

良いときでも悪いときでも、井手口が広範囲でボールを奪い続けますが、悪いときはそこから攻撃につながりません。良いときは1点目のようにそこからシュートまでもっていけます。

と思っていたら、29分に宇佐美の絶妙なボール奪取からグラウンダーのパスを受けた井手口が左足で合わせましたが、ゴール左に外れてしまいました。あれは決めて欲しかったですが、宇佐美なら相手を交わして打てたと思うんですよね。

直後にゲデスにヘディングシュートを打たれますがこれも東口がキャッチ。

今日は高い位置でボールを奪えるシーンが多く、こういう試合は見ていて楽しいですね。

31分には宇佐美のミドル。36分には良い展開から藤春のシュート。

今日は倉田も良いですね。矢島・小野といった移籍組にポジションを奪われ気味でしたが、あの位置で一番汗をかける選手だと思います。

そうかと思えば39分に仙台のCKからハンドによるPKを取られました。個人的にはどう見ても肩だと思いますが、前節からの流れでは、ツキも無いなあと思えてしまいます。

しかし、ガンバには東口がいます。まさに守護神として西村のPKを防ぎ、ガンバのリードは続きます。

そしてこのまま前半終了。CKから失点とPKを招いてしまいましたが、それ以外のプレーはここ数試合で最も良かったのではないかと思います。

後半開始。様子伺いながらも47分にはいきなりミドルを打たれますが東口の正面。正面で受けるシュートが多いのは、DF陣がシュートコースを絞れている証拠でもあります。

49分にも右サイドから攻められてあわやという場面もあります。どうも今日は開始直後が良くありません。今日だけでは無い気もしますが。

後半は開始から20分くらいずっと劣勢です。シュートまでももっていけません。どこかで手を打つのかと思っていましたが先に交代したのは仙台でした。

そのあとガンバもアデミウソン・宇佐美に代えて千真・パトリックコンビに入れ替えます。

72分には待望のカウンターでパトリックから千真につながりましたがゴール前の絶好機で惜しくも打てず。ここは打って欲しかった。

ここで流れが変わったのか、直後の73分にセカンドボールを奪った倉田が相手を交わして見事なコントロールショットを決めて3−1。お手本のような巻いて入る美しさでした。

25分以上攻められ続けながらも、ゴールが決まったのはガンバだというのは、サッカーというスポーツの難しさを実感させられます。その直前に大決定機を逃しているのですけれどね。

そしてこれを受けて仙台がさらに選手交代。ついにガンバにとっても馴染み深い長沢も入って来ました。

後半疲れているところに、スペースでボールを受けられるパトリックがいるのは頼もしいですね。逆に相手にしてみたら大変でしょう。

82分に仙台が最後の交代を行います。ガンバは川崎を出しやすい雰囲気にはなってきましたが、じゃあ誰に代えるかというと、誰だろう・・・。倉田かなあ。山本に代えて井手口をボランチというのもアリですが。

84分には小野瀬のシュートでちゃんと攻撃を終えます。流れは悪くありません。

85分には左サイドから千真の突破、パトリックが潰れて、高速でPAに侵入してきた井手口が今度はしっかり決めました。これで3点差。

今日のゴールは、先発に抜擢した選手、復帰した選手、交代出場した選手が活躍してのものが多く、まさに采配が当たったというか、的確だったのは間違いありません。

さて、ここで倉田に代えて高尾、山本に代えて川崎!ついにJ1リーグ戦初出場です。
高尾が右サイド、小野瀬がインサイドに入り、川崎が2列目、井手口がボランチでしょう。

90分にはゴール前でのシュートを井手口がブロック。本当に守備範囲が広い。

91分にはCKから打たれるもこれも東口がキャッチ。

94分にはドリブルで少し持ち込んだ川崎がミドルシュート。そして試合終了となりました。

4試合ぶりの勝利としては申し分ない結果でした。後半、2人交代するまでずっと劣勢の中でしのげたのが大きいのと、前半に東口のPKセーブが全てだったかも知れません。今日の個人的マンオブザマッチは東口。井手口と迷いましたがPKを決められて同点になっていたら後半の展開もまるっきり異なっていたでしょう。

感想は分けて書きましたが試合は同時に見ていました。ホームとアウェイで攻める方向が異なるので、交互に見ていると混乱します。

試合結果は対照的になりました。先週末はトップが惨敗してU23が快勝でしたが、今日は逆になりました。どちらかというとトップが勝つ方が間違いなく良いのですが。

川崎のJ1デビューもあって良い試合となりました。トップチームでのゴールはルヴァンカップで決めた唐山の方が先でしたが、リーグ戦は唐山よりも川崎が先になりました。

来週は今週とは逆に水曜にトップのみ試合があり、U23は土曜までありません。9日の柏戦で川崎や唐山の帯同があるのかどうかも楽しみですね。

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