ガーシー議員の行方行く末

東谷義和氏いわゆるガーシー氏が、ネット上での暴露をするだけではなく、参院選立候補、そして当選ということになって、脛に傷のある地位がある人は誰もがビビっていたかも知れませんが、安倍元総理暗殺犯による旧統一教会言及によって、政界もマスメディアも一気に旧統一教会とのつながり一色になってしまい、ガーシー氏の暴露に大半の人が関心を持たなくなってしまいました。

規模の大きさを考えると、旧統一教会関係のネタはそうそう尽きるとは思えません。AOKI・電通・東京五輪の不正問題が一気に逮捕まで行きましたが、これもいわば安倍政権・自民党批判にもつながっています。

この「世間的に注目されていない」状態において、ガーシー氏の方で我慢が出来るのかどうか分かりませんが、暴露によって注目を浴びて動画の再生回数を稼ぐというビジネスモデル(もしかしたら存在意義かも知れませんが)が成り立たなくなると、新しい手を打ってくるでしょう。

その一つが有料のオンラインサロンなのでしょうね。月額3980円だそうですが、もともと暴露動画の視聴者層が中高年男性らしいので、この辺の価格設定なら払う人が結構いるのではないかなと思います。ただ、これが当人が求めるほどの売上利益を上げるかどうかは微妙な気もします。

ああいう暴露好きな視聴者層が遵法意識や人並み以上の倫理観に満たされた人たちとも思えませんので、サロンで暴露された情報をYouTubeやアフィリエイトブログで勝手に転載しちゃうんじゃないでしょうか? その対策を立てていたら別ですけれど。

また、そもそも暴露って不特定多数の人々に一気に認知されないと、暴露される側のダメージにつながりません。いわば暴露される側がビビらなくなると思うのですよね。閉鎖された環境で暴露されても、暴露される人の支持者にまで知られなければ地位・名誉・財産を失うことはありません。サロンはあまり上手く行かないんじゃないでしょうか?

サロンで儲けられなくなると、議員報酬も重要な資金源となりますが、暴露による破壊力が減ったガーシー氏と、NHK党の立花党首との間で、議員歳費等の按分でもめることはないのでしょうか? 双方が相手に対して「もっと寄越せ」ということになれば、金の切れ目が縁の切れ目になります。

それこそ、立花党首の暴露ネタを仕掛けてくる可能性だってあるでしょう。そこまで泥沼化すれば議員除名も現実化するでしょうし、さらに他の政治家の暴露に派生していくでしょう。

除名が決まったらガーシー氏としては日本ですることも無くなってくると思うのですが、どうするのでしょうね?

いっそのこと、日本と関係性が良くない国に亡命する手もありますね。亡命申請が受理されるかどうかは知りませんが。

アメリカ政府の暴露をしたスノーデンや、ウィキリークスのアサンジみたいな生き方になるかも知れません。志や経緯は彼らとは丸っきり異なりますけれど。

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