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毎年変わるスローガンより100年続くフィロソフィー

唐突ですが、Jリーグのクラブが毎年掲げて(発表する)スローガンって必要でしょうか?

個人的には毎年毎年新しいスローガンを掲げる必要性は無いと思っています。

スローガンを発表することでマスメディアに報道の材料を提供して露出を増やすことが出来る、というメリットはあるかも知れませんが、そもそも新スローガンの発表はほとんどの場合、新シーズンの新体制発表時に行われるので、スローガンが新しくなくても報道してもらえます。新しいユニフォームの写真や、監督のコメント、新加入選手の紹介と一緒にスローガンが並べられるだけです。

ガンバ大阪の2020年のスローガンは昨年と同じ「GAMBAISM」です。

色々なことを考えて出来上がったスローガンだとは思いますが、揚げ足を取る感じになりますけれど、そもそも「GAMBAISM」というのは当たり前のはずで、他のクラブには無い、ガンバらしさを追求していくというのは別のスローガンを掲げていたとしても必要なことです。

どうせ掲げるなら100年続けられるようなスローガンにしてほしいと思います。毎年変えたところで大して世間的な興味を引きません。だいいち、Jリーグのサポーターでも自分が好きなクラブ以外の他のクラブのスローガンを知りません。

クラブ内部での士気を高めるとか、方針を知らせるという意味があるのかも知れませんが、それはまた別でやればいいことです。

これはあくまで私個人の感想ですが、他のサポーターの人にとって、クラブスローガンってどういう位置づけなんでしょうか?

スローガンよりはフィロソフィーというか、クラブの長い歴史を貫くような方針の方が重要だと思います。

鹿島アントラーズがずっと強豪であり続けるのは、一言で表すならジーコイズムということになるのでしょうけれど、ジーコがもたらしたものは間違いなく「鹿島アントラーズらしさ」になっています。それは別にスローガンとして「ジーコイズム」や「KASHIMAISM」を掲げているから続いてるわけではないでしょう。

毎年のスローガンの発表を楽しみにしている人ももちろんいるでしょうし、それがいろいろなメリットもあるのかも知れませんが、個人的には「GAMBAISM」は毎年変わるスローガンではなく、クラブのフィロソフィーとして永久に掲げてほしいです。


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