ヘンリー王子の著書は日本には無関係だけれど他人事ではない

イギリスのヘンリー王子の著書が内容が内容だけにいろいろと物議を醸しているようです。

大人になってから兄に暴力を振るわれた(兄弟喧嘩とも言う)とか、従軍中にアフガニスタンで敵を殺害したこととか、わざわざ書かなくても良いようなことをわざわざ書いてしまっているのも、著書を売らんがためなのでしょうか。

ただ単に金のために過去を切り売りして、イギリス王室批判をしているのであれば、それはそれで行動原理を理解しやすいです。そういう人なのだと言うことですから、金のために売れる過去がなくなったら終わりです。

そうではなくて、王室への意趣返しや復讐的な目的があってのことですと厄介というか、今後も続いていくでしょうし、もっと過激になっていくでしょう。内紛が収まらなければ王室や政府に対してのイギリス国民からの不満も強まるでしょうし、それこそがヘンリー王子(と、おそらくはメーガン妃)の望んだ結果になるのでしょう。

ただ、それはかの夫婦にとっても自傷行為にも等しい児戯であり、自分たちの名誉と人格を材料にして焦土戦術をしているようなもので、結局は自らの存立基盤を脅かすだけです。王子とその妻という立場を捨てたいのか、捨てられないのか。どちらにせよ変わりない立場の基を攻撃しても、得られるのは端金と、世間の注目という名の侮蔑です。

一連の問題がどこの辺りで、どのように収まるのかは誰にも分からないでしょうけれど、日本人にとって対岸の火事とは言えません。

眞子様と小室圭氏の夫婦に関しては、

過去にこういったことを書いてきましたが、イギリス王室も日本皇室も、その属する人員の人権をある程度制限する形で存在しています。一般国民と同じ自由と権利を行使することは法律的にも慣習的にも許されていません。そして、その王室・皇室における自分たちの処遇、そして世間からの注目と非難の釣り合いが取れなくなれば、噴出するのは破滅衝動です。

これがイギリスだけに起きる現象と断言できるでしょうか?

税金が投入されているからという理由で、過剰な取材と過激な批判が繰り返されれば、将来の皇室には暗い未来しか想像できないのですが、日本だけは何の問題も無い未来が果たして待っているでしょうか。

内部からの暴露というスキャンダルが、そのうち出てくる気がしてなりません。昔なら、マスメディアに全て圧力をかければ何とかなったでしょうけれど、ネット全盛の今はそんな時代ではないですし、ヘンリー王子・メーガン妃同様に、アメリカに住んでいては、歯止めにも限度があるはずですよね。

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