ただいま投稿中

以前、ある事業所でアルバイトをしてたときのこと。朝、9時頃そこに行って、決まった作業をして18時になったら帰る。バイトだもん。そーゆー生活をしてたんですね。

けっこう長くやってたなあ。周りの人たちとも仲良くなれてたと思います。
そこの職場は時々全体ミーティングをやるんですね。従業員が作業を止めて一か所に集まり、報告や連絡などをして解散、ということでした。アルバイトもそこには出席していました。
ある日、係長クラスの人が立って発言しました。「最近、わが社は非常に忙しくなっている。みなさん、残業が続いてますが、本当にご苦労様です。ただ、私はこういうことは言いたくないし、あえて誰とは言わないが、職場の空気に関係なくサッサと帰る者がいる。みんなが残業して一生懸命頑張っているときに、アイサツもなく、定時で退社する者がいる。私はそのような態度が理解できない。」
目を赤くして涙ながらに訴えるわけですよ、30過ぎのイイ男がですよ。その訴えは部屋の隅にいた私にも聞こえてきたが、アノ人なに言ってんだろう?誰のことを言ってんだ?と最初は不思議だったんですが、だんだんとわかってきました。おれのことじゃん!
名指しはしないまでも、その人はどうも、バイト軍団が残業をしないことに対して憤りを覚え、その気持ちをミーティングの場を借りて訴えたんですね。
そこにいた人たちは、誰も私を見なかった。見るまでもなかったからです。
ミーティングは終了し、翌日、いつものような職場に戻った。が、私が残業をするようになったということはなかった。残業をしたくないから正社員になりたくないという気持ちがあったし。
誰かが涙ながらに何かを訴えても、訴えられた側はよくわからない場合が多い。関係の非対称性っていうのかな。訴えられた側は、訴えた側がカン違いをしているように思えるし、訴える側は、訴えられた側が確信犯だと信じ込んでいる。両者の見解の食い違いってのがあると思いますよ。

火曜日の午後、イタリアのジュゼッペ・コンテ首相が1時間にわたる演説でマッテオ・サルヴィーニ副首相を激しく口撃、自らの辞任を表明。
政策的に連立関係にある副首相がイタリアを政治的混乱に陥れたと指摘。
副首相が首相に対して不信任案を提出したことも大きい。
どこかの国と違い、たった14ヶ月の在任期間でジュゼッペ首相は政権の座から降りることになった。

訴えられた副首相にすれば、なに言ってんだコイツ、てな感じでしょう。政権運営に混乱をもたらすような人がいると首相が判断したのなら、首相はその人を排除すればいいんじゃないの?首相が自分を排除してどうするんだよ。
しかし、そこはそれ、オトナの世界にはいろいろあるのだということでしょうか。連立政権である限り、持ちつ持たれつの関係であったはずです。マイナス面を許すくらいの器量がないと、最初から連立なんかしなければよかったのに。


非正規社員が正規社員と同じ仕事をしてるのに待遇が違うのは不公平だ、という意見がありますが、不公平感は正規社員も感じている。正規・非正規がほぼ同じ作業をしているのに、なんで非正規は定時で帰れるんだ?それは境遇が違うからです。今日の投稿は以上でございます。ありがとう


#COMEMO #NIKKEI

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