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週刊オールライター第18号 「単独関西遠征記」

 こんにちは。HISASHINJOです。今回は以前予告していた「関西遠征」の模様をたっぷりとお届けする長大編のような記事になります。どうか最後までお付き合いください。

今回お世話になった夜行バス。

1. 2/25(1日目) 人生初の夜行バス@大宮→梅田 そして早速襲ってきた災難とは

 2/25夜、私は大宮から夜行バスに乗りました。今回お世話になったのは、さくら高速バスのAT72D便。大宮駅西口と難波を結ぶ路線です。今回は、途中のヨドバシ梅田タワーバスターミナルまで乗りました。
途中、東京駅、横浜YCATで乗客を乗せたのち、東名高速・新東名高速・名神高速などを経由し、途中、海老名SA(東名高速)、浜松SA(新東名)、土山SA(新名神)でトイレ休憩等を挟み、京都八条、ヨドバシ梅田タワーバスターミナルを通って難波に向かいます。

EXPASA(海老名SA)での休憩中。
関東から名古屋・お伊勢・京都・大阪方面に向かうバスが勢揃いする光景は壮観です。
海老名SA、すごい大きいですよね。
そしてすごく綺麗。

しかしこの道中、まさかのアクシデントが。新東名高速の駿河湾沼津PAから新富士ICの間を走行中、左ふくらはぎに違和感を感じました。伸ばしてみようにもなかなか治りません。すぐにスマホで検索をかけたところ、「エコノミークラス症候群の初期症状」の疑いが急浮上するという、とんでもなさすぎるまさかの展開。そのため、大宮へ向かう道中あらかじめコンビニで買っておいた麦茶を飲み、左ふくらはぎを中心に念入りに揉み、ズボンのベルトも極端にまで緩めるという、エコノミークラス症候群とのまさかの戦いをする笑えない事態となりました。このため、膝に置いていた防寒具類を床に置き、フットレストと足置きを元に戻しました。結果的に足は比較的ピンと伸び、楽になりました。
どうやら、防寒具(コート・トレーナー)を置いた状態でフットレストと足置きを使ったことで逆に脚に負荷ががかかり、血流の流れを阻害したと思われます。
(結果的に足置きは全く使いませんでした。)
その後、2度目のトイレ休憩となった浜松SAで足を動かし、自販機で麦茶2本目を購入してバスに戻りました。
そして3度目の休憩地点、滋賀県甲賀市にある新名神高速土山SAで降りてみると仰天。なんと雪が降ってました(⁉︎)。

この光景には驚かされました。
関ヶ原で雪ならまだしも、甲賀忍者の里に雪というイメージは正直ありませんでした。
これはどうしたことか。
3月が近いのに春雪異変でも起きたんですか?(東方成分ごめんなさい)

しかし、致命的な問題がありました。
それは「一切寝れなかったこと」です。
目を閉じてた時間はあったものの、熟睡レベルにまではいきませんでした。
次に夜行バス乗るとしたらグランドリームやドリームルリエ(共にJRバス)、ドリームスリーパー(関東バス)も本気で検討しないといけないレベルかもしれないです。
というより、角座で居眠りしないか心配だなぁ・・・。

2. 2/26(2日目) 大阪がマラソンで盛り上がる中、阪神と高校野球の聖地とDAIHATSU心斎橋角座にいった話

 大阪はこの日、大阪マラソンが開催されていました。そんな中私は一度大阪を離れて兵庫県に向かいます。

ぼんたぼんたのおにぎり。

まずは、おにぎりで腹ごしらえ。ネットで調べたところ、ヨドバシ梅田タワー内にあるおにぎり屋さん「ぼんたぼんた」が手軽で美味しそうと思ったのです。
このようなおにぎり屋で私がよく頼むのは魚卵系とツナマヨです。
腹ごしらえを終え、阪神電車に乗車。昨年9月の家族での遠征以来半年ぶりの乗車です。

武庫川駅の阪神本線ホームは、武庫川にかかる橋にあります。

 久しぶりの阪神電車でしたが、阪神タイガースファン兼鉄オタである私には、いつ乗っても嬉しい気分になります。これは、同じ鉄道系チームの西武でも同じことが言えます。
急行に乗って、まずは武庫川に向かいました。前回の家族での遠征で乗りそびれた・行きそびれたスポットに行くためです。
武庫川駅からは、武庫川線の列車に乗りました。武庫川線は、阪神タイガースにちなんだ2両編成の車両(5500系改造車)が走っています。阪神ファン・鉄オタとして一度は乗っておきたかったので、嬉しかったです。

武庫川線専用の5500系改造車。
この編成は「トラッキー号」と呼ばれています。
他には、「タイガース号」「TORACO号」「甲子園号」がいます。

この電車で武庫川団地前へ。武庫川団地には、1世代前の武庫川線の電車が展示されているというので、見に行きました。「赤胴車」こと7800系です。武庫川線で引退したこの車両は、今も武庫川団地のシンボル的存在です。

最初は本線で走っていましたが、晩年に「7800系」に改造・改番のうえ、武庫川線で走っていました。

次に、武庫川団地の近くにあるという、阪神タイガースに関する施設まで歩いていきました。ほぼまっすぐ行ったところにあるので、わかりやすかったです。

その場所は、「Tigers」と「Garden」をかけて「Tigers Den」と呼ばれています。

お目当ての場所は、「阪神鳴尾浜球場」。阪神タイガースのファーム本拠地です。昨シーズン頃から、ファーム本拠地移転の報道があったため、記録に残しておこうと行きました。

ファームは今季も平田勝男二軍監督がチームを率います。

ファーム施設を記録におさめたところで、阪神バスで念願のあの場所に行きました。

大手私鉄系列でありながら、公営交通のような均一運賃で運行されていることに驚いた阪神バス。
ちなみにこの車内で寝落ちしたのは公然の秘密です。

そして辿り着いたのは・・・

憧れの場所。
高校球児だったわけでもないですが、阪神ファンとして来てみたかったです。

阪神甲子園球場です‼︎
念願が叶って嬉しい思いです。
球場に行く前に、グッズショップ「ALPS」によって応援バットと靴下を購入しました。
そしてお昼が近かったこともあって、甲子園から少し歩きますが、お昼ご飯を食べに行きました。

初心者が多く間違う駅として知られるJR甲子園口駅からも行けるかな?

「らぁめん力丸」です。ここのお店は、大のラーメン好きとして知られる元阪神のランディ・メッセンジャー氏がお気に入りの一つとしてあげていたお店です。店内にはメッセンジャー氏のみならず、昨年古巣の中日で現役を引退した福留孝介氏、広島の監督に就任した兄・新井貴浩氏の後を追って広島の二軍コーチに就任した新井良太氏、現日ハムの江越大賀外野手、現OAK(オークランド・アスレチックス)の「Mt.Fuji」こと藤浪晋太郎投手など、阪神関係者のサインがたくさんありました。
本題のラーメンですが、メッセンジャー氏が評価しているだけあります。美味しかったです。豚骨なのでコッテリしてるかと思いきや、メッセンジャー氏の好む「コッテリしすぎず、でもアッサリしすぎず」のスープに細麺がよく絡んでいました。

ちなみにメッセンジャー氏が、チェーン店の天下一品でよく食べていたのは、「こってり」と「あっさり」の中間に位置する「こっさり」らしいです。

腹ごしらえを終えて甲子園に戻り、いよいよ甲子園歴史館に入ります。

念願の甲子園球場。
本当に来てよかったです。

甲子園歴史館では、かつての阪神の栄光や、名場面の数々の展示、高校野球の名場面などが展示されています。また、BE-STADIUM KOSHIENでは、バーチャルバッティングやバーチャルピッチングを楽しめます。私もやりました。なつかしの選手のモノマネをしてみたり、変則打法・投法を試してみたり・・・いろいろ楽しんできました。ちなみにこの旨を大の西武ファン(セ・リーグは阪神を応援している)である親友にLINEすると
「牧田知丈さんかな?」
と返されました(笑)。

とても楽しかったです。
次は試合観戦で来てみたいですね。

 甲子園を後にし、一度梅田まで向かいました。
乗車したのは、山電こと山陽電鉄の車両。山電と阪神は相互乗り入れをしていますが、前回の遠征の際乗っていなかったので乗れてよかったです。

山陽電鉄5000系。山電の主力車両です。
山電5000系のクロスシート。私はロングシートよりもクロスシートが好きです。

大阪からは大阪環状線に乗って鶴橋を経由して天王寺まで向かいます。

環状線の車内からのぞむあべのハルカス。
天王寺駅阪和線ホーム。
ここのホームから一度にたくさん流れてくる接近メロディーが、「不協和音」であるとネタにされており、それを聴きに行きました。

そしてそこから大和路快速で一つ隣の新今宮に移動し、ホテルにチェックインしました。

大和路快速、関空・紀州路快速は、大阪環状線を一周してから各地に向かいます。
(関東民には不可解・・・)
私が泊まったのはここではありませんが、この星野リゾートが完成した時は大きな話題を振りまいたらしいです。

 そして少し部屋で休んだのち、治安対策をしっかりとった上で、Osaka Metro御堂筋線で心斎橋に向かいました。

元々存在した角座の名前を受け継いだ小劇場。
ここでの経験は、忘れられないでしょう。

 向かったのは、DAIHATSU心斎橋角座。松竹芸能が運営する劇場です。私がここにきたのは
「はっぴちゃん。」という女性芸人のネタを見に行くためです。彼女が出演するライブに本人へ直接DMで取り置きをお願いしてもらい、行きました。
彼女は元々、私とTwitterを相互フォロワーしてくれている方が好きな芸人でした。そこで彼女に興味を持ちました。あいにく私は関東在住の人間なので、出演する番組がだいたい関西ローカルである彼女を見れる機会はなかなかありません。ですが彼女、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで‼︎(日テレ・読売系列)」の名物企画「山-1グランプリ」に出場した際、月亭方正さんから
「島田珠代姐さん(吉本新喜劇で活躍する喜劇女優。とにかくキテレツで、新喜劇になくてはならない存在です。)の再来」
と称賛されて優勝までしたり、同じ松竹の大先輩である「なすなかにし」の中西さんから「ぜひみんなに見てほしい」と絶賛・要望したことで、なすなかにしがコンビでレギュラーで出ている「ラヴィット!(TBS系列)」にゲスト出演できたり、「NHK浪曲特選・冬(NHK大阪制作)」では、浪曲に1席挑戦して大成功したりなど、着実に力をつけています。
私が彼女のことを好きになった理由は
「ポジティブシンキングが上手なこと」
です。
持ちギャグ・ネタの
「はっぴートランポリーン‼︎」
「めでたいこ‼︎」
は、彼女の持つとんでもないポジティブシンキングの賜物と思っています。
私自身、彼女のポジティブシンキングに支えられたこともあるくらいネガティブシンキングが強い傾向にあるので、より惹かれたのでしょうね。
実は、今回の遠征の最大の目的はこれです。サンライズに乗ることも、夜行バスに乗ることももちろん旅の目的なのですが、元々は「今のうちにはっぴちゃん。のネタを見ておきたい」と思ったからでした。
現在17歳の彼女は、今年の4月に高校3年生になります。そうなると、進路や学業に専念することに伴う休業や引退も考えられます。そのため、後悔しないうちに見ておきたいとの思いから、今回の大阪遠征を計画したのです。
そしてネタの方は、予想を大きく超えるものでした。最高でした。とても面白かったです。
そしてネタが終わった後、常連さんに混じって出待ちをしました。人生初の出待ちです。
そうしたらどうしたことか。なんと彼女の方から話しかけてきたのです。
ものすごく気さくに話しかけてくれて、写真まで撮ってもらって、本当に嬉しかったです。彼女目当てだった(というより今回出てくる芸人の中で彼女しか知らなかった)私は尚更です。いや、本当に嬉しかったですよ。ここまでしてくれるなんて。
ありがとうはっぴちゃん。お陰で私も
「はっぴートランポリン」‼︎

幸せな気持ちに包まれた後、ハンバーガー屋で夕食をとり、Osaka Metro四つ橋線に乗りました。
四つ橋線は私の好きな音を奏でる電車がまだ多く残っているので、聞いておきたいと思って乗りました。
社員さんによる実証実験で設置されている
「タッチレス改札機」。
未来の自動改札機はこんな感じなんですよ。

3. 2/27(3日目) ここでも強行⁉︎「関西『紙きっぷで』大回り」、そして念願のサンライズ瀬戸

 「関西でも大回り乗車はできる」ということで、3日目は関西紙きっぷで大回り乗車をしました。関西地区は、関東と違って「ICカード(ICOCA)エリア」と「()大都市近郊区間」のエリアが異なるため、2種類のルートの違った大回りができます。
大都市近郊区間は、簡単に言えば「どのような行き方をしても途中下車をしない限り運賃は変わらない区間」のことです。つまり、東京駅から上野駅まで移動する場合、山手線で品川・渋谷・新宿・池袋を経由して行こうが、秋葉原を経由しようが、途中で改札を出ない限り運賃は変わらない、というのが「大都市近郊区間」のルールです。このため、乗り鉄の間では「大回りができる区間」という認識を持っています。

朝ラッシュの新今宮を通過するはるか。

 ホテル最寄り駅の新今宮を出て、初乗り料金の130円で天王寺に戻る計画です。
まずは、天王寺を回避するために環状線外回りで大阪に向かいます。

乗ってきた列車(左)と、浜坂へ向かう特急「かにかにはまかぜ」(右)。

大阪に着くと、隣のホームにはディーゼル特急「かにかにはまかぜ」がいましたが、お目当てはこれではありません。帰りに乗る「サンライズ」が出発する11番のりばから発車する「ひだ」です。「ひだ」に使われるキハ85系は現在、HC85系という新型ハイブリッドカーに置き換えられており、名古屋発着の「ひだ」は全てHC85系に置き換えられており、さらに今月18日のダイヤ改正で大阪発着の「ひだ」もHC85系に置き換わるため、キハ85系が「ひだ」から引退してしまいます。このため、キハ85系を使う特急は、名古屋から鈴鹿を経由してお伊勢方面に向かう「南紀」のみになります。引退間際に記録に残そうと、多くの撮り鉄が集まっていました。皆さんしっかりマナーを守っていました。風評被害のないよう忠告しておきます。

この車両が積んでいるディーゼルエンジンは、アメリカのカミンズ製です。この車両が引退すると、特急車両でカミンズエンジンを積む車両は、このキハ85をベースに製造され、現在マレーシアで活躍する元名鉄・会津鉄道のキハ8500だけになります。
キハ85といえばこの顔。もうすぐ見れなくなるのは寂しいです。

撮り納めとお見送りをした後、新快速で京都に向かいました。京都ではお昼用の駅弁を買ったほか、ホームの立ち食い蕎麦屋で朝ご飯を食べました。

関西なので、お汁の出汁は昆布出汁。
どんでんでんねん。(この言葉の意味を知りたい方は「岡田彰布」で検索。)

昆布出汁の効いたうどんは、鰹出汁のうどんで育った私には新鮮に感じました。鰹よりも薄味で、さらさらした味がしました。個人的には昆布出汁が好きですね。

この車両はかつて新快速用に作られた車両です。

そしてお目当ての列車がやってきました。
1日4往復くらいしか運用がなくなってしまった117系電車による湖西線普通列車です。国鉄車両を長いこと使い続けることに定評のあるJR西日本でも、国鉄車両の置き換えがここ最近急速に進み、117系の運用が激減しています。なくなる前に乗れてよかったです。踏切がない高架線を、昔ながらの「ガァァァァァァ」という音を立てて疾走していきます。
途中、琵琶湖のいい眺めを見ながらこの列車の終点である近江舞子まで乗りました。

比良駅から琵琶湖をのぞむ。

そして列車は近江舞子に到着。117系は近江舞子から折り返し京都行きになります。ここで117系とお別れです。

近江舞子駅を通過する貨物列車を琵琶湖と共に。
この機関車は「レッドサンダー」と呼ばれています。
北陸方面に向かう特急「サンダーバード」。
名前の由来は、ネイティヴ・アメリカンの神話に出てくる生き物の名前ではなく、北陸を走っていた名特急「雷鳥」の名前を和製英訳をしたものです。
大阪方面に向かうサンダーバード。
湖西線は、高速線の役割を担っています。

そして後ろを走っていた新快速で北陸本線との乗り換え駅である近江塩津へ向かいます。

JR西日本が運行する新快速の路線網は関東に住む人間からしたらとんでもないものです。
快速列車としては日本一の路線網を持ちます。

道中、琵琶湖や比良山地の雄大な景色を堪能しました。

近江塩津〜山科でルートが分かれる新快速。
このルートが完成したのは2005年のことです。

近江塩津からは米原経由の新快速に乗り換えて、草津に向かいます。

草津駅で見送る。

途中、米原で前側に8両を増結した12両になり、大垣からのJR東海の列車の接続をとって、草津に向かいました。
草津から乗車する草津線は、JR型車両が多くなった今もなお、主力車両が国鉄型の113系というローカル線です。その113系も117系ほど運用が減ってきているわけではなさそうですが、数が減ってきておりいつ引退するかわからないので乗ってきました。

終点の柘植駅にて。

草津から貴生川付近までは、この日授業が早く終わるところが多かったのか、高校生が多く乗っていました。
そしてだいぶ空いてきた頃に柘植に着きました。この後、1分で接続する関西本線にも乗ってよかったのですが、列車遅れによる計画崩壊等を考慮し、次の列車まで待つことにしました。その間約1時間。ローカル線っぽい感覚を味わいました。そして私はこの時間を利用し、京都駅で買っておいた駅弁を食べました。
近江牛を使った「あぶり牛とろ玉丼」を食べました。見た目がとても美味しそうだったからです。
「駅弁は冷めても美味しいものでないといけない」
これは駅弁ファンに限らず、多くの鉄オタ、弁当ファンが思っていることだと思います。しっかり美味しかったです(朝8:50頃に買ってから柘植に着くまで約5時間かかっています)。この駅弁は、「とろ玉」という名の通り、黄身がトロトロなポーチドエッグが入っています。時間が経つにつれてトロトロがなくなるのではないのかと心配していましたが、しっかりトロトロでした。

あぶり牛とろ玉丼弁当。
私は旅先に限らず、イオンなどの大型スーパーで行われる「駅弁フェア」でもそうですが、自分が食べたものに限り、外箱(一部空箱)をコレクションしています。

列車を待つ間、この配信の記事を執筆し、時間を潰しました。

JR西日本が大量製造した「レールバス」であるキハ120。
関西本線以外にも、大糸線、越美北線、因美線、芸備線、山陰本線、仙崎支線など、山陰地方を中心に活躍しています。

実に7年ぶりとなる気動車乗車。エンジンの振動が足にも響きました。
電車とはまた違った体験です。
加茂まで乗車し、大和路線に乗って王寺に向かいます。

王寺で待っている間撮影した奈良地区の新型車両、227系。

待つこと30分、お目当ての車両によるお目当ての列車がやってきました。
今月18日のダイヤ改正で引退する201系による最期まで残った快速列車です。
王寺からJR難波まで走る列車ですが、終点まで行くと、新今宮〜今宮が被ってルール違反になってしまうので、天王寺まで乗りました。

奇跡的に最期まで残ったこの運用で201系にお別れをしました。

そして天王寺で降りて有人改札を通り、関西の「紙きっぷでの」大回りを終えました。

半年ぶりの谷町線。

天王寺からOsaka Metro谷町線で谷町九丁目に向かいました。本来であればこのまま天神橋筋六丁目(天六)に向かう予定でしたが、それではつまらないので、少し寄り道して向かいました。
谷町九丁目からは千日前線に乗り、今里へ。
今里からは半年前の遠征で乗れていなかった今里筋線に乗りました。

今里筋線は2006年に開業したOsaka Metroで最も新しい路線です。

 今里筋線で、一つ隣の緑橋に向かいました。ここで乗り換える中央線で「音を聞きたい」車両がいたからです。

新型車両に置き換えられている20系。半年前にも言いましたが、記録はお早めに。
お目当ての車両、近鉄7000系。
ちなみに、地下鉄中央線に直通する近鉄の車両の警笛は、車のクラクションと同じ音です。

お目当ての車両だけでなく、新型車両も見ることができました。
そして中央線で堺筋本町、堺筋線で天六に向かいました。

新型車両「30000A系」。
大阪万博に備えての輸送力増強と、20系の置き換え用で製造されています。
堺筋線。

そして天六に着き、「十八番」で夕食にしました。
ここのお店はほとんどのメニューが1000円以内という破格の安さ、ボリュームある料理、営業時間の長さが相まって人気のあるお店です。あるゆっくり音声旅実況者がYoutubeにあげていた動画でここが出てきて、食べてみたくなったから行ったのです。とてもすごかったですよ。

「餃子DX(ミニスタ)」。
このボリュームで1000円ジャスト。
すごいとしか言いようがないです。

その後は、サンライズでシャワールームに入れなさそうなこともあって、近場にいいスーパー銭湯があったので、お風呂に入ってさっぱりしてきました。何気に人生初銭湯だったりします。風呂上がりの牛乳って、なんで美味しいんですかね。
その後はフリースペースでダラダラと過ごし、銭湯を後にしました。本当に居心地がよかったです。

堺筋線に乗り入れる阪急の車両。

いよいよ、最後の乗り鉄をします。天六からは、堺筋線で堺筋本町に向かいます。車両は直通先の阪急の車両です。
堺筋本町から本町までは、1駅間だけですが地下鉄中央線を利用しました。

乗り入れ先からの近鉄車両7000系。
7000系と7020系は大手私鉄で唯一の第三軌条方式の車両です。

本町からは四つ橋線で西梅田に戻りました。
これで、大阪での乗り鉄は全て終了となります。

四つ橋線の車両。

そして大阪からいよいよ、「サンライズ出雲・瀬戸」で関東に帰ります。
乗車したのは、サンライズ瀬戸の「ノビノビ座席」。指定席扱いなので個室料金がかからないなどの長所がありますが、唯一短所を挙げるとしたら、「コンセントがないこと」です。全国どこでも返せるレンタル充電器を借りて乗ることをお勧めします。私は事前にこの情報を得ていたので、天六のファミリーマートに置いてあった「充レン」を利用しました。

さて、寝れるかな?

4. 2/28(最終日) フィナーレ

サンライズ出雲・瀬戸に使われる285系電車。
(入線シーンを撮影した動画のスクリーンショットです。)

 さて、豊橋付近から熟睡していた私は、大阪の次の停車駅である富士で目覚め、熱海から海沿いを走る区間はずっとミニロビーにいました。
その車窓からは、列車の名前にもなった美しい朝焼けを眺めることができます。列車は終点の東京に向かって走り続けます。

湯河原〜真鶴。
根府川付近。
早川〜根府川が最も綺麗な朝焼けを見ることができる区間です

小田原が近くなってきたところで、自分の席に戻り、ブラインドを開けて景色を見ることとしました。
そして気がつけば終点の東京。ここで地元に帰る路線に乗り換えて家路につきました。

5. むすびにかえて

 いかがでしたか?今回の遠征も非常に楽しかったです。初めての経験も多く、非常に勉強になった時間が多かったように感じます。
大学生の皆さん、1年に1度は旅しましょう。暇な時は、今しかないですよ。

今回の配信も最後まで見てくださり、ありがとうございました。よろしければ「スキ」「フォロー」、そして宣伝もよろしくお願いします。また、Twitterもやっていますのでそちらのフォローもよろしくお願いします。

次回の配信は3月11日。「あの日」から12年が経とうとしています。あの日に思ったこと、そして今思うことを率直に書いてみようと思います。なので、気分を害される方は2週間後の3月18日の配信をお待ちいただくことをお勧めいたします。
それではまた。

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