総合スポーツ品メーカーである美津濃(ミズノ)株式会社の財務諸表(第111期第3四半期)を見てみる

「ミズノの24年3月期、純利益最高 阪神・WBCグッズ好調」という記事が目についたので、美津濃(ミズノ)株式会社をEDINETで調べることにした。

連結貸借対照表,バランスシート/BS

「連結貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2023年3月31日)が、595億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)は、687億円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)の負債合計(565億円)と純資産合計(1389億円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。

連結損益計算書

次に連結損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)が、1160億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は、984億円と減少しているので、当第3四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)は調子が悪かったようだ。最後に報告書をみると、日本は、注力しているフットボール品がユーザーの支持を獲得し、販売が拡大。また、野球やバレーボールなど競技スポーツ品の販売が好調に推移、さらに非スポーツ事業であるワークビジネス事業やライフスタイルシューズの販売も好調に推移。結果、売上高は91億6千万円増収(前年同期比10.2%増)の989億2千8百万円、営業利益は36億9千9百万円増益(前年同期比89.4%増)の78億4千万円。欧州は、事業拡大に注力しているフットボール品やライフスタイルシューズの販売が拡大、バレーボールやハンドボール等のインドアスポーツ品の販売も伸長。一方、流通在庫の増加や、為替変動による仕入コストの上昇といった利益下押し要因にも直面。結果、売上高は第3四半期連結累計期間として過去最高となる28億7千3百万円増収(前年同期比16.7%増)の200億8千1百万円となったものの、営業利益は8億1千6百万円減益(前年同期比72.4%減)の3億1千1百万円。米州は、金融引き締めに伴う金利の上昇やインフレの進行といった懸念材料が見られるものの、引き続きゴルフ品の販売が堅調に推移したことに加え、野球やバレーボールなどの競技スポーツ品も販売を伸ばす。結果、売上高は42億円増収(前年同期比18.4%増)の270億5千4百万円、営業利益は5億7千8百万円増益(前年同期比24.0%増)の29億8千8百万円と、いずれも第3四半期連結累計期間として過去最高。アジア・オセアニアは、事業拡大に注力しているフットボール品の販売が韓国や東南アジア地域で伸長。また、バドミントンやバレーボール等の競技スポーツ品や、ライフスタイルシューズ、スポーツアパレルの成長も寄与し、業績が拡大。結果、売上高は44億1千万円増収(前年同期比25.1%増)の219億8千2百万円、営業利益は3億9百万円増益(前年同期比13.6%増)の25億8千2百万円と、いずれも第3四半期連結累計期間として過去最高。といったことが書かれている。

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