個人情報保護の問題で小中学校に配備のタブレットが使用中止の件

・小中学生に配布のタブレット 当面使用中止に 操作履歴が記録され「個人情報保護条例に違反」指摘 名古屋市

これについて気になったことを書いてみる。

上記の記事内で、市議会の委員会で出席した議員が、児童や生徒に目的を明らかにしないまま操作履歴が記録されるので、市の個人情報保護条例に違反すると指摘があったと書かれているが、それを言うなら、大人たちはGoogle検索やWebサイトに書かれているプライバシーポリシーや個人情報保護方針のページを一言一句読み、自分の情報がどのような目的に利用されるのかなどを、きちんと理解しているのかと言いたい。

https://www.caa.go.jp/notice/entry/019969/

ちなみに上記の消費者庁が公開している「デジタル・プラットフォーム利用者の意識・行動調査」の中で、サービス利用開始・アカウント取得の際に約4割の利用者が利用規約やプライバシーポリシーをスクロールして目を通しているが、よく読んでいる人は多くはなく、流し読みしていると書かれている。

また、プライバシーポリシーを読む傾向にある利用者でも、内容を理解できていない利用者が一定数いることも書かれている。さらに、利用規約やプライバシーポリシーに同意する際に、個人情報を収集されることへの同意はあるものが、行動履歴のデータ収集、これらの情報が社内で分析・活用されること、第三者と共有されることまで、個別に同意したとの認識までには至っていないということも書かれている。

最後に、小中学生に配布のタブレットが、当面使用中止になっているが、速やかに再開してほしいところである。

よろしければ執筆費用をサポートお願いします!助けてください。