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四六時中、何か考え事をしているHSP、INFJほど「身体の使い方」を意識することで心身のバランスが整う理由

HSP、INFJで四六時中何か考え事をしている人は多い。

野口整体の体癖論でいえば、上下型に該当する1種、2種も頭脳型と呼ばれ思考する時間が長い。

元来、思考を巡らすことが好きな人もいれば、考えることが習慣化しており「考えない人生なんてあるの⁉」というくらい常々考えている人もいる。

僕も何かひとつのことが気になると、居ても立っても居られなくなり調べて考えて勝手に検証をしていることが少なくない。

調べて考える癖は、ライターという仕事に役立っているのでいいのだが、考えすぎると心身のバランスを崩しかねない。

「バカの壁」で有名な養老孟子さん。彼は情報に重きを置き管理とコントロールがしやすいものだけで構築した都市化を「脳化社会」と定義し「過度な都市化は、人にとって不自然な生き方である」と警鐘を鳴らした。「多くのテクノロジーは人間に備わった機能の外部化に過ぎない」という養老さんの視点は鋭い。

たまに旅行で自然の多い地域を訪れるとほっとする。

心が緩む。心身でさまざまなことを感じられるのでいろいろ整う感覚がある。

今でも仕事が立て込みすぎると、僕は自然の中に身を置く時間を無理やりにでも作る。

スマホを持たず缶コーヒー片手に近所の公園へ行き、ぼうっと過ごすのだ。

さえずる鳥、頭上を飛び交うユスリカの群れ、土の上を移動する蟻を見つけては、じいっと見つめる。

気づけば凝り固まっていた心が緩まり、ほっとしている。

情報が詰め込まれた脳の中で無数の滞りが生じて、それが交感神経を優位にしているような気さえする。

僕が小学校の頃、学校へ投稿する途中に田んぼの前を通った。田んぼのほど近い場所にくねくね曲がった松の木があり、その下で毎朝、女性が太極拳をしていた。ゆっくりゆっくり身体を動かしていた姿は、今でも目に焼きついている。

遠くから彼女の姿を不思議そうに見ていた僕だが、今ならわかる。あの女性は五感を使いながら自然の中で心身のバランスを整えていたのだろう。

情報化社会で心身の調和を保つには自然に触れる以外に、身体を使うことが挙げられる。

脳以外の器官を積極的に使うのだ。

咀嚼するときは目をつぶって、口内にのみ集中する。ストレッチをするときも、動かしている部位に意識を集中する。呼吸は吸う時間より吐く時間を長くとって体内にある全ての息を吐き切る。

ブルース・リーではないが、考えるのを一旦やめて感じることに集中

我々の心身のバランスを崩す、大きな要因は情報と速度である。

このふたつから束の間、逃れるためには
・自然の中に身を置いてゆっくりと動く
・空でも眺めながら温かいドリンクを飲み考えない時間を作る

こういったことが有効に感じている。

前にも投稿したが、一台にほとんど全てを集約できてしまう厄介なスマホとの付き合いも考えなければならない。

どこかへふらっと出掛けるときくらいは、スマホを家に置いて、短時間でもいいからスマホとさよならする時間を作ることも大切だ。

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