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危険なピグマリオン効果!?HSPほど人の期待に応えすぎない方がいい理由

「あなたはネガティブなことを全然言わない人ですね?」みたいなことを、たまに言われることがある。

その度に「そんなことないのになあ」と思ってしまう。

元々、愚痴っぽくて小学校時代にそれをクラスメイトの女子から指摘されたと前に記した。

その後の人生で、他者から愚痴を聞かされて疲弊することが増えたので、いつからか「自分の吐き出したもので、人をしんどくするのはやめよう」「ストレス発散は、人を頼らずに自分でやろう」と決めた節もある。

しかしnoteを始めてからは、自分の負の面に目を向けるようになり「そんなに力を入れすぎなくていいか」と、前よりネガティブなことや愚痴なども口にするようになった。

信頼できる人同士の愚痴の言い合いは、毛づくろいみたいなものでコミュニケーションの一種だろう。

「人生の目的が愚痴を言うこと」になるのは危険だが、愚痴を言う行為に依存しすぎなければ、多少のガス抜きはむしろした方がいい。

さてピグマリオン効果という言葉がある。

教育現場などでよく用いられる用語だが、意味は

ピグマリオン効果とは、他者からの期待を受けることでその期待に沿った成果を出すことができるという心理効果のことをいいます。アメリカの教育心理学者ローゼンタール氏が発表した心理学用語で、「教師期待効果」や「ローゼンタール効果」とも呼ばれています。

SmartDB「ピグマリオン効果とは?」

というもの。

HSP気質、繊細さんと呼ばれる人ほど、ピグマリオン効果が発動しないよう気を付けた方がいいかもしれない。

目の前の相手の「これをしてほしい」「こう振る舞ってほしい」を察知して、それを実現しようとする繊細さんはきっと多い。

「あなたは愚痴を全然言わない人ですね」と言われると、「愚痴を言わないキャラを演じた方がいいのかな?」と勝手に制限をかけ、その通りにしてしまうことが少なくなかった。

他人軸になりやすい人ほど、人が自分にしている期待へ過敏な反応を見せやすい。

他者の期待に応えること自体悪いことではないのだが、本来の自分を忘れただ期待に応えようとし始めたら「危ないぞ」と気づけた方がいい。

まず最初に「自分はこういう人間」「これをしたい」という自分軸がないと、他者の期待に翻弄されて疲弊するにちがいない。

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