HSPは遺伝する?「気疲れしやすい母との会話」
先日、久しぶりに実家へ帰りました。
人は対象との距離が近いほど、客観的に見るのが難しくなります。
反対にある程度、対象との距離があれば冷静に俯瞰的に見れるものです。
実家を出て自立してから、15年以上が経ちました。
昔は感じなかったのですが、ここ数年、母親と会話したり行動を何気なく見ているうちに「自分とよく似ている」と思うことが増えました。
多くのHSPの方がそうであるように、僕の母も人に対してすごく気を使うタイプ。
息子の僕に対してでも、結構気を使っている節があります。
親子でHSPだったら、相互に気遣いし合うのは、あるあるかもしれません(笑)。
HSPの概念が広まったのは近年ですから、母は自分がHSPであるという自覚はないでしょう。
しかし傍から見ていると、かなりHSP気質に映ります。
母は、今度、友達と旅行することになったそうなのですが、「少し気が重い」と漏らします。
僕が「どうして?」と尋ねると、一緒に寝食をともにすると気疲れしてしまいヘトヘトになるからだそうです。
母の話を聞きながら「この感覚、よくわかるな~」と思いました。
友達と一緒に旅行すること自体は楽しいものの、同時に気苦労が絶えません。
この世に誕生して初めて接する他者は親ですので、子供は無意識に親の行動をコピーして育ちます。
気質が遺伝することもあるでしょうし、環境の影響で親に似てくることもあるでしょう。
母は聴覚過敏で、昔から物音に対して敏感でした。大きな音が苦手ですので、テレビの音もかなり小さめ。TPOをわきまえず大声で話す人も、かなり苦手です。ここは僕も全く同じ。
僕とは性格が正反対の兄弟がいます。彼は外向的な性格ですが、やはり聴覚が過敏な傾向にあります。
有形、無形問わず親から受け継ぐものは、たくさんあるなあと改めて感じた帰省でした。
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