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自分にとって理想の整体師・鍼灸師、美容師とは?

二年ほど施術を受けている鍼灸院がある。

ここの先生に出会うまで、いくつかの鍼灸院を渡り歩いた。

複数の医療機関を転々としたり、同時に受診することをドクターショッピングと呼ぶ。

似たような言葉で、美容院ジプシー、美容室難民という言葉がある。

僕の場合、ドクターショッピング、美容院ジプシーに陥りやすかった要因として、

・臆病な性格
・人との相性が極端
・プロ意識の高い人を求める

というのが挙げられる。

自分の身体は、信頼できない人間に任せられない。

仕事に対して「自分はこの道で生きていく」という自負と覚悟を持っている人との出会いを探していた。

人体のメカニズムや自分の体の特性に興味があるので、施術をしてくださる先生に僕はどんどん質問をする方だ。

施術を通して、自分の体への理解がどんどん深まると嬉しい。

今、見ていただいてる先生は「施術を通して、より良い生活を送ってもらいたい」「健康寿命を少しでも長くしてもらいたい」という使命感を持っておられるので、「この方なら任せられる」と心から信頼できた。

以前パーソナルトレーニングを受けていたのだが、そこで「人体やトレーニングの知識だけでなく、クライアントの心の動きに関心がある人はいないかな?」とよく感じていた。

特定の分野の知識があれば、その分野で仕事に就くことはできる。

その次の段階として「身につけた知識を、誰のためにどう活かすか?」という段階がある。

応用でありカスタマイズなのだが、ここが抜け落ちている人が、案外多い。

クライアントの心の動きに敏感でなければ、知識の活かし方に窮する。

「他人への関心や興味の有無には、先天的な資質があるのでは?」という仮説を立てている。

共感力の高い低いは、ミラーニューロンなどの脳内の作用が恐らく関係しているはずだ。

HSP気質、繊細さんと呼ばれる人は、目の前の相手の心の状態が気になりやすいので、自然と関心を抱きやすい。

「鈍感さん」という言葉があるのかは知らないが、マイペースすぎる人は、眼前の相手の心に興味がなく、矢印すら向けられない人もいる。

昔はその事実に苛立っていたが、先天的なものなら責めても仕方がない。

僕の方向音痴がずっと改善されないと同じで、脳の偏りによって起きているものだろう。

僕が月1ペースで通っている美容室は、もう7年ほど同じ男性の美容師に担当してもらっているが、彼はヘアカットなどの技術や知識だけでなく、お客の心の動きに敏感だ。

以前会話の最中に、彼から「前職は、全然違う仕事をしていたんですよ」と言われたので、「何のお仕事されてたんですか?」と聞くと「宗右衛門町で、ホストやってました」とニヤリ。

夜職はハードな感情労働だ。

前職を聞いて、彼の働きぶりに納得した。

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