見出し画像

明石家さんまは現在のソクラテス⁉「突然後ろから蹴られた際の粋な返し方」

明石家さんまさんは、端的で響く言葉をつむぐ名手だ。

彼の生い立ちはかなり複雑で、笑うことを選ばないと立ち行かない環境だった。

また当初は搭乗予定だった1985年8月の日航123便に、たまたま乗らなかったことで命をぎりぎりで救われるなど、きっと「生きるとは?」について考えることが多かったはずだ。

「生きる」を考えるのは「死」を考えるのと同じ。

それゆえ「生きているだけで丸儲け」という名言が生まれたのだろう。

彼の哲学は「幸せな人を感動させるのではなく、泣いている人を笑わせて幸せにしたい」というものだ。

そんなさんまさんがかつて、横断歩道で信号を待っている際に、いきなり見知らぬ中学生にお尻を、思いっきり蹴られたエピソードがある。

「何すんねん、このガキ!」と怒りをあらわにしてもいい状況だが、くるっと振り向いたさんまさんは笑顔で「ナイスキック!」と一言返したそうだ。

やんちゃな中学生は直立不動で「すみません…」を頭を下げるしかなかった。

実は哲学者のソクラテスにも似たようなエピソードがある。

通りを歩いていたソクラテスは、いきなり横っ面を殴られた。これに対してソクラテスは少しも怒らず「私としたことが、今日は兜をかぶるのを忘れていた」と一言口にするだけだったという。

さんまさんは、お笑い芸人だが哲学者と同じ高さの視座を持っている。

いやソクラテスすら凌駕しているかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?