見出し画像

感情を静め集中を取り戻すことができた体験について

はじめに

今回は、母との介護生活のなかで、不安や焦りが解消された些細な体験をしたので記事にしてみました。

1.渋滞で遅刻しそう

それは唐突に発生しました。
私は母をクルマに乗せて病院までの道のりを進んでいました。
病院の入口までさしかかると、いつもはすんなり入れるのに、なぜか渋滞になっていました。(後で渋滞の理由を病院に聞いても不明でした。)

私は不安と焦りで額から汗が滲んできました。
先日から病院内の新たな科で治療が始まったばかりで、治療の開始時間に遅れたらどうなるかわからない状況だったからです。

具体的には、ある治療をおこなうため患者は治療の15分前に病院で治療着に着替えるようにいわれていました。

私は時間に遅れることを想定していなかったので遅れたらどうなるか、しっかり聞いていませんでしたので、不安と焦りの感情をもちました。

「間に合わなかったらどうしよう。。」

母の前では平静を装い、

「まいったね、、でもこれはどうしようもない、、待つしかないね。」

と、意図的にのんびりした口調で話しました。

「そうやねえ」と母も、困った様子。

クルマが病院に到着する予定時間は10時45分でした。
この時間は、治療が開始される予定の時間である11時00分の15分前。
つまり、病院に到着後、治療着に着替えるのに15分かかる想定でした。
ところが実際は、病院の目の前で渋滞となり、10時45分に到着できない状況となってしまいました。つまり、今回の状況は、「早めに出たにもかかわらず、遅刻しそうな状況」なのでした。

2.更なるアクシデントで移ろう感情

タスクシュートを実践している私は、こんな時でも冷静にタスクに集中できると考えていました。

この時も私の感情は、渋滞に遭遇しても暫くの間は、不安と焦りの感情を抑制することができていました。

しかしながら、頭ではわかっていても、人間というものは感情に振り回される生き物ですよね。

この後発生する更なるアクシデントも、唐突に発生しました。

突然渋滞の後ろの方に並んでいた高級車が列から離脱し、猛スピードで私のクルマの右わきを進んでいきました。そして、渋滞の先頭にいる警備員のそばで停車し、

「いいかげんにしろよ!!どうなってるんだよ!」

と怒鳴って去っていきました。
私はその光景を目の当たりにしたその瞬間、それまで平静を保てていた平穏な感情が消え去り、不安と焦りの感情に襲われだしたことを感じました。

怒鳴り声の怖さと、病院に遅れそうな不安は、全く関係ありませんよね。
でも私は、そこから少しずつ、何かそわそわした不安、焦りを感じ始めたんです。

もちろん、第三者がみると私は平静を保てているようにみえたかもしれません。残念ながら今回母は、この怒鳴り声に気づいていませんでしたので、実際にはどうだったかわかりません。

人間というのは、まったく関係のないきっかけで、感情が移ろうものですね。

3.タスクシュートの効果、こんなやり方でも発揮される

私は、この唐突な出来事のせいで再び不安と焦りの感情に襲われた時、タスクシュートでタスクを実行中だということを完全に忘れていました。

暫くして、スマホをチェックしたくなり、ふとタスクシュートのことを思い出しました。

私は渋滞でクルマが停車している中、スマホの画面に表示されている、タスクシュートのタスク状況を確認しました。

【タスクシュートのタスク状況】

「実家→病院」タスクの実行中でした。
次のタスクは、「治療待ち」タスクでした。
いつもなら母の治療を椅子に座って待っている状況です。

不安と焦りの感情にとらわれる中、私は心の中で、

「今は、『実家→病院』のタスクを実行している」

ということ、つまり、

「イマココで『開始ボタンをポチっと押して実行』している事」



「病院に到着するために運転しているんだ」

と再認識しました。

すると、少しずつ、気持ちが落ち着いていくのが分かりました。

タスクシュートのタスク状況

おわりに

私は今回、「タスクシュートで感情も制御できる」ということを改めて感じる体験ができました。

今回のやり方は、タスクの実行中に、「今、何をやっていたんだっけ??」となったときに、タスクシュートを見返して、「ああ、このタスクを実行していたんだ」と再確認することで、感情の制御ができて、失いかけていた実行中のタスクへの集中力を取り戻せたという体験でした。

これからも、タスクシュートで日々の生活を改善できるよう、試行錯誤していきます!!

よろしければサポートをお願いします🙇‍♀️