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マインドフルネス③ 思考する自分を観察する。

前回はマインドフルネスのキーワード「今ここ」について書いてみました。
今回はその続きの「どうやって自分を観察するのか」、「観察する時の視点」を紹介していこうと思います。

前回の「今ここ」をざっくりまとめておくと、

★マインドフルネスのキーワード「今ここ」は、現在、この場所に集中すること。そして行動や感情を言葉で描写することで、小さなことからも幸せが感じられるようになる。ネガティブなことに対しても、ジャッジメントせず、変えようとせず、ありのままを受け止める観察者になった気持ちで自分自身を知ることが大事。

ということでした。

しかし、

自分自身の行動や感情を描写するとはいっても、これは中々難しく、すぐに忘れちゃう
!!

例えば、さっきの私はこんな感じで、今ここを忘れた↓↓

【今ここをしっかり認識して、描写中】
「今、私は昼食の生春巻きを食べている。ライスペーパーのモッチっとした感覚と独特の風味美味しい。しそが効いている。。。うまうま。チーズ美味しいな~ 」

って食べ物に集中していたのに、

あ!チリソース切れそうじゃん!!

と気づいた瞬間

【今ここを忘れ、未来の別の場所へ意識が飛んだ】

「まだライスペーパー余っているし、チリソース買い出さなきゃな。えーっと、スーパーのどの辺りに売っていたっけ??前、A店には大容量のものしか売っていなかったんだよな。じゃあ、今日はB店に確認しに行こうかな。

B店は混むから、夕方になる前に行きたいな。15時頃に行こうか。

じゃあ、それまでに、色々終わらせよう。。。課題も結構あったな。ちょっと早くやらなきゃな。。。」

って感じ!!!


もうね、「今ここ」の描写は相当集中していないと、秒で忘れる!

ってことで、何か良い方法が必要な気がする!!

って思っていたところ、毎度おなじみの本『マンガで分かる心療内科 マインドフルネス編』で良い考えが

それが

こちら、

自分を観察するもう一人の自分をイメージする。


イメージできますでしょうか?

んんん??って思っている人も多いかもしれない。というか、自分を観察するもう一人い自分って何?こわい~って感じる人もいるかな(笑)

どういう風な見方かというと、

自分は自分でも、思考する自分と、その思考する自分を観察する自分がいると認識することです。

「自己」を認識している時って、大体、自分自身の身体があって、その身体の脳の部分で思考していて、喜怒哀楽を感じいるその自分が全てだと思うのかもしれないですが、

この思考している自分とは別にもう1人、自分を見守っている自分を設定するのです。

思考する自分を、頭上、1mくらい上から見ているような感覚でいると、言葉で描写しなくちゃ~って思っているより、自然にマインドフルネスの今ここという状況に意識が向けられる気がします。

今の私を頭上1mくらいからの視点で見ると、

天気の良い晴れた日にパソコンに向き合いながら、もくもくとタイピングしています。少し、姿勢が悪くなってきているのですが、思考する自分はnoteを書き上げることに夢中なので気づいていません。最近変えたネイルを大分気に入っていて、キーボードを打つ自分の指を見てテンションが上がっています。

と、こんな感じの視点です。

普段見ないような視点を持つので、少し疲れてしまう感覚はあるのですが、面白いと思います。

この視点を持っておくと、思考する自分が苦しそうでも、

あ—、なんか思考する自分は大変そうだな~。頑張れ~って感じで捉えられます(笑)自分だけど他人ごとというのかな。この感覚を、生まれながらにして知っている人もいると思うけど、私はマインドフルネスから入りました。

なんとなく、観察する自己を持つことって面白そうだなと感じてくれたらよいなと思いますが、

そう言われても、自分をもう1人設定する感覚が違和感!!って思う方もいるかもしれないので、

マンガに載っていた面白いアイディアを紹介したい!!

憧れる異性をイメージして、その異性に見られてるように行動する

っていうやり方です(笑)

マンガでは「イマココちゃん」、「イマココ」君と呼んでました。

ちょっと笑っちゃいますよね。どうでしょう?自分の理想とする魅力的な異性に見守られている気がしたら、自分の行動に意識を集中できそうですか?(笑)

私は無理ですね、、、なんか、たぶん勝手に照れだして何もできない!!wwww 

なので、私の場合は、理想の自分像がぼんやりとあるので、その理想の自分に見守られている感覚が合うかなと思っています。

この、自分を見守る観察者の視点として、魅力的な異性、理想の自分を出しましたが、他にもペットや尊敬する人、何か自分を見守ってくれているようなぼんやりとした存在でも大丈夫みたいです。

自分のことをジャッジせず、寄り添ってくれて、今○○しているんだね。今そう感じているんだね。という風に、思考する自分を見守る、信頼できる存在を設定すれば良いのです。この存在に見られていたら、頑張れる!と思う存在にしたら良いとのこと。


ちょっと、脱線するのですが、

多分、この何かぼんやりとしたものに見てもらっていると言う感覚が神だったり宗教的な見方に繋がっている気がしますよね。私は特定の宗教に属しているという自覚はありませんが、色々な物事の捉え方を知り、リアルな生活の場に活かせそうだなと思う考えは、使いたいなというスタンスでいます。

なので、たとえ、この考えが宗教的だな~という発見があったとしても、抵抗感や、ちょっとした不安?というのはあまり感じないタイプだと思います。

ですが、少し気になさる方もいると思うので、強調しておこうかなと思うのが、

マインドフルネスは宗教的な要素を抜いた心を安定させる考え方

だということです。どう物事を見て、どういう生き方をするかというのは、本当に個人の自由だと思うので、そこは、繊細な部分なのかもしれないですが、あまり無理をなさらず。縛り付けず、急かさず。でいいかなと、個人的には思っています。

わざわざこういうことを書かなくても良い気もしましたが、気になる人もいるかなと思って書いてみました。


脱線したところを、もとに戻して、まとめに入りますね。


思考する自分を見守ってくれる優しい存在をイメージできたら、それだけでマインドフルネスは大体マスターできる気がします。

今回も長くなってしまったので短くまとめておきます

★「今ここ」ここを意識するために、思考する自分を見守ってくれている観察者をイメージする。その観察者は、思考する自分をジャッジせずに、寄り添う優しい存在にする。自分がこの人に見られていると頑張れるという人を設定することがポイント!

ちょっと興味が湧いてみたら試しても良いかもですね。

ここまで、読んでくださった方ありがとうございます♡

次回は、この観察者がマインドフルネスをどうサポートしていくのかというちょっと具体的なことを書きたいなと思ってます。

素敵な日曜の午後を。


2020/04/26

HINAKO


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