New Zealand ひとり旅9日目

そんなわけでテカポに向かうバスの中。
4時間近くあるので少し筆を進めます。

高速バスってやつに乗ってます。
車内にはロックが流れてます。凄い。
朝日が照らす外国の風景にこのミュージック。
最高ですね。

さてさて、3日ほど遡りまして
9日目のことを。

相変わらず早くに寝て深夜と早朝に
目を覚ましてしまう生活に少し
疲れが出たのか、ズレが出たのか、、
12時頃まで寝てしまったので
ゆっくり用意してとりあえずギターを持ち
街に出ました。

マクドに入ってみたら
ここもバーガーキング同様タッチパネル。
外国人に優しい。

マクドナルドとマックカフェが店内に両方あって
よく見ると、マックカフェには
マフィンやサンドイッチ(多分パイとか)
breakfastメニューがあるじゃないですか!

日本にないものなので、早速買ってみた。
そして、日が暮れるまでに時間がないので
公園で食べることにした。

そして芝生で寝転ぶ。なんたる至福。
もう少し暖かいと嬉しい(笑)

でも青空の下寝転ぶのはほんま気持ちよかった。

そしておもむろにギターを取り出し練習。
路上では洋楽も日本の有名な曲(上を向いて歩こう)も、やったほうがいいかな、、と思って
行きの飛行機乗り換え待ちでノートに書いたの。

それを練習してみるんだが、
やっぱりそんなすぐ歌えるようになるわけもなく、自分の下手さに落ち込むばかり。。

開き直って、
自分の不得意分野で戦うことはない!
街には強者揃いだからこそ、自分の得意分野で
戦うべきだ!!と切り替えて自分の歌を練習。

日本にいるときは毎日ずーーっと
歌ってた自分の歌ですが(本当にずっと)
好きなものだからこそ離れようと
音楽から離れていたので
久しぶりに開けられる記憶の引き出し。

まぁ忘れてる(笑)

なんとか思い出してきた頃、
近くを通りかかった女の子達が
こっちに歩いてきました。

日本人の女の子でした☺︎

めっちゃ日本語上手ー!と思って
きたんですけど日本人ですか?って。

嬉しかったなぁ。

聞かせてくださいー!ってことで
1曲歌ったら、その子達の友達も通りかかって
わーっと寄ってきてくれた。

もう1曲と言われ、また歌う。

そこからここにすんでるの?って聞いてみたら
ボランティアで来てるんです。と。えらいな。

まだ1週間くらいでアウェイ感すごいって
笑ってたけど、私もまだ1週間なのに
すごいホーム感あるのはなんでだ(笑)

でもいいな、友達と一緒に来ると
また違う楽しみがあると思う。

1人じゃできないことって意外とある。

荷物を見ててくれる人がいないと
トイレにもなかなか行けないし

バンジージャンプを跳ぶ勇気も出ない。

ツアーに参加するには2人以上必要なものもあるし

クラブに1人で入るのは危ないし。

友達がいたら出来たこと、たくさんあった。

ボランティアの活動とともに、
この街を楽しんで欲しいですね☺︎

名前もわからない可愛い子達、ありがとう。

この子達と出会えて少し勇気が出たので
もう少しだけ練習してQueen stへ。

いわゆるメイン通り。
渋谷でいうとこの、スクランブル交差点のところみたいな感じ。

結構長いこと場所を探して歩いてたけど
営業中の店の前は気がひける日本人。

工事中か閉店してるところを探して歩いてたら、
ドイツかどっかの人が声をかけてくれた。
(ドイツじゃないと思うけど忘れた)

何言ってるのかあんまりわからなかったけど
ギターをきっかけに話しかけてきて
どうやら日本が好きみたい。
ちょうど寿司を買ったところだった。笑

この辺で歌おうと思ってること伝えたら
場所が見つかるまでそばにいてくれて
(きっとただのナンパだったけど)嬉しかった。笑

けど歌は聞かずにバイバイでした(笑)

でもなかなかいい場所を見つけたので
勇気を出して少し歌いました☺︎

日本語やし、下手やし、
まじで不安しかなかったけど
遠慮がちに歌い始めた。

ここの街はみんなBGMかのように
さらっと弾いてさらっと歌ってる。

どういう気持ちなのか
誰かに聞くことは出来なかったけど、
「聞いてくれー!」って感じには見えなかった。
そう思ってたらごめん(笑)

でも大事なのは、自分の歌を聞いてもらうことじゃなくて、
その音楽を聴いた通行人が、気持ちよくなって笑って歩ける事だって感じに見えた。

その気持ち良くなったって感情が
チップとしてギターケースに入れられる。
それも、通り過ぎながら。

そんなイメージだったから、
日本で「聴いてくれー!」ってやってる音楽を
あまりにもメッセージ性の強い音楽を
メッセージを伝えるために身につけた演奏方で
どうやってこの街で歌えばいいのかわからなかった。

先日飲みに行ったライブバーも、
じっくり聴いてる人なんてあまりいなくて
みんな飲みながら話しながら
でも知ってる曲だからいつのまにか一緒に
体が揺れて歌って騒いじゃってる
って感じだった。

ちなみに、ミュージシャンのギャラは
お店からのみでていた。
お客さんからはお酒を奢ったりはしてたと思う。
もしかしたらチップもあるのかもしれないけど
日本みたいにCDを売ったりしてる人は
路上でも店でもひとりも見なかった。

日本の音楽シーンはもしかしたら
発展しすぎているのかもしれない。
誰でもCDが作れる環境って、他の国にはないのかもしれない。

そんなことを考えました。
知らんけどね。笑

Queen stに出たのは、
もう日が暮れ始めた頃だったので
Carlが迎えに来るまでの30分くらいだけ歌いました。


私のメンタルでは30分が限界や。笑
次があれば、考え直してくるわ。

いろんな事を考えた30分だったけど
そんな私にも価値を感じて横断歩道の向こう側から駆けつけてくれたお姉さんがいた。

嬉しかったなぁ。
めちゃくちゃ陽気な人やった(笑)

あと話しかけてくれた中国人の
シャイボーイも居た。

もう少し話せる英語力が私にあればなぁ、、。

そんな方々のおかげで
遠慮がちに歌い始めたうたは、
最後は70%くらいは出せるようになりました。
(それでも遠慮がち 笑)

でも通り過ぎていく人たちが
みんなニコニコして目を合わせてくれて
楽しかったなぁ。嬉しかった。
そこは日本でやってる時とかわらんかった。

そんなわけで、収入は2$。

でもこの2ドルは一生使わない。
穴開けてネックレスにでもしたいくらい。
(分厚すぎるわ)


ディナーはミッションベイビーチに行きました。
行きたいところ聞かれたので、探した(笑)
気がつけばオークランド周辺の楽しめるところは
ほとんど行ってて、夜から行けるところは
まじで他に思いつかなかった(笑)

ので、ミッションベイ。
街と海が近すぎてすごい。素敵な街だったなぁ。

そしてやっぱりハンバーガー。

ここのはもちやすいように、
ハンバーガーをはめて食べれるカップがありました。

カップというか、自分で組み立てて使うやつ。

彼はORIGAMIと嬉しそうに教えてくれました☺︎

バーガー食べて、デザートにアイスを食べに行きました。

ここミッションベイは、アイスが有名な街です☺︎
良くある、自分で作る系のやつ。

とってもかわいくできましたー!!嬉

トッピングはやっぱりグミが多かった(笑)
マンゴーのアイスとベリーのアイスを入れて
甘酸っぱい美味しいアイスになりました☺︎

そしてCarlとはこの日でバイバイ。
現場仕事で毎日疲れてるだろうに、
たいして話せない日本人の為に
仕事終わりに一回帰ってまた来てくれた日々。
(多分家まで車で30分くらい)
本当にありがたかったなぁ。

たくさん気にかけてくれて
たくさん素敵な景色を見せてくれて
感謝でいっぱいだぁ。

生まれ育ったからこそあまり行かない場所だったりもきっと行っただろうから、
楽しんでくれてたらいいなぁ。

またいつか、恩返しできたらいいな☺︎

高校1年の海外研修。
修学旅行というにはまだまだ思い入れのなさすぎる同級生達との海外。

どの写真見ても今何してるのか分からへん子ばっかり。

よくわからずに、国際科やからって理由で
連れていかれたニュージーランド。

あの頃がなければ、
もしこの歳になって海外行こう!と思っても
ニュージーランドは選ばないだろうし
1人で海外に行こうとも思わなかった気がする。

こんな風に再会出来る日が来るなんて
あの時は思いもしなかったなぁ。

この10年間で、何回かは
ニュージーランドに行きたいなぁって思ったの。
地震があった時もそう。

日本にいて、ニュージーランドの匂いを
思い出す日もたくさんあった。

CarlやEunice、Danielle
そして、家族にまた会いたいなぁって。

10年前、何にも深く考えず
また会いに来るねって約束したのを
忘れたことは全くなかった。
言ったからには絶対行こうって思ってた。

これで約束は果たせるからもう死んでもいいわ
って、出発前は思ってたけど
いざ再会してみたら、行動さえすれば
ちゃんと再会出来るって事がわかって
1回会えたんだから、また会えるなって思っちゃって。
これが遠く離れた場所でも近く感じるってやつですね。笑

みんなが日本に来てもおもしろいし、
私がまた来る可能性は大いにあるな、と思ったから、Carlとも大げさな別れにはしなかった。

もしかしたら次会うときは
彼女がいたり結婚したり、そもそも
生きてる保証なんてないから
もう会えないかもしれないけどね。

でも、また会えると思う。
その時こそはちゃんと話せるように
なっておきたいな。

そう想って眠りにつきました。

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