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作品紹介まとめ

作品紹介のnoteがあると便利かなと思い、作品名、あらすじ、その作品についての色々を以下にまとめました。これをきっかけにどれか一つでも作品を読んでいただけたら嬉しいなぁなんて思っています。


「青い鳥」(他サイトでは「ブルーバードは振り向かない」) 青春 【掌編】

就職活動がうまくいかない大学生・玲二。そんな彼には最近、色々な生き物の後ろ姿の写真をみせてくる変わった友人・流星がいた。流星が後ろ姿の写真をみせる真意とは何か?

大学時代、授業で書いたミニシナリオを小説化したものです。男子大学生三人の面白おかしい日常の1ページを切り取りました。掛け合いを楽しんで書いたので、その部分を読者の方にも楽しんでいただければと思います。

カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890958742

エブリスタ
https://estar.jp/novels/25356614


「カレーの事情」 青春ヒューマンドラマ 【短編】

※2021年6月に【改稿版】を公開しました!収録マガジンはこちら

改稿前と比べてみたい方は初稿も残ってます↓

高校生・松井広(まつい ひろ)は、目を覚ますと今日一日の記憶を忘れていた。養護教諭と友人たちと共に記憶を取り戻すカギを導いていくが、それは彼の過去の事情が関わっていた。カレーにまつわる過去の事情がカギを握る痛々しい青春の物語。前半と後半の温度差が波紋を呼んだ青春ミステリー風ヒューマンドラマ。

ストーリー的には自分が一番書きたいことが詰まっている作品な気がします。辛い現実の中でも優しい世界はあるということ。そして、支えられた色んな人・ことに感謝を返すには、前を向いて生きていくしかないということ。そんなことがこの物語から伝われば嬉しいなと思います。誰かの心にほんの少しでも希望を与えることができれば幸いです。
 
カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881771498

エブリスタ
 https://estar.jp/novels/25361006


「音と色の世界」(他サイトでは「音と色の森」) 童話 【掌編】

そこは歩いても歩いても緑色の世界だった。楽しむことを忘れた少年の混濁するバイオリンの音色は、小鳥の歌声で穏やかに優しい色に変わっていく。新たな希望の色が見え始める優しい世界の物語。

こちらも大学時代、原稿用紙3枚ほどという制約で書いた児童文学です。児童向けということで、わかりやすいと思い、色をモチーフにして書きました。音の色を想像して読んでいただけると嬉しいです。

カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890959180

エブリスタ
https://estar.jp/novels/25480324


「クリスマスプレゼント」 恋愛 【短編】

アパレル店でバックヤード業務のアルバイトをしている僕は、クリスマスイブもせっせと仕事に励んでいた。そんな中、密かに憧れている先輩店員・聖夜(のえる)とふたりっきりになり…。クリスマスイブのささやかな幸福を描いたラブストーリー。

クリスマスの時期にnote公式ハッシュタグ企画に応募したくて書いた作品です。この頃、ちょっとだけアパレルのバックヤードの仕事をしていたので、その経験を生かして書きました。ヒロインのモデルもその時に会った店員さんだったりします。少しお洒落な雰囲気と甘酸っぱいようなほろ苦いような恋のお話を楽しんでいだたけたら嬉しいです。

カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890959237

エブリスタ
 https://estar.jp/novels/25480312


「はつ恋」 恋愛 【掌編】

誰にでもあるはじめて恋におちる瞬間、それは散る花びらのように儚く美しい。淡いピンクのはつ恋色に染まるひとつの恋の物語。

こちらは公募ガイドのTO-BE小説工房に応募したので、原稿用紙5枚という制約のもとで書きました。お題は「消しゴム」でしたが、たぶん桜の時期に書いたんでしょう、桜の方が存在感があります。初恋の美しさだったり、儚さだったり、淡さを表現して書いた作品です。初恋未満のはつ恋をぜひ楽しんでいただければと思います。

 カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890959404

エブリスタ
 https://estar.jp/novels/25480208


「相思相愛」 恋愛 【短編】

自分に振り向かない女を想い続ける男、夜の海に魅せられながらも男との関係を手放せない女。二人の男女の互いを想い合う胸の内を描いた切ないラブストーリー。男目線からの「side he」、女目線からの「side she」の二編から成っています。

こちらはTwitterでお題のセリフを募集するタグでもらったセリフで書いたものです。お題は「どうか、あなたが壊れてしまいませんように」でした。このセリフからいろいろな構想が浮かんで、お互いを想い合う二人が生まれました。お題をくださった方に本当に感謝です。そして、個人的にははじめて文章の美しさを意識して書いた作品なので、かなり美しい描写にこだわっています。その点に注目して読んでいただけると幸いです。

カクヨム
 https://kakuyomu.jp/works/1177354054888236571

エブリスタ
 https://estar.jp/novels/25355840


「BLUE」 青春 【長編予定】

全話収録のマガジンはこちら

父は歌手、母は作曲家という両親の間に生まれた蒼斗は、10年前、父が殺されるところを目の当たりにして以来、人前で歌うことができなくなってしまった。現在は友人のバンドへ楽曲提供をすることで音楽にかかわっていた。だが、ある日友人が間違えて蒼斗が歌っているサンプルをレコード会社に送ってしまって…。音楽を求め続けた青年の葛藤と再生の物語。

最初に載せた短編「青の世界へ」を長編向きにリライトしているものです。個人的にもっと彼の人生を書いてみたいなと思ったのと、実験的にやってみたいことがあって長編化に乗り出しました。そのやってみたいこととは、色をテーマに表現をしてみること。各話のタイトルになっている青系統の色をイメージして文章を書いたり、作中にその色を登場させたりという試みをこの作品ではしています。青でも色んな種類があるので、モチーフにするのがけっこう楽しかったりします。その点も注目して読んでみて下さい。

カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889491508

エブリスタ
https://estar.jp/novels/25476747


「紙ヒコーキ部」 青春 【中編】

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高校入学当時から不良にいじめられている陸。ある日、そのストレスから靴を投げつけたところを紙ヒコーキ部部長の空也に目撃され、部にスカウトされる。紙ヒコーキに想いを託した彼らの青春ストーリー。

個人的にはライトな作品と銘を打っているのですが、格式高い文体と言われる謎の作品です(笑)いじめっ子からの脱却がメインテーマでいじめの描写も多いですが、所々にくすっと笑えるポイントや青春ならではの未熟な青い部分だったりと軽さのあるところも織り込んでいるつもりなのでそこにも注目してほしいです。読む人に少しでも勇気を与えられる作品になれたらなと思います。

カクヨム
 https://kakuyomu.jp/works/1177354054884057371

エブリスタ
 https://estar.jp/novels/25363435


「shape of」 青春ヒューマンドラマ 【短編】

全話収録のマガジンはこちら

交通事故に遭い、下半身不随になってしまった兄。それでも希望を捨てきれずに立ち上がろうとして車椅子ごと倒れるという行動を繰り返していた。そんな兄の姿を見ていることしかできない弟が、兄に言われた一言は──。
二人の想いが重なった時、おぼろげな夢が確かな輪郭を象り始める。痛切な青春ヒューマンドラマ。

この作品はストーリーも文章も個人的には気に入っているので、とにかく読んでほしい!monogataryのコンテストで「自悶自倒」をテーマに書いた作品を募集していて、そのテーマに沿って書いた作品です。彼らの悶々とした感情の揺らぎや「倒れる」というキーワードを効果的に描いた作品になっていると思います。ひたすらに切ないですが、実は表現とか設定とかめちゃくちゃこだわって、ほかの方にアドバイスももらって仕上げたので読みごたえは抜群なはずです。ぜひ一読下さい!

カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894755195

エブリスタ
https://estar.jp/novels/25613853


「refrain」 青春 【掌編】

美雨さんの文章は、驟雨でもなく、霧雨でもない。一定の雨脚でぼくの心に降り注いでくる。極度に激しかったり、弱かったりせず、常に適度な質量の淋しさと、おだやかな美しさがその言葉たちには満ちていた。その雨の中にいると、ぼくはなぜだか呼吸が楽になって、生きていることを許される気がした。SNSで知り合った顔も知らない女性に憧れる恋愛未満の青春物語。


こちらは超純文学志向の作品です。雨の静けさと雨粒の透き通る美しさにのせて、女性自身や彼女の言葉に惹かれていく少年の心情を描いています。恋焦がれる気持ちと静かに湧き上がっていく熱情が伝わっているといいのですが……。そして、この作品は若干ノンフィクションな要素もありまして、私がある方に寄せている想いを下書きに書いています。SNSで交流のあった人がある日突然、アカウントを消していて、悲しくなったことってありませんか?そういう脆い関係性と、消えてしまわないでほしいという想いが込められています。あわよくば、SNSから存在を消してしまいたいと思っている方が救われて、消すのを思いとどまってくれたら本望ですね。

カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054898593943

エブリスタ
https://estar.jp/novels/25660991


「ムーンライト・メロウ」 恋愛 【掌編】

「月が肥えていく間、このテラスで会いませんか?」
白く細い月が浮かんでいた夜、私と先生は出逢った。満月になるまでの間の期間限定のお茶会はおだやかに続いていたが、もうすぐ満月の日が近づきつつあって……。大人の風味漂うおじ様と私の恋の物語。

これは実はだいぶ前に書いた作品なのですが、事情があってこちらではだいぶタイムラグがあっての投稿になりました。一度他の投稿サイトの企画でアドバイスを頂いて、それを元に書き直そうと思っていたのですが、直さないうちにいつの間にか多くの方に高評価を受けてしまって直すタイミングを逃してしまった作品です。こちらもわりと純文学志向で、十五夜の時期に書いたので、月の表現がテーマになっています。

カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891101601

エブリスタ
https://estar.jp/novels/25535716


「星の送り人」 ファンタジー 【短編】

森深い辺境の地にある村では、五年に一度、流星群の日に星を空に帰す【星神祭】という儀式が行われていた。その村に住む少女セイラは、星を空に帰す役割を担う【送り人】の一族の末裔。15歳を迎える彼女は、今年はじめて【送り人】の担い手になる。星空に寄り添う静謐な異世界ファンタジー。

私にとって初の本格ファンタジー作品です。この作品が一番明確なメッセージをのせて書けたものではないかと個人的には思っています。何かを願うことは心に希望を与えるためには大切なものですが、ずっと持ち続けていることはできません。叶えば手放され、叶わなくてもそれを断ち切ってまた別の願いを携えて生きていかなければなりません。そんな想いが込められた、静かなファンタジーとなっております。ラストのシーンが多くの方から評価を得ているので、よろしければ注目して読んでいただければと思います。

カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054918054778

エブリスタ
https://estar.jp/novels/25677270


「朝を待つ」 恋愛 【短編】

――あなたが駄目になるくらい、上手くあなたを愛せたらいいのに。でも正しい愛し方なんて知らない私は、そんなことも上手にできない。
同じ児童養護施設で生まれ育った二人。でも、彼はもうすぐ施設を出ていく。朝焼けを眺めながら夜明けを待つ二人にもたらされた結末とは……?

これはTwitterで頂いた「あなたが駄目になるくらい、上手くあなたを愛せたらいいのに」というフレーズから物語を書きました。夜明けがテーマなのでいつになく静かな作品に仕上げたつもりです。夜明けの静けさと朝を待つふたりの絶妙な距離感を大切にしたので、そこに注目して読んでもらえると嬉しいです。余談ですが、この作品に登場する男の子は私の理想を詰め込んだ男子となっております。よかったら好みを確かめてみて下さい(笑)

カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054954440915

エブリスタ
https://estar.jp/novels/25737481


「ふがいない僕が捧げるメリークリスマス」 恋愛 【短編】

クリスマスイブの夜、僕は憂鬱な気持ちで机に向かっていた。その理由は、7年前のクリスマスイブに出逢った女の子・エマとの約束が関係していて……。 これはどうしようもなくふがいない、僕の物語。

タイトル通りふがいない男の子が文通相手の女の子に本当のことを告げる決意をするクリスマスのお話です。実はこれも数年前にTwitterで「僕はきみの王子様」というフレーズを頂いて書いた作品なのですが、なんとなくフレーズを上手く活かしきれていない感じがするのでご本人に報告はしておりません。(もしこれを見て気づいてくれたらいいなぁとは思っているのですが)そういう経緯もあって、この作品は私の私情がけっこう挿まれた作品になっています。もう何年もクリスマスにお題をくれた方にこの作品をプレゼントしようと思っていたのですが、毎年その日までに書き上げられずに待たせてしまっている罪悪感と書けない自分のふがいなさを主人公が代弁してくれているかのごとく悩んでいる話なので、書けずに悩んでいる人の心には響くかもしれません。ジャンルは恋愛にしていますが、根本は青春の気があります。よろしければ読んでみて下さいね。

カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354055385946994

エブリスタ
https://estar.jp/novels/25753535


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