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おじいちゃん先生のランチと、私の祖先(DNA検査)

2001年から2006年まで必死で頑張ったエディンバラ大学院時代に私の面倒を見てくれた教授は、今では夫と大の仲良し。私よりもむしろ夫と仲良くて、泊まらせてもらったり、いつまでも政治や音楽について語り合っている仲になりました。

先日お昼をご馳走になってきました。おじいちゃん先生(失礼!)とみなさんにはご紹介したい、でも、本当に一人で(奥様は亡くなられている)全部準備してくれました。写真を撮っていたら、インスタグラムにアップするんでしょ?というので、違うの、noteなの、と説明をしたらページを見せてくれろと言われて焦りましたが(なんて書いてあるのなんて言われたら大変)。

お家に到着すると、ご飯ができるまでの間、泡でしばらくおしゃべりをするのが一般的
テーブルセッティング
凝ってはいないけれども暖かいお料理
これがおじいちゃん先生です!

もう1組お二人ともドクターのご夫婦と(つまり5人のうち4人がドクター)ご一緒させていただきましたが、一人だけドクターではないのに夫はこういうのも全然平気。いつもながらすごいなあと横目で感心して見ています。会話は色々なところに飛ぶのですが、たまたま祖先の話になりました。

そういえば. . . 昔の2012年に23 and Meというグーグル系列の会社で私、自分のDNAを調べてもらったことがあったんです。口腔内の薄膜をチューブで送って、結果がメールで送られてくるタイプ。なんとなくうろ覚えだったので、帰ってきてからもう一度結果をチェックして見ました。

私の祖先の系統:母方ミトコンドリアDNA(ハプロタイプ)D4q

このミトコンドリアDNAですが、母から母への遺伝情報です(受精卵のミトコンドリアは、全て母親の卵子に含まれていたミトコンドリアだからです)。

日本は約10種類くらいの系統ミックスでできている国民になるのですが、Dは一番多いタイプ。下の図のようにD=水色が多いのがわかりますね。日本と韓国はすごく似通っていることがこれでよくわかります。続いて、モンゴル人、中国人。ベトナム人やフィリピン人とはかなり異なっているので、これも納得。

ホモサピエンスはアフリカ発祥なので、元を辿っていけば全部アフリカに行き着くのですが、こうやって下の図のように枝分かれしているのが系統になります。私の属するD4はアフリカから南回りでインド→中国→韓国→日本にたどり着いている大陸人です、もしくはモンゴル経由か。

私はD4

D4は日本に元々長くいたと考えられるアイヌ(G) や縄文人(BやMなど)とは異なる系列ということになるのです。

DNA検査では最近、チンギスハンが無茶苦茶していた時に、制覇した国々の男たちを皆殺しにしたので、チンギスハン(とその兄弟)と思われる似通ったのY染色体の散らばりが中央アジア周辺に広範囲で認められたり、南アメリカ大陸に進出したスペインの先住民乗っ取りで、やはり南アメリカにはヨーロッパのDNAが濃かったりすることがわかっているそうです。しかし日本は違った。私の祖先のような大陸からやってきてものたちが、先住民縄文人を皆殺しにすることなく、緩やかに仲良く混じり合っていった傾向があり、近代史でもそういった日本乗っ取りがなかったのはDNAにも反映されているらしいです。日本が平和なのはもうDNAの遺伝子レベルという話。

DNAを調べてくれる会社は色々ありますが、23 and Meの場合はさらに細かく掘り下げてくれて、私はD4でもD4qというサブタイプ。

そして文献までつけてくれます。

このD4qですが、Dirang Monpa, Toto, Shertukpenというブータン周辺の部族に集中しているのがわかっています。

どんな部族なのかとgoogleで検索してみると、こんな感じ

Monpa
Toto
Shertukpen
私(モンゴル顔、いやShertukpenか)

ブータンでの暮らし、想像できるかも!やっぱり山が好きだったのかしら、結構性に合ってそうだと一人で納得。

ちなみに、サクラマスさんはZ !?!? すごく珍しくないですか?



いつもありがとうございます。このnoteまだまだ続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。