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No.4 香木|詩

自分ではそれとは知らず
周りにくゆる この香煙
思わせぶりとかずるいとか
好きに言われて途方に暮れて

目立たぬように匂わぬように
いつしか色香を封印し
身を固める この苦痛

何度身体を洗おうと
帯できつく締めようと
漏れ出づるらんこの香気
いっそ縛りをするりと解いて
全てをさらけてしまおうか

まとうこの香を振りまいて
皆にロマンを届けましょう
夢と 希望と 喜びを
躍動と 煌めきと 可能性を

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