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SCRUM, LEANの本を読んで実践して- 感想

はじめに

このnoteは何かを学べるものでは有りません。右も左もわからない中で実践して混乱して理解した、途中の感想をとても短い文字数で表現して見たものです。

1社目、古い世代のGitも知らない自社開発
2社目、1, 2人開発案件がメインの小さな受託開発
3社目、右も左も分からないスタートアップ

この記事を書いている本人は今でも右往左往しながら仕事をしていますが、本記事はスタートアップのプロダクト開発メンバーが読んでおくといいと思う2冊を読んで実践した1年間の感想です。

SCRUM BOOT CAMPを読んで

●この本を読む前の私
アジャイル?スクラム?なんかウォーターフォールとの対比みたいな感じで語られてるのは知ってるけど、私の居た開発チームではそんなのやらずに開発回ってたからあんまり調べてないな〜。

●この本を読んだ後の私
タイムボックスを守ろう!スクラムイベントのそれぞれの目的を明確にしよう!一人一人がスプリントのゴールを認識して、毎日進捗を管理しよう!コミュニケーションの粒度を細かくしよう!etc…

この本はスクラムの入門書でしたが、それでもコレを読んでからはスクラムイベントの意図やコミュニケーションすべきタイミングや粒度、タイムボックスを守る重要さについてやっと分かりました。

また、一人一人がスプリントのゴールを認識した上でスクラムを回すものであると認識してから、技術的に精度を高めたいための実装や、不要な作業時間を減らす事ができ、目的に向かってより真っ直ぐ進めるようになったと思います。

RUNNING LEANを読んで

●この本を読む前の私
MVP?リーンキャンバス?よくわからんけど必要最小限の構成で作ればいいんでしょ?じゃあ、この機能要らなくね?その運用フロー要らなくね?とにかく削ればいいんでしょ?

●この本を読んだ後の私
LEANは「無駄がない」や「リソースが乏しい」って意味なんだね。実際の市場で実験をしていないプロダクトや事業計画書を必死に作り込むってよく考えると凄い博打だったんだ!計画の最もリスクの高い部分ってなんだろう?よし、リーンキャンバスに起こしてみよう!課題に重点を追いて素早く書けばいいんだな!そしてコレは何度もアップデートしていくものなんだ!

まず、何のデータも取らずにプロダクトを作り込む事がどれだけ危険な行為かを理解しました。その次にリーンキャンバスを何度も書いてみる事で、最も解像度の高まっていない部分がわかったり、知るべき事や不安要素を発見する事ができる様になりました。

そして、顧客セグメントを明確にイメージできる事がどれだけ重要なのかも分かりました。その顧客セグメントは一体何を求めていいるのか?その顧客はどんな時にそのソリューションを使いたいのか?

早く・小さく反復する。
スタートアップは一つの指標にしか集中できない。
学習に必要な最も小さいことをやる。

まだまだLEANについては実践が足りないのでまとめたりはできませんが、この本を机の横に追いて辞書代わりに今後も読んで行きたいと思って居ます。

アナリティクスを見る(プラスアルファ)

今までコードを書いて開発している中で、Google Analyticsなどの計測分析ツールをまともに使った事が有りませんでした。これはtoB向けサービスの開発やちょっと古めかしい会社で開発してきた私の経験がそうさせて居たのですが、今回スタートアップ企業でtoC向けのサービス開発を行い、アナリティクスで計測分析を行い、そのデータを元に何を学習してどうやって事業進捗を出すのかを初めて考えるようになりました。

→仮説(アイデア)
→学習したいこと
→開発・実行
→使ってもらう
→計測する(アナリティクス)
→分析する(アナリティクス)
→学習する
→仮説(アイデア)

上記のようなサイクルをプロダクト開発は小さく素早く回して行くもので有ることを知って、計測や分析、学習して次にどうするか、開発して何を学習したいのか、そして良いデータを取るために実際に使ってもらう必要が有ることなどを始めて理解しました。

この経験はとても私にとって有意義なものです。

ちなみに、Google Analyticsだけでは無くAmplitudeも併用して使うと、BigQueryでSQL書いたり、Google Data Portalでグラフ化する手間を掛けずにデータを分析できるのでおすすめです。

あとがき

素晴らしい技術にフォーカスするのもいいですが、技術や専門知識は必要な目的毎に分布しており、何を極めれば偉いとかでは無いんだろうな〜と素朴に思いました。

つい最近も開発以外の部分で発生した大きな障壁を乗り越えるべく、GWの連休中に読んだ本や様々な情報を元に右往左往して休み明けに実験を試みる予定です。

スタートアップで働いて色んな知らない事を知りました。
私は良い経験だと思ってます。

1996年生まれの渋谷周辺で働くwebエンジニアです。鉄道業界に居たり営業マンをやったりとフラフラしていたおかげで血縁者には心配されていますが、誰にも理解されなくとも高校3年生の時に思い描いた設計図の通りの行動を貫き通す変人です。どうもよろしくお願いします。