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人との良い関わりの中で、居心地の良い場所をつくる | 社員インタビュー

今回のHuber社員インタビューでは、『SBO (人事労務総務)』の原﨑健太郎にお話を伺います!
福岡県の出身で、Huberでも色々なドラマを持つ健太郎のこれまでを赤裸々に語ってもらいました。

Huberでは、「攻めの時は一緒に駆け上がるチーム」という意味を込め、人事や労務を担うチームを「サイドバックオフィス(SBO)」と呼んでいます。
人事労務総務を担当してくれていますが、他にもオフィス移転やオフィス利用規則の作成、身の回り品の用意や書類整理に管理、経理や勤怠経費精算と、業務は様々。
週1回の朝会や年1回の全社会ではコンテンツを用意してくれ、また社員が規則違反をしたり経費に問題があったりしたときは正してくれる。本当に頼りになる、皆のお母さんのような部署。
健太郎はそのSBOにおいて、コミュニケーションで誰もが一目置く存在です!

今回は本社の屋上で、普段話す時の感覚そのままに健太郎にインタビューをしました。
すごく繊細な所があって周りの人の感情に影響を受けやすいからこそ、逆に自分が周りに心配をかけないようにと色々抱えがちな健太郎。
そんな彼と長く時を共にしてきた私にも、新たな発見を得る機会になりました!

気づいたら入っていた。でもすぐ離脱してしまった。波乱のファーストコンタクト!

━━本社勤務になって、逗子に引っ越してきたね。関東に住むのは初めてなんだっけ。今の生活はどんな感じ?
逗子は良いね!逗子と鎌倉の往復生活だから、関東に住んでいるって感じはあんまりないけどね 笑
でも、実家の福岡に近い感じはあるな。海も近いし、街の規模も丁度良くて。散歩したいと思える街っていうのは大事だな。「これから友だちや、行きつけの店が増えていきそうだな」って思えるような街だよね。

関東生活は厳密に言うと初めてではなくて、以前に働いていた会社で原宿のオフィスに寝泊まりさせてもらっていたことがあるね。2ヶ月程度だけど。その時は全然余裕が無くて、関東のことはほとんど知れなかったけどね。

━━そうなんだ!Huberを知ったのはその原宿に住んでた頃なんだっけ?
そう!その会社でインターンをしていた時は、Airbnbさんとかが盛り上がっていた時期で。自分たちも民泊エキスポみたいな催しにブースを出展したことがあるんだよね。
そこにお客さんとして来ていたのが、当時のHuberの役員の方だったんだ。

そこでお聞きしたHuberの活動はシンプルに楽しそうだなと思った!「この会社のこともっと知りたい!」って思って、飲みに連れて行ってもらったり、当時の本社に顔を出したりして。
そして、だんだんHuberが気に入って、ストレートに「ここで働きたいです!」って伝えた覚えがあるね 笑

前職のインターン時代

━━人の縁だねぇ。Huberっぽいエピソード。でも、何が決め手だったの?
正直言うと、なんでか覚えてない 笑
今も理事としてやっているNPOのask me!が、その頃のHuberのトモダチガイド事業に似ていて、ビジョンに共感したのかな。

入社する時も、具体的に自分が何をやるかという話はしていなかったのよ。Huberとしてはコミュニティを作りたかったであろう時期なので、そこでask me!と繋がりたかったという意図があったのかも。
Huberのメンバーもask me!の活動に参加してくれたりしてたし。そういう交流を通して、働きたいと思ったんだと思う。
今考えると、もっとちゃんとコミュニケーションを取ってから参加するべきだったんだろうね。

ask me!とは、主に外国人観光客を対象とした道案内ボランティア。“困っている人がいたらすぐそばに手を差し伸べる人がいる​“そんな世の中を目指し、道案内だけに限らず、写真を撮ったりオススメのお店や場所を教えるなど、様々なお困りごとに幅広く対応。

━━勢いで決めたんだね。入ってからはどんな仕事をしてたの?
九州に行ってコミュニティをつくりながら、Huberの新たな拠点を立ち上げるってことだけは決まってたの。
で、当時同じく関東のコミュニティマネージャしていたメンバーの元で仕事を覚えて。各大学のインターン生がそれぞれのエリアのコミュニティを作ろうとしていたんだけど、マネージャはそのとりまとめね。

その後すぐに九州に行ったんだけど、もう全然ダメ。自分主導でのコミュニティの立ち上げとか、そもそも働き方はどうすれば良いかとか、全然わからなかった。
それで、挫折しちゃったんだよね。
恥ずかしい話、とにかくそこから"逃げたい!"ってことしか考えられなくなっちゃってさ…

その時は家も決めてなかったんだよ。転勤したのに。生活環境を整えることもできなかった。なのに仕事にも追われて。精神的に参っちゃった。それで、離脱したんだ。

━━それが7年前くらいの話だね。俺もまだHuberには居なかったな。話せるなら、詳しく聞いても良い?
大丈夫、もう話せるよ。
離脱というか、会社に何も告げずに失踪して、いわゆる”飛んだ”状態。誰とも連絡が取れない精神状態だったんだ。記憶も曖昧なんだよ。

その後、謝りに行ったんだけど、上司は「会社の体制が全然出来ていなかったし、会社の責任だよ。だけど、自身の周りの人や家族に迷惑をかけたことだけは自分で反省しなさい」って言ってくれたんだよね。そして、「続けられるなら戻ってきて欲しい」とも言ってもらって。
とても申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど、同時に「こんな自分も受け入れてくれるのか」と正直少し驚きもあったかな。

後から聞いた話だけど、「Huberは世界中を友だちにすることをビジョンに掲げた会社なのに、ここで健太郎みたいな人間を見捨てるようだったら、そんなビジョンは達成できない」という話になっていたらしい。すごい会社だよね。
だけど、その時は結局、メンタルが回復せずで。戻れなかったんだよね。

━━大変な経験をしたんだね。会社のことさえちゃんと知れていないような状態で新規リモートエリアの責任を背負うなんて、想像するだけでも恐ろしい状況だ。
実はそれがアメリカの大学の夏休み期間で、つまり一時帰国中だったんだ。そこでHuberと出会い、アメリカに戻らずに働きはじめた。
そんな感じだから中退したも同然だった。キャリアデザインとか考えたらボロボロだよね。
そういう将来の不安も押し寄せてきて。離脱してから最初の数ヶ月は社会復帰できなかった。

このままではいけないと、仕事を1ヶ月くらいやった。人と関わらなくてもできる夜勤の仕事。午前1時から5時で。
それでなんとか気持ち的にも復帰してきて、今度は留学する時に助けてくれていた恩人に助けを求めて。そうしたら経営者の方を紹介してもらって、その方の元で働かせてもらったんだ。

その方は事情を知った上で、「うちで色々な経験をしたらいい」と言ってくれたんだよね。2年半くらい色々な仕事をした。
モデル事務所で、若手が食い扶持を稼げる飲食店事業やイベント事業もあるような会社。飲食店立ち上げでDIYで店舗を作ったり、イベントMCもやらせてもらう機会があったね。
本当に色々な経験をさせてもらって前の会社の方々には心から感謝してるよ!

で、Barやイベントで外国人のお客さんと触れ合うときに、楽しさを感じたし、自分の強みを再認識したなー。また、インバウンド関連の仕事をしたいなと思った。
バイトみたいな形態で働いていたので、長くは働けないと判ってもいたしね。

Barでの交流

━━またしてもご縁があったんだね。それで、外国人との交流に対する思いからHuberに戻ってくることになるんだね。それが4年前くらいか。
その思いをもったこともあるけど、自分がやりきれなかったという不完全燃焼の思いや後悔、トラウマを抱えていたのでモヤモヤしていたのも大きいね。だから、最初に会ったHuberの役員の方に今後の相談をお願いしたんだ。

そこで、「トラウマの克服は、トラウマを抱えた時と同じような状況において、それを乗り越える経験をするとかしないとなかなかできないのかもしれない」という話になって。それで戻ってきた。リベンジするために。
それにしても、1度飛んだのにまた受け入れてくれたのは凄いと思う。

繊細な自分にとって居心地の良い場所を創るため、全員をハッピーにする。

━━Huberでのリベンジを決意した健太郎。その後は京都の観光案内所の店長をしたり、地域プロデュース事業部で奈良や山陰地方に行ったりと色々あったね。今はSBOだけど、どんな事をしているの?
人事周りや、関連する労務関連の仕事に携わっているね。とりわけ、採用と研修、組織運営がメイン。組織運営は例えば、週1回やっている朝会の設計や、全社会の企画だね。

僕は、自分が関わった人たちが楽しそうにしているのを見るのにやりがいを感じてて。採用だったら募集目標数を達成するのももちろん良いけど、新しく参加したメンバーがそれぞれのポジションで上手くやれているのを見ると良い気持ちになる。

組織運営でも、自分の企画で人々が交流して、楽しかったという感想を聞くのは報われる。明確な目標はまだないが、抽象的なところでは、今の社員やこれからの仲間が「ほんと楽しいな」と思いながら仕事をしてもらうこと、そしてマイナスな理由で辞める人を無くして行きたいとも思ってるよ。

京都の観光案内所店長時代

━━メンバーを幸せにして自分も幸せになる、良いね!これまでで印象に残ったプロジェクトや成果については何か聞かせてもらえる?
最近の話だけど、全社会はやっぱりやって良かったと感じる。これまで全社会に参加したことがなかった九州の観光案内所メンバーの話があってね。
その子はこれまでの全社会の様子を聞いた時に気がかりを持ったみたいで。というのも、大勢で集まってワークショップをしたり、全体の前で発言の機会があることに苦手意識を持っているんだって。だから今回の全社会の前も緊張していたみたい。

それを聞いて、そう感じているメンバーも楽しめるような会にしたいと思っていたんだ。だからチーム内で、「今回は思いっきり楽しい方向に舵を切りたい」と提案して。

━━今回の全社会は良かったよね!楽しい方向に振り切っていたのに、それでも事業的な側面で獲得したことが多くて、良い企画だったなって思ったよ。
その子も、当日はとても楽しそうにしている感じだったと思ってる!後日、別のメンバーから「その子が楽しかったって言ってたよ」という連絡を受けて、とても良かったと思った。

全社会での1コマ

━━素晴らしい成果だね。そういう企画をする時とか、何か心がけていることはある?
そうだね、僕は「自分一人で抱えられることには限界がある」というのを身をもって知っているわけじゃん。それでも、自分ではどんな小さな声も拾えるようにしていきたいと思っている。
会社では、経営と皆の声の間で揺れることがあるよね。その時、「経営判断だから」という理由で、声を黙殺することはしたくないんだ。

HeadcountとHeartcountっていう話をしたことがあったよね。頭数と心数。
Huberに居るのは20人ほどの社員。頭数で言えばそれは20という量なんだけど、そうではなくて。
ここにこういう性格のれお君が居て、ああいうことをしてきた俺が居て。そうやって名前を挙げていって総勢20名。この感覚を大事にしたい。

心構えとしては、皆と距離が近い人事でありたいんだよね。
なんとなく、人事には怖いイメージというか、自分を評価してくる人というイメージがある気がするじゃん。実際そうではないし、いつでも相談に乗れる人になれるようにしたい。

チームで出た課題は必ずしもチームだけで解決できない。
その時、隣に立って話を聞いてあげられる存在でありたいね。

━━立派だわ。俺も健太郎のそういう個々と向き合った姿勢を尊敬しているし、それがもたらした良い話もよく聞くよ。その根本にあるのってどういう価値観なのかな。誰かの影響なの?
特定の誰かというのはないかな。自己満足の世界になると思うが、自分が一番居心地が良い場所は、周りの人に認められたり、好かれている空間なんだよね。

このベースがあるときに、自分に好意を寄せてもらうためには、皆がそれぞれハッピーでなければならない。博愛の心や寛容さといった暖かさが自分に最終的に帰ってきて、居心地の良い場所がつくれたらと思っている。

"繊細さん"な気質があるので、自分と誰かだけでなく、誰かと誰かの諍い、あるいはなんとなくの空気の悪さというのにとても敏感で。すぐ影響されて自分も落ち込んじゃう。そういう場所をなるべく避けたいという思いから来ているんだと思う。

━━その心遣いは実務での信頼にも繋がっていると思うよ。そういう部分も踏まえて、他の社員やこれから参加するであろうメンバーにアドバイスするとしたらどんな感じになるかな。
アドバイスねー。誰かにというよりは自分の向けて、という感じになりそうだね。
これは良い意味でだけど、会社を利用するという感覚を持っているのは良いと思う。「会社のため」とか「誰のため」とあんまり思わなくて良いんじゃないかなと。

自分のために何をやりたいか、自分が幸せを感じるのはどういう場所で何をしている時なのか。それがあるから今これをやっているんだろうなと自分は感じている。
自分にとってのそれをHuberで見つければ良い。

自分が輝ける場所、自分が幸せに感じる瞬間をHuberで見つけてほしい。そのサポートを、人事としてやりたいな。得意で助け苦手で頼るというメッセージを発しているこのHuberという会社も、そういうスタンスであると信じているよ。
だから、自分は何がしたいのかをどんどん言って欲しいかな。

━━自分のため、ね!日本だと軽視されがちな気がするけど、とても大事な考え方だよね。そんな健太郎に最後の質問です。
で、YouはHuberで何するの?
やっぱり、人で課題を抱えるって多いと思うんだよね。それはどんな会社でもそうで、ヒト・モノ・カネって言うけど根幹はヒトで。絶えることの無い問題でもあると思う。

今後もそういう課題に向き合っていきたいし、ビジネスチャンスもあるはず。将来的には独立したい。フリーの人事。それに向けてできることをHuberでやっていきたい。
独立して、Huber以外の会社でも人の課題を解決することに携わっていきたいな。そして独立後も、Huberには関わり続けたいな。

日本語専門学校で旅行・観光業に就きたい留学生に向けての授業。観光案内所連携事業にて。

━━自分と周り、周りと周り同士の関係を良好にして、その環を拡げていきたいと。野心家だね!でも、無理せずね!さっき自分で言っていたけど、自分がどうしたいっていうのは我慢せず発信していって。
そうだね 笑
漫画・アニメの鑑賞が好きで、仕事などで頭の中にぐるぐるしているものを忘れ、その世界に没頭できるのが好きなんだけど。これが趣味になったのって大人になってからなんだよね。
これはリラックスするためというか、ストレス発散なのかも。

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【編集後記】
これからHuberに関わる人々と最初に接する部署であり、我々社員やスタッフの社内コミュニケーションを円滑にする施策を実施してくれるSBO。いつもHuberの潤滑剤になってくれています。
健太郎も採用面接を担当していますが、面談を受けた人からさえも彼の態度について好評を聞くことがあります。
面接の短時間でそんな関係を築いてくれる健太郎。
そんな健太郎に甘えてしまうことがありますが、自分たちもその姿勢を見習って、より人の気持ちを考えられるようになれば、組織の雰囲気は更に良くなっていくと思いました。
彼が安心して採用やチームビルディングを行えるよう、受け皿であるHuberの個人個人も良好なコミュニケーションを心がけていきたいですね。
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