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ノマドは観光客ではない

前回のNoteへの投稿につづき
今回も、クラウドファウンディング他でご購入いただいた方向けのTANEHUB レポートのオンライン説明補足第二回から出てきた質問。

沖さん:
海外NOMADの受け入れを、行政側に打ち出す時「日本は滞在費が高い」というのを言うとNOMADの受け入れをするためには『価格を下げる』ことが第一前提になると響きやすいんです。あまり印象がよくないみたいなんですが、、、

MOE:
アジアを中心に生活をしている外国人・日本人ノマドがなぜ日本を滞在地にあげないのか、、、
答えはひとつ「すごく高い」からです。
安い値段だけを打ち出せばいいというネガティブな考え方ではなくて、値段以外の要素は全てパーフェクトなのに、値段だけがネックで来れない・居れないっていうのが正しい説明だと思います。
文化、自然、人、ご飯、アクティビティ、温泉、歴史的建物などなど あげればキリがない程、 日本は魅力がいっぱいで、少し高くても居たいけど、高すぎて一週間か10日程度しかいれないのが現実なんです。

沖さん:
安い旅行を求める=質のあまりいい観光客ではない
という印象もあるようでどうしたらいいですか?

MOE:
まず「ノマドは観光客ではない、住みにくる人たちである」ことを理解してもらいたいと思います。住むというと大げさかもしれないですが、地元のコミュニティにコミットして、そこに参加したいと思って来る人たちであるというのを分かってもらいたいです。

日本は長期間の休暇制度がないので、外からの人を長期滞在で受け入れてくれる環境が全然整っていない。1泊1人料金で滞在する2泊3日の観光客と同じ生活を1ヶ月毎日なんて続けられないんです。

そして、ノマドのように中長期滞在で住みに来たい人がいる。っていう新しいマーケットがある事をまずは理解してもらいたいと思います。そして、その人口はどんどん増えてきている。彼らは来て、地元のいいところをいっぱい味わってくれたら、毎年帰ってくる可能性もすごく高いんです。SNSで地元のために情報を日常的に発信してくれます。なんてメリットがいっぱいなんでしょう!実際にインフルエンサーとして情報を発信している人も中には結構いて、いつも旅をし続けている彼らは旅のプロであり、旅の情報を発信し続けているからこそ、旅情報の発信元にもなっているんですよね。
その情報をもとに一般の観光客がきてくれるっていうのも自然と考えられますよね。
というのを理解していただければ、中長期滞在者を一泊滞在者とは違う値段で安く受け入れる体制を整えないなんてもったいないと思ってもらえるといいんですが。

沖さん:
インフルエンサーが来たらどれだけ数字が伸びたか教えて欲しいって言われると思うんですが

MOE:
インフルエンサーとしてではないが、MOEがTANEHUBをやり始めたら、どれだけの人が集まり何が起きるかというのがいいレポートになるといいですね。来春の本格始動でさらに数字を明確に出せるといいんですが、、(MOEは数字苦手なんですよね 笑。がんばります)

ただ、地方の情報の少なさはグーグル検索をかければわかると思います。とくに英語での情報は本当に乏しい。最近はただの観光だけではなく、地元だからこそできる体験を求めて旅をしている人が世界中に多いので、ノマドからの生きた情報は必ず観光客を連れてくるはずです。その結果を見せる数字を結果としてハッキリ出すのは難しいそうですけどね。

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外と中をわかってる人は、中の人以上に中のことを説明できる。

私はタイに9年住み、タイ人よりもタイの事を興味深く外国人に説明できる。外の人のマーケティングは外の人に任せるのがいい。

外者だからできる何かを発信するのに中長期滞在するノマドは最適なんです!これを利用しない手はないよね。CoGivingだー!TANEHUBが地元にGiveできるコトの一つ。